京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風ふわふわ日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

焦らない・・・

2009-11-06 23:25:00 | インポート

今日は秋のローズセミナー第2回目に参加してきました。

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今回のお題は「良い大苗の選び方」

これから市場に出回る「大苗」と呼ばれるものは葉っぱもついておらずもちろん花もついていないので

薔薇好き以外の人がみたら「いったいなんなの?」と思うほどなんの魅力も感じないただの

「苗」にしか見えません。

ところがこの時期に出回る「大苗」こそが株がしっかりとしていて初心者でもとても扱いやすい

のだそうです。

今日の小山内さんは更にトークが絶好調でたくさんのお笑いを交えながら良い株の選び方に

ついて・・・そしていつものように薔薇になりきっていろんな楽しいお話しを聴かせてくださいました。

芸人並みにトークがお上手なので、途中生徒の皆さんから拍手がでたほどでした。

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ローズオプティミスト       カフェラテ        ラフランス

てんてんはまだ大苗は購入したことがないのですが、うちにある薔薇達をみていると

なかなかいい苗が揃っていることに感激!!

自分では「この枝はかなり古くて弱っているのかなぁ~」と勝手に判断していた枝は古くなって

いるのではなく、しっかりとした「木」になっていることがわかって一安心でした。

ここでてんてんの未熟者話を大暴露させてくださいませ。

昨年2鉢の薔薇育てをはじめなかなか上手に育ったことに気をよくしたてんてんは

今年の春になんと○○鉢の薔薇苗を一気買いしたのでした。

秋まで順調に育っていた数々の薔薇達・・・。

毎日お庭の薔薇達を見るのが楽しみな日々を送っておりました。

ところが!!先日の台風の時のことです。

ある薔薇の本に「枝が折れないように鉢にをねかせておけばよい」と書かれてあったことを思い出し、

大きく順調に育ったツル薔薇・・・「ピエールドゥロンサール」&「ブランピエールドゥロンサール」

が台風で折れないように2鉢とも地面に寝かせたのでした。

まだ誘引の仕方などを習っていなかったので、とりあえずは四方八方に大きく伸びた枝を

どのようにすればよいかわからなかったので地面に寝かせる方法が一番簡単で良いと判断したのでした。

台風が過ぎ去り、どの薔薇も無事傷つくことなく事なきを得たのでした。

ところがそれが数日後、その大きなツルバラのほぼ全体が「黒点病」という病気にかかって

しまったのでした。

そしてそのツルバラの下に並べてある他の木立性の薔薇達にも一気に黒点病が伝染してしまい

みるみるうちに葉っぱに黒い斑点がたくさんたくさんできてしまったのでした。

あ゛~~~~あ゛~~~~~~~~!!!!    

てんてん・・・ゲ・キ・チ・ン 

こんだけ大切に育ててきたのに・・・あっという間にこんな病気にかかってしまうなんて・・・

真っ黒の斑点をみつめていると、ほんとうに切なくて切なくて・・・・なってこったぁ~~としばし

間悶々とした日々が続きました。かなり凹みまくりました。

そう・・・未熟者てん吉はたった1回の大失敗で「もうイヤヤ~!」となげやりになってしまったのです。

それから通日が経ちました・・・

その黒点病にかかってしまった薔薇達の蕾が開きはじめたのでした。

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デイオルサン (てんてんがお庭で一番好きな薔薇)

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フランスアンフォ

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シュシュ

どの薔薇達もまるで自分が病気にかかっていることなんて全く気にしていないかのように

気高く、美しく、凛とした姿を見せてくれたのでした。

香りもほんとうに素晴らしいのです。

なんだかその薔薇の花の姿を見ててんてんは自分のおバカさかげんが笑えてきました。

たった1度の失敗でこんな意気消沈して投げやりになってしまうなんて・・・。

そう・・・てんてんの生き方のパターンなんです。

ガァ~~~~~~~~!!って一気にのめりこんで

さぁ~~~~~~~~~って一気にひいていく・・・

唯一アロマだけはどれだけいろんなことがあっても13年全く冷めることなく続いているのですけどね・・・。

実はこの秋、新しく4種類の大苗を迎える予定でした。

でもこのまま新しい苗を迎えても今のお庭の状況ではその子達さえもすぐに病気にかかって

しまいます。

今は新しい品種の子をどんどん増やすことよりも今現在お家にいてくれる子達ともう一度丁

寧にむきあって大切に育ててみよう・・・と・・・。

今日のローズセミナーで小山内さんに現状をお伝えして対処法を教えていただくことができました。

小山内さんの一番大切にされていることは「薔薇と遊ぶ」ということだそうです。

てんてんは薔薇と遊ぶどころかやっぱり薔薇と格闘しておりました。

なんだか必死でにらめっこしていたように思います。

小山内さんはニコニコ笑いながらさらっと仰いました。

「僕のうしろにはたくさんの薔薇の亡霊がついているからね~。よくもこんなふうにしやがって~~ってな具合でね・・。

と・・・。

20年間薔薇と遊んでこられた小山内さんもたくさんの失敗?・・・というか体験をされてきたのでしょうね・・・。

もっともっと肩の力をぬいて、てんてんも薔薇と遊んでみたいと思います。

そういえば・・・最近何人かの生徒さん達にお伝えしていた言葉でした。

ホリスティックアロマセラピーを学ぶようになりますと本当に様々なことを学んでいくので

最初は「すご~い!すご~い!」とただただうれしくて元気にスクールに通ってきてくださるのですが、

少し時間が経つと、学んだことがなかなか実践できない自分に苛立ったり、できない自分を

責め始めたりして自分で自分を追い詰めて気がつくとヘトヘトに疲れてしまっている・・・という

ことがあるのです。

「愛と幸せをはぐくむアロマセラピー」のはずがいつのまにか「苦しみをはぐくむアロマセラピー」になって

いらっしゃる方もチラ・・ホラ・・とお見かけすることがあります。

「アロマセラピーは「愛と幸せをはぐくむお手伝い」をしてくれるものなのです。

本来とっても心地よいもののはずなのです。

ですから「心地よくないこと・・・」はしなくていいのです~~。

がんばりすぎなくていいのです~~。

焦らないで・・・がんばりすぎたなぁ~~と思ったら少しペースを落として・・・自分の心と身体に

耳を傾け・・・ちょっと休んで・・・そしてまたゆっくり歩きだせばいいのですよ・・・。

そう・・・いくらペースを落としても・・・ゆっくりしても・・・みなさんの魂は「ここぞ!!」という時には

しっかりと目覚めてくれますから・・・大丈夫ですよ~。」

・・・・と何人かの生徒さん達にお話させていただいたてんてんこそが・・・

この言葉・・・本当に必要だったようです。

真っ黒な黒点病にかかりながらも全く動じず美しく咲く生命力溢れる薔薇達をみていると

人間の魂と重なって見えたのでした。

人間も様々な病にかかったり、また間違いを起こしたり、大失敗したりどんなにいっけんひどい

状態になったとしても、例えどんなに闇にまみれても人間の魂はいつも・・・気高く・・・美しく

熱く輝き続けているのだと・・・。

人間の心というのは時にとても弱いけれど、でも魂はどんなことがあろうとも・・・決して

あきらめることなく自分の一番近くでいつも凛と見守り続けてくれているのだろうなぁ~~って・・・。

それが人間が持つ本来の生命力というものなんだろなぁ~って・・・。

そう思うと・・・魂の熱い想いに答えたい・・・。魂の想いにしっかりと沿ってあげたいなぁ・・・

いろんなことがあるけれど・・・負けないで・・・転んでも転んでも立ち上がって・・・微笑んで・・・

生きていきたいなぁ・・・って・・・。

薔薇育てと・・・自分の生き方のパターンが重なりこの言葉がぽろっとでてまいりました。

焦らず・・・焦らず・・・1歩1歩・・・。

薔薇育ては・・・本来本当は穏やかで・・・優しい時間のはずなのですからね・・・。

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