季節は移ろい、日本の政権も変わり、世の中、様々な出来事が次々と起きては過ぎ、起きては忘れ去られ、めまぐるしさに翻弄されそうな感じがする。
そんな中、酒井法子のうるさすぎる報道も、やっと一段落した様だ。
彼女の犯した罪の大きさ重さを考えると、本人もその周囲の人間もマスコミも、何か事を軽ろんじているのではないかと云う様な気がした。
連日、事態が動いても動かなくてもスポーツ紙、一般紙の一面トップに「のりぴー」という活字が躍る。 のりぴー? のりぴーって愛称、罪を犯した容疑者にどうしてきちんと固有名詞で伝えないのだろうと思った。
例えば小倉優子なら ~ ゆうこりん 保釈はいつ? ~
例えば中川祥子なら ~ しょこたん 保釈金半分? ~
こういう事になるのだろうか。
のりぴー のりぴー で、腹立たしい思いがした。
又、記者かリポーター分からないけれど、保釈後の彼等を追跡する。
何処に帰ろうと住もうと、彼等にもプライバシーは有るのに。
酒井法子の会見、彼女本人も事の重大さを感じていないようだ。
体から薬が消える間の逃亡を図ったり、携帯電話を壊したりの行動は、誰もが思いつかないような悪意ある行動だ。
夫から勧められたとしても、その後はむしろ積極的と思えるほど数年も使用し続けたにもかかわらず〝自分の弱さに負けて〟と云った。
何と戦って負けたというのだろう?情状酌量的理由なんてないどころか、いとも簡単に快楽に溺れただけだと思う。
悔い改めて、二度としないと誓っていたけれど、薬物依存は病気。
けれど、自分の意志で簡単に立ち直れると思っているようだ。
復帰をして恩返しをしたいと思いを新たにしたのだろう。
何だかみんな軽すぎはしないだろうか?
ご時世だろうか?
それにしても酒井法子、若々しい丸い頬をして、大粒の真珠のような涙をはらはらと綺麗にこぼし、商品価値はまだまだ高いと思った。