今は見かけない大根足

2009-11-09 09:52:14 | 出来事
象には悪いんだけれど、親の足は象の足だ。 足首がないので膝から下は全部ふくらはぎ、しかも寄せ豆腐を更に崩した様な、タラタラに柔らかい締まりのない足。  一度もスカートを穿いたことのない可哀想な足。 これは遺伝なのか叔母達もみんな同じ足だ。 幸いなことに私はその遺伝を免れ〝あんた足だけ○○家に似なくて良かったわぁ~〟としみじみ云われたものだ。 それは兎も角、その足の右の甲が赤紫に浮腫になっているのを見つけた。 甲から足首にかけての浮腫で、横から見るとかかとより高く腫れていて、足首ないわ、かかとないわで、取りあえず皮膚科へ連れて行った。

病院は、どの科でも患者は年寄りが多い。 そして家族が付き添わず一人で来ている患者は、意外に元気で話好きだ。 会話を聞いていると面白い、アンタ何処悪いの?から始まって、自分の経緯を一通り説明する〝一回治ったんだけどさ、又痒くなって、あれ、熊の手かい?あれで掻いてるんだけどさ〟 孫の手だっちゅうのっ! 無言でつっこみを入れる私(^_^)  

新患は居ないようで、診るのも早いから回転も速い、混んでいたけれどすぐに親の番に来た。 患部を押しても指の後が付いたまま凹んで戻らない皮膚を差し、整形へ行くように勧められそのまま整形外科へ。 レントゲンを撮ったけれど骨には異常なし「毛細血管が切れたんだね」との事。 患部に触れもせず何の処置もなく投薬もなく、冷やす様にとの指示だけ受けて帰宅した。

甲の腫れは大分ひいたけど、腫れが異動している感じもする、様子見だ。
早く本来の象の足にならないと、何だか落ち着かない。