祭りの後

2016-08-23 05:03:25 | 少しだけスポーツ

早朝に目覚めてテレビのスイッチを入れても、声高な中継も興奮気味の解説も観客の歓声もない。 天気予報 テレビショッピング 静止画面・・・・・・オリンピックも終わった、静かな朝だ。 オリンピックと言うスポーツの祭典は、何処の国の大会でもオープニングとフィナーレの演出が素晴らしくて感動し、イコール平和の祭典だなと思う。 

ロシアのドーピング問題から始まったリオ五輪だったけど、どんな事をしてでも勝つという黒い汚い政治の力は恐ろしいと思った。 以前中国の女子陸上選手たちが「馬軍団」と呼ばれドーピングが問題になったけど、スポーツまで汚す大国は不気味で恐ろしい。 こういう国にとって、スポーツマンシップとかフェアプレーなんて言葉は死語なんだ。 

 リオ五輪も終わってみればメダルラッシュの快進撃だった。 特に柔道は良かった、ずっと思うところがあったから。 バルセロナ五輪で谷亮子が田村亮子で銀メダル、小川直也も銀メダルを取った頃からかな。 田村は悔しいと泣き、小川は仏頂面、心情は分かるけどどうしてそんな態度なの?と思った。 それからずっと銅メダルをとっても笑ったら損するみたいな顔で悔しい残念としか言わない。 銅メダルってとってそんなに価値がないの?と聞きたくなる、それなら三位決定戦を辞退すれば良いと。 勝って、飛び上がって泣いて喜んでそして表彰台での誇らしげな笑顔を見せる他の国の選手達、見ていてとても好感が持てる。 今大会は男子が全階級でメダルを取った、だからかもしれないけれど銅メダルを取った選手の一人が言った「金しか目指していなかった 負けたときモチベーションを無くし辛かった だけど終わった時にメダルが有ると無いとでは全然違うので、三位決定戦で勝ててよかった」素直な言葉。

柔道が世界中に普及して競技人口も増えた、それだけ世界中に日本の指導者がいると言うことだし競技そのものもグローバル化してきた。 それはある意味いい事だと思う。 そんな中で一番でなきゃ駄目、銅メダルくらいで泣いて喜ぶ他の国とは違うって態度、それは奢りじゃないかな。 昔、ヘーシンクと言うオランダの強い選手がいた、彼は精神も武道家だった。 相撲だって今や綱を張るのはモンゴルだ。 柔道はお家芸だからというなら相撲なんてどうするのって事になる、国技だ。 日本は美しい柔道で出来れば誰にも文句を言わせない一本で勝って欲しい。 一本勝ちって本当に綺麗だから。

~オリンピックは参加することに意義がある~ これを死語にしないで欲しい。 水泳の誰だったかな萩野かな?が言ってた言葉が良かった「世界の一流の選手と同じ舞台に立てた事が嬉しい」 オリンピックの基本的精神だと思う。