黄泉の国へ行った人

2013-08-24 19:53:49 | 出来事

極貧の暮らし、両親と角付けに立って娘も歌を唄い生計を立てていた。 娘は藤圭子........貧しい少女時代だったのは知っているけど、父親は浪曲師、母親が瞽女とは知らなった。   昔「はなれ瞽女おりん」という芝居を見たことがあった。 瞽女(ごぜ)盲目の三味線弾きの事。 

彼女はどうしたかったんだろう?   知人たちが孤独だった、寂しいと云っていたと話していたけれど、 自分の家庭を作り家族がいたのに、その中からこぼれてしまったんだろうか。  時に、冷たいと感じるほどの無表情な美しい顔、ハスキーな声を思い出す。 

彼女の歌で一番好きな曲、レコードも持っていた「面影平野」 最近カラオケで思い出したようによく歌っていたから、自殺は衝撃的な出来事だった。  生きたいと思う人の力にはなれるけど、死ぬこと意外考えられなくなった人を救う事などできない。  でも、心の病気は治せたのになぁ~ 

 

面影平野

女ひとりの住まいにしては
私の部屋には色がない
薄いグレーの絨毯の上
赤いお酒をこぼしてみようか
波紋の様に足元に
涙の跡が広がって
酔えないよ 酔えないよ
6畳一間の面影平野 


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2 コメント

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知りませんでしたね (asagao007)
2013-08-25 16:50:36
源氏蛍様

ちょっと身につまされます。 北海道での貧しい幼少時、私も函館で貧しかったので。
  
でも、天が与えてくれた美貌と声だったのに、勿体ない。 心が病んだ時一人ではちょっと治せませんね・・・・
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Unknown (源氏蛍)
2013-08-25 06:49:31
彼女は米国でなく新宿にいたんですね ご冥福をお祈りします
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