令和4年4月8日人生の処方箋
[自分の喜び 他人の喜び 自他ともに喜ぶ喜び]ライン日記
けさは、少し時代をさかのぼります。室町時代の昔でおそれいります。1363年(659年前)世阿弥という能楽者は能楽を大成させた人です。足利義満の絶大な支援を受けたそうです。
世阿弥は能楽論書、花鏡で『我見と離見』を述べています。良い演者と悪い演者がいます。悪い演者は『自分自身(我)が周りを見つめる目すなわち我見』しかありません。かたや良い演者は、自らのからだを離れたところから、自分を客観視する『離見の目』を持っているといっています。
あらゆる方向から、『見る目これを離見の見を持つ』こと。そして、『我見と離見を一致させる』ことが能楽の大事といっています。
時代を超え、御神尊様の天地の道は、世阿弥の限界を示しています。『自分の喜びは、我見』『他人の喜びは、離見』しかしいずれも、『自分自身の心のありよう』です。そして、『自分も他人も共に喜ぶ、喜び』こそ、為に生きる天地の道です。
おそかりし世阿弥。残念なるかな。やります!
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