納得のいかない巣立ち

５羽仲良く？並んでいたツバメ。
我が家で孵ったのは４羽。
い１羽はどこからか舞い込み、ちゃっかり餌にありつこうとしていたようだ。
その１羽のからみなのか？飛べるはずのツバメが飛ばない。
餌をとられたくないためなのか？
それとも自分たちの巣を守るためなのか？
ツバメにきいても答えてはくれず、親ほどの大きさになっても巣の中で常時４～５羽のツバメが上になり下になりモゾモゾと重なりあったり、並んだり。

昨日の夕方は、また５羽がそろって巣の中に入っていた。

今朝、一羽が巣の中で羽を広げたままだらりと動かない。
？？？
どうやら死んでしまったらしい。
まだ飛ぼうとしない３羽がその巣の中にいる。
親が生きた蜻蛉をくわえて子に与える。
餌ほしさに、乗り出す子供達。
その死んでしまったツバメの上に乗り上げて。。。

そのままにしておくわけにもいかず、亭主に死んだツバメをだしてもらう。
そのときに、まだ巣の中にいたツバメは、すんなりととても上手に巣から飛んでいった。
飛べるはずのツバメ達はどうして今まで飛ばなかったのだろうか？
死んでしまったツバメも、自分でとぶことは出来たはずである。
そして本来ならば、自分で餌をとる練習をはじめ、南の国へと移動する練習を始めるはずなのである。
それが、ずっと子供の振りをして親から餌をもらい続ける。
そして、最悪の事態を招く。


親は、自分の子が分かるのか？
それとも他の兄弟のツバメが結託していたのか？
巣の中で我が物顔をしていたように見えたしんでしまったツバメも、
親が自分の子ではないと餌を与えることをしなかったのだろう。
他のツバメにいじめられていたのかもしれない。

人間の世の中でも、当たり前に起こるとこだが、
やはりずるいことを考えると、天罰を喰らうことになるのだろう。
（本当に死んでしまったツバメが、他所からきた子かどうかは実のところ不明ではあるが）


今のまともに働かない若者。
フリーター。
パラサイト。
ネット難民。
・・・
親が必死になっても、それをなんとも感じない子供達。
わが子よりも、自分のパートナーを選ぶ親と名のつく大人。
誰かの真似をすればそれが正しいと錯覚する世の中。
小さなツバメの巣のなかで、
今の人間社会の歪を垣間見たような気がした。




死んでしまったツバメは、庭の隅に埋めてあげました