東袋

今朝の朝焼けは、素晴らしい色を含みながら流れていった。

朝の忙しい時間に、DVDが起動しないことに腹をたてながらアイロンがけをしていた。
ハンカチにアイロンをかけながら『東袋』を思い出した。
押入れの中をごぞごぞやったらやっぱりでてきた東袋。



あれやこれやで２５年ほども前、高校生の頃に作ったもの。




私達の高校では、サブバックは学校指定のもの以外はご法度だった。
紺色の制鞄よりも小さめのビニール製のものだった。
体操服などの荷物の多いときは、サブバックでなくては用を足さなかったが、
お弁当だけをもっていけば良いときは、少々大きすぎ、まして色気もなにもないそのサブバックは嫌なものだった。

サブバック以外のものは校則違反をみなされたのだが、
なぜか古臭い？東袋は可だったのである。
それがわかったとき（卒業生から誰かが聞いてきて、学校側に確認をとったところ発覚した）、お裁縫が得意な子がかわいい布で東袋を作ってきた。
そこから私達の間では東袋が流行りはじめた。

汚れれば洗えばいい。
小さくたためる。
中にお弁当箱だけでも、布なのでその形にそってくれる。
何よりも、校則の厳しかった中で、東袋は唯一の色物であったのである。


エコだ！エコだ！と叫ばれ始めた昨今、手持ちの布やハンカチ等で作ってみたら、オリジナルエコバックとなるのだろう。



と思った今朝のアイロンがけだった。




東袋の作り方はコチラから　↓

http://pyanko.jp/crn/hand/9aduma/9aduma.html