眠れない

時間を逸してしたまった。
疲れ果てているはずなのに、
眠ることが出来ない。

土砂降りの雨音をききながら何をするでもなく窓の外の闇をながめている。


淋しくないですか？
あなたに問うはずの言葉は、自分に向けている言葉。

大丈夫！
きっとそう聞こえるあなたの声は、
私の中の強がり。



壊れそうな自分をただ楽しむ。
そんな芸当のできる強さを人は誰も持ち合わせてはいない。

状況を楽しんでみようとは思えるのかもしれないが。




鉄板を背負っているような背中。
少し意識をずらしてベッドの中で丸くなろう。また今日になる明日がくる。