丁寧に 2008-10-09 17:40:21 | 読書、映画、音楽 『箪笥の引き出し 青木玉』 玉さんのお母様、幸田文さんの生き方にまつわるお着物。 母が娘を思う心。 娘が母を思う心。 お爺様の残したもの。 母の残したもの。 遣いつくすということ。 丁寧に生きる、生活するということ。 華やかに、 質素に、 大切に、 祖母がサーモン色のお召しのお着物を、寒いだろうと丹前にしたてなおしてくれた。 それを、寒い冬の夜、机で居眠りをして電気ストーブで燃やしてしまった。 自分でした粗相だが、とても悲しかった。 燃やしてしまい、火事になりかけて、その反省よりも、 きっと、祖母の心を燃やしてしまったような気がしたのだと思う。 « 復活 | トップ | あなたへ »
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