朝焼けを見るために

神様からの贈り物。一瞬の時。

春夏秋冬

2009-02-14 10:10:38 | 読書、映画、音楽
SION/春夏秋冬



雨があがり、暖かな朝。
春一番は通り過ぎ、凪いだ朝になった。
青空が戻り始め、別の風が吹き始めた。

日が昇り始めた頃、庭に下りると、
ゴーゴーと唸る海鳴りが聞こえた。
まだ海は荒れているのだろう。
やはり台風のような夜だった。


夜の明けない、雨が残る街の中は、
週末のタクシーと、配り始めた朝刊のバイクのライト。
メインの通りから外れれば、吹きつける雨と風が信号の灯さえもあいまいにしていた。

夕べ、味を確かめたオーガニックの白ワイン。



緑のリボンはかけないけれど、郵便受けの中へ。
其処にいてくれる、それだけのあなたに感謝の気持ち。
長い一つの習慣となった。



一言が聞けなかったと、泣きながら電話した遠い日。
いつでもあなたは、変わらない距離を保ちながら其処にいてくれる。


季節も歳月も廻りながら、踏みしめていく今日と言う日。
少しの明日があるから、大事に今日を生きてみる。










雨はあがったけれど、一曲を聴いてしまうだけの時間、海を眺めに行ってみよう。


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1 コメント

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いけなかった (るな)
2009-02-14 20:57:22
時間に追われ、海は今日も遠かった。
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