朝焼けを見るために

神様からの贈り物。一瞬の時。

送信してしまえばそれだけで

2005-04-28 08:15:56 | ラブレター
ほんの小さな心の躓きと、
欠片のような心の礫が、
その大きさに反比例して、
とてつもない重さになる。

その重さに潰されないようにと、
ガツンと踏ん張ろうとする。





『世の中を斜めに見ているからだよ。』


いつだったかのあなたの声を思い出す。




真っ直ぐに、前を見据えて歩こうとすると、
足元の小さな石に躓いてしまう。
躓かないように、下を向いて歩いていると、
いつのまにか越えることの出来そうもない、
大きな巖が目の前に立ちふさがる。



それでも、顎を引いて前を見据えて、
すくっと背筋をのばして、
歩こうとする私が、今はいる。




闇の中で自分の名前を呼ばれる。
沈んでいく
そんな時に、縋り付く糸をさがしている。





闇が明けるころ、
薄れた意識の記憶をたどり、

送信した一文に


その重みが軽減している。




ただそれだけのこと。












それでも




礫は残る

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