じゃんけんで決める

「自分が先に逝くからいいと思わないでね。」
と母の攻撃が父に向く。
ここのところ、何かと言うことろのある父。
そして、入院透析を受けいてるが、復活！かと思えるほど元気になった祖母（父の母）
「私が、るなが先に逝くってこともあるんだからね。そうしたら惨めなもんよぉ。そんなしょたしょたしていられないんだからね。」
まぁ、母の攻撃はと止まるところをしらない。
ついつい調子にのってしまう私。
「残った人は悲惨ね。皆の尻拭いをしていかなくちゃならないからね。」

そんなやり取りが続く。
父は益々小さくなり、眉間に皺をよせて黙っている。
弟は、困ったような顔をしながらも、まだ関係ないような顔をしている。

「今の時代ほんとうに明日が分からないんだから、順番なんてあってないようなものよね。じゃんけんで決めとく？」

もう爆笑の母！


そんなやりとりをできているうちが、幸せなのだろう。



世の中の様々な事件に心が痛む。
普通の生活をすることが、普通でなくなっている世の中になってしまった。