朝焼けを見るために

神様からの贈り物。一瞬の時。

人生は廻る輪のように

2005-09-30 09:55:33 | 読書、映画、音楽
「人生は廻る輪のように : エリザベス・キューブラー・ロス」


『死への医学』
そんな言葉が頭をよぎった。
死へ導くための医学は存在するはずはない。
生きるための、生かすための医学であるはずだから。
でも、エリザベスの生き方、考え方、感じ方、すべてのものを彼女の生い立ちからつづられたこの本を読み進めるほどに、
『死への・・・』
そう感じ捉えてしまった。

いつも、生きているのではなく、生かされているのだと、感じながらそう意識している。
無駄なものはなく、どんなものも、どんな人であれ、生かされている意味があるからこそ、生きているのだと思っている。
その反面において、『死』をいつも意識している。
大袈裟なことではなく、自分の死がいかなものでありたいかと考えているのだ。
自分の意識を最後までちゃんともち、それは自分の死後も保たれるように。
そして、どう死んでいきたいのかと。

エリザベスの、疾走するような生き方はとてもまねはできない。
でも、毎日忙しくすごしているにもかかわらず、自分の生き方のあまさを自問せずにはいられなかった。
無駄に思えることも、決して無駄ではなく、必要とみなされる無駄なのだと思うことにしているが、
ただの言い訳に過ぎないのだ。
まだまだしたいこと、すべきこと、しなくてはならないことがある。それをこなすためには、自分の生きたかのあまさを認識しなくてはならない。

人に平等に与えれれる時間。
人には平等には与えれないであろう、生きていく意味。
そして、人に平等にあたえなくてはいけない、生きている権利と死への道と、なによりの愛。


さて、今私は何をすべきなのか!





エリザベス・キューブラー・ロス
彼女の存在を、私に教えておいてくれた後輩に感謝。
本屋に探しに出かけたときには、出逢えなかったのに、
母の入院中、病院の本屋でであえたことに、感謝。
そして、また自分の生き方を問うチャンスを与えられたことに感謝。

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2 コメント

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Unknown (rolferK)
2005-10-01 00:32:47
お越しいただいてありがとうございます。もう一つの記事をTBさせていただきました。

私も、勿論彼女のようにいきることはできません。が、自分を省みるための拠り所・・であるとも思います。

お母様のご入院・・ご心配ですね。どうぞ日々がより豊かでありますように。
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Unknown (るな)
2005-10-01 16:28:00
こちらこそ、お立ち寄りありがとうございます。



満たされない何かは、

自分の中にあるあまさなのかもしれません。
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