朝焼けを見るために

神様からの贈り物。一瞬の時。

忘れるって忘れること

2011-01-25 17:33:56 | 徒然に
「そういうお年頃よ!。」
にっこり笑って、そうなんでもないことのように言い放ったのは、
ほかでももない、すでに30数年も友達をしている分身(同じ誕生日なので)。

『ドラックストア魔術』
そう、私は呼んでいる。
ドラックストアの駐車場までは、確か買うべきものをしっかりと把握しているのである。
なのに、なのに、一歩はいったとたんに頭の中は真っ白になり、買い物リストはブラックホールへと落ちる。

「だからこれ!お買いものメモ。」
そうなのだ。
だがしかし、そのお買いものメモに書くことすら忘れてしまう。

重症だ!





どんどん積み上がっていく本は、きっと今に住んでいる人間のテリトリーを脅かすこととなるだろう。
要らなくなったものは、どんどん処分できるのだが、なぜか本だけは処分できない。

そして、さらに悪いことに、
読んだ本を忘れるのである。
これには理由があって、一応記憶の片隅にあることはある。
そういう場合も多々あるのだが、何せ家といういれものはゴムのようには伸びてはくれない。
ということは、限られたスペースの中に、できる限りのものを詰めなくてはならない。
そうなると・・・そうなるのである。





もう一度よみたいなぁと思ったとしても、それがどこにあるのか発掘は不可能なのだ。
すると・・・
本屋に立ち入り、物色をしていると、読んだのか読まないのか?それがわからなくなるである。
そういうことです。



「もう、いいんじゃない。」
さらっと分身はいいました。
たぶん彼女からみて、私は十分にしていたということでしょう。
そして、私の変わり?に許せないということなのだと。


普通に、忘れたと思っていたのです。
日々の生活の中で、そのことにはふたをして忘れようと努力を重ねていたのです。

毎晩の習慣のままに、本を持って風呂につかり、その本を読み進めていくうちに、
頭の中がぐわ~~んぐわ~~~ん。
そして、嗚咽が漏れないように、シャワーをだして。。。

記憶というものは消すことは不可能なのかもしれません。
いや、記憶ではなく感情が戻るのです。

忘れたままにしていればいいのに。
忘れるということは、ただ閉じ込めているだけ。



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