
奥 油彩
大人クラス、第1・第3土曜日の京谷です。
あっという間に梅雨明け、カレンダーも8月になりました。
アトリエミオスにて、お教室の見学と研修参加させていただいたのは、5月の終わりだったでしょうか。
生徒さん方、皆さんが生き生きと制作なさっていらしたことに感動し、私も沢山エネルギーを頂戴したことを、今でも良く思い出します。
さて、今回ご紹介させていただくのは、絶え間ない表現の探求と制作を続けていらっしゃる、奥さんの油彩作品3点です。
奥さんは、私のアトリエ参加第1日目から、制作に対しての姿勢やこだわり、これからの作品のことなど・・・とにかく沢山お話をしてくださいました。様々な事柄(日常生活に於いても)の中に、自分の感性を引き出してくれる対象が存在し、それをどのように自分が自覚し、制作に生かしていくのか?あるいは、ただ「感じる」ことこそが重要なのか?
「あれこれ考えすぎたら、それこそ何にも作れなくなっちゃうじゃない?」
と奥さんはおっしゃいました。そうでした!私の悪い癖であります・・・ありがとうございます、奥さん!!
初めてお目にかかった作品から、現在制作中の作品まで、画面の隅々どのエリアにも奥さんの愛情を感じます。
それは何故なのだろう?一体なにが作品に詰め込まれているのだろうか?
今回、制作に集中されていたところをあえてお邪魔し、色々お聞きしてしまいました。
お好きな色のこと、カタチのこと、空間や構図、そしてどういう訳かお話は、道行く人のファッションやご自宅でふとした時に閃いたアイディアのことまで広がって・・・またアトリエ・ミオスへ戻ってきました。
毎回アトリエ窓越しのご自作を、外からまず検索。そして次なる作業へと気持ちを切り替えていく。
大変意識的なんですが、あえて無意識に探求されていらっしゃるのだと思いました。
「探求すること」はとても能動的です。
奥さんの、進化し続ける作品たちは、いつもしっかりこちらと向き合ってくれているように感じます。
「存在を認め合える作品」とも言えるのではないでしょうか。