こちらの写真は、年長対象『小学校受験クラス』の制作風景です。
①一枚の帯状の紙を、折ったり丸めたりして立たせるには、どのような方法があるか試してみましょう。
②お友達の立たせ方を見て、どれが丈夫で倒れなそうか、話してみましょう。
③一枚の帯状の紙を、誰が一番早く高く立たせることができるか競争しましょう。
④今度は7枚の帯状の紙とセロテープを使い、高いタワーを作りましょう。
⑤倒れてしまう子は、原因を考えましょう。
⑥安定している子は、理由を言えるようにしましょう。
⑦お友達の意見を聞き、3枚プラスした合計10枚の帯を使い、更に格好良く倒れにくいタワーにしてください。
かなり薄く弱い画用紙を細長く切って使いましたが、縦に半分に折ったり、筒状にしたりすることにより、長さと強度を併せ持つ材料となります。
下の方を大きく・重く(たくさんの紙を使う)、また足が広がらないように留めることによって、土台がしっかりします。
土台さえうまくいけば、上は多少ヘロヘロでも高さが出しやすくなります。
誰かの真似ではなく、一人一人が自分なりのやり方を導き、このようなオリジナリティー溢れる建築物になりました。子ども達の発想力を引き出すカリキュラムで、受験合格という目先の成果だけではなく、考える楽しさを知ってもらえれば嬉しいです。 小原