急な暑さに耐えきれず、既にクーラーガンガンの軟弱者な大竹です。
そんな私を尻目に、暑さにも負けない元気モリモリの幼児達のクラスでは、版画で自画像を制作しました。見てくださいこの自由でのびのびとした線を!左右非対称な目、ムニっとした唇、まだまだ若い頰に走るほうれい線…これには思わずピカソも嫉妬してしまう出来栄えですね。私も幼児期にやってみたかったなぁと羨ましくなってしまいました笑
鏡をにらめっこしながら、版画用の発泡スチロールの板に鉛筆で溝を入れていきます。柔らかい発砲スチロールを使えば、木版画のように硬い木に彫刻刀を使わずとも、幼児の手で簡単に版を作ることができます。ただし力を入れすぎると貫通してくり抜いてしまうので、穴を開けないように気をつけて線を作ります。間違えても消しゴムで消せないので一発勝負!いつもは目をまん丸に、鼻を三角にと単純な形で描いていますが、今回は唇までリアルな形で描いています。睫毛や眉毛もフサフサです。
版ができたらいよいよ印刷です。インクろローラーで塗ったらバレンで擦り、版を写し取ります。版から和紙を剥がす時はワクワクしますね。和紙にそっくり転写された自画像にみんなビックリ!お家や幼稚園ではなかなか出来ない体験だったのではないでしょうか。