冬に向けて体重が増え続けています。マユカです!健康な証拠だと開き直っています。さて、本日は中学生立体紹介シリーズ第三弾です!
暁希 中1 紙粘土・水彩絵具
それでは暁希から!エリマキトカゲをベースに、様々な模様が入ったオリジナルの生き物を制作しました。パラボラアンテナのようなエリに付いた細かい模様は鱗感があり、背中の模様はトラのようです。目にはビー玉を埋め込み、ぎょろっとさせることで迫力を一層増しています。大きく開いた口の中は、かなりリアルに塗られており、生々しい血色を感じさせてくれる上、口の周りが黒く縁どられていることでその赤さが一層映えていますね。
色々な動物の要素が入ったキメラのような生き物ですが、この生き物の生態はいったいどんなものなのでしょうか。顔の周りのエリはおそらく獲物を探すためにあるのでしょう。2本に分かれたしっぽは体の色とは違い赤くなっているため、獲物を捕らえる毒針のようにも見えてきます。どっしりとした四肢で地面を踏みしめているポーズと、大きな声で鳴いているような表情はとても迫力があり、もしも自分がこの生き物に食べられてしまう側だったらと考えると怖くなりますね!
遼 中1 紙粘土・水彩絵具
お次は遼の作品。クワガタ虫をベースに幻想的な甲虫を制作しました。青緑がかった体の表面には星のように繊細な模様が入っています。夜空を背負っているようでとても美しいですね!まるでコガネムシのようです。この虫の頭部に付いたオレンジ色の触覚は地面に引きずるほど長く、木にしがみついたとき、その触覚で木の蜜を吸うのか、はたまた地面の下に彼らのご飯があるのか定かではありませんが、この甲虫の大事な部分であるはすぐにわかります。実物はかなり大きいため、虫という実際は小さなモチーフを、大きな立体に起こすのは難しかったかと思いますが、しっかりと作り上げられており、遼の忍耐強さにはいつも驚きます。最後につや出しで塗ったニスが、甲虫特有のつやつや感にぴったりで、本物らしい質感が出ています!
そして、この甲虫にも色々と考えられることがありますね、どうして満天の星空を体の表面にしているのでしょうか、もしかしたら夜型の生物で、星が見える日にしか見られなかったり、天敵から身を守るために姿を変えていったり…いろいろと想像ができて楽しいですね!
のびのびと制作している学生たちの姿を見ていると、自由な発想で思いのままに手を動かしてみるのもたまにはいいなぁと感じました。大きくなって、大学で作品を作っていく中で、結構息の詰まりそうなものばかり制作してしまっているため、今度は自分が好きなように、気の向くまま制作してみようと思います!