モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

年少対象の小学校受験アートクラス

2021-09-13 10:03:00 | 小学校受験

10月6日(水)に【年少対象ーキッズ小学校受験クラス】の体験授業を開講します。
毎回の授業で絵画と制作を交互にカリキュラムを組み、年少さんのうちから慌てず無理なくクレヨンやハサミなど基本的な道具の使い方、塗る・切る・貼るといった巧緻性につながる部分の基礎力を身に付けるような指導を繰り返していきます。お母様が隣についての制作ですので、初めての習い事でも安心です。フォローをしてもらいながら、絵を描く楽しさ・物を作る面白さを感じていきましょう。
また毎回授業で生き物の描き方を1匹ずつ練習します。全18回の授業で描いた生き物が全て揃えば、オリジナル生き物図鑑が完成します。
お問合せやお申込みはメールで承ります。<mios@ace.ocn.ne.jp>

【キッズ受験クラス】 体験日10月6日(水)
期   間 : 年少10月~年少3月まで(年中児も受講可能)
曜日&時間 : 水曜日 14:00~14:50(月3回)
入 会 金 : 22,000円(消費税込‐以下全て)
受 講 料 : 9,900円 / 月
テ キ ス ト  :15,000円(入会時のみ徴収)
体 験 料 : 3,000円
定      員 : 10名(親子参加の為20名が受講)

※年度内(3ヶ月)の授業は12月8日(水)までの9回行います。(11月3日お休み)
※授業は水曜1クラスのみですので、欠席の際の振替授業はできません。補講を希望される場合、月に1回まで5,500円の割引料金でプライベートレッスンを受講できます。
※定員に達しなかった場合、途中入会を受付けます。月謝を日割り計算させて頂きます。
※材料・道具はこちらで全て用意致します。作品を持ち帰る為の袋(エコバックのようなもので大丈夫です)だけお持ちください。
※土足入室可能ですので、上履きは不要です。
※スモックは暑がることもありますので、お洗濯が簡単な服装でご参加ください。(先輩の皆様も親子共にお気軽な服装でいらして頂いています。)

今年もコロナの影響で立体制作はあまり出題されないだろうと噂されていますが、昨年もいつもの受験と変わらぬ試験問題(立体造形・グループ制作)だった小学校もある為、オールマイティーにカリキュラムを組んでいます。
年少さんの内から簡単な制作で成功体験を増やし、楽しいな!⇒もっとやってみたい!⇒上手になりたい!と気持ちの中に意欲が湧いてくると、お子様の方から積極的に取り組んできます。工作に必要な道具の使い方や材料の扱い方を学ぶスタートラインで、最初に「楽しい!」という気持ちが芽生えれば、その後で技術面はどんどん発展させていくことができます。キッズ小学校受験クラスの授業では、このスタートラインを大事にします。

たとえ思ったように出来なくて失敗しても、「ここは上手にできたね!」とできた箇所を褒めたり、「今度はどうやったらいいかな?」と親御様と一緒に手を動かして試行錯誤する経験の積み重ねが、必ず自信へと繋がっていきます。レッスンでは、ワクワクしながら取り組んでいけるように、サポートしていきたいと思っています。

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構成の妙

2021-09-11 23:42:26 | 大人 油絵・アクリル


麻場 油彩

岩田です。まだまだ暑い日が続きますね。
本日は土曜午前クラス、麻場さんの作品をご紹介します。

自身で撮影した写真など、風景を主に描かれている麻場さん。
今回も三浦半島に行かれた際に出会った風景を元に描いていますが、決してそのまま描き写している訳ではありません。ほぼ必ず何かしらを描き入れるなどして絵を自分なりに構成することを心がけています。
そうした実際にはない状況を2次元上に想定することは簡単なことではないですが、あたかもそれが自然に見えるよう頭を駆使して描き進めることで、知らぬ間に実力が上がっていくことは確かです。

芸大の受験でも、幾つかのモチーフを手渡され画面上にそれらを構成するという問題が出題されます。モノを構成してあらたな状況を設定することは、徹底した観察と気遣いが求められますが、麻場さんもある意味自分に負荷をかけることで、自ら観察力を鍛えていると言えるでしょう。

今回は、磯場にハシビロコウが佇んでいるというシュールな風景を描き上げました。鮮やかな空の下に広がる空間がなんとも気持ちの良い作品です。麻場さんの構成力も含めた高い表現力が見て取れるでしょう。

今月、麻場さんの作品展が開催されます。オリジナリティー溢れる作品を是非会場でご堪能下さい。

『麻場すみこ個展 ~陽だまり~ 』
会期:9月18日(土)12:00~18:00 
           9月19日(日)11:00~18:00
           9月20日(月)11:00~17:00
会場:ギャラリー自由ヶ丘 自由が丘駅から徒歩4分
   〒158-0083 世田谷区奥沢5丁目41−2

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幼児クラスも鳥獣戯画に挑戦!

2021-09-10 22:00:20 | 幼児

現在、アトリエを小学生クラスのカリキュラム『鳥獣戯画』のコピーがぐるっと一周しているので、「これは幼児クラスでもやらねば勿体ない!」と鑑賞&模写を行いました!
喧嘩していたり、遊んでいたり、泳いでいたり…いろいろな動物が擬人化された姿は思わずフフッと笑ってしまいますね。子供たちもまずは文字がなくても楽しめる鳥獣戯画を鑑賞しました。そして一番有名な相撲をしているウサギとカエルを見つけたら、それらをクレヨンで模写していきます。難しそうですが、一つ一つの線を絵描き歌の様にリズミカルに描くことであっという間に完成していきました。カエルによってひっくり返されたウサギの体や勝ったカエルの表情がとても面白いですねー!しかもちゃんと鳥獣戯画の二匹だと分かるのが凄い!
今回は二匹に色を塗りましたが、カラーの鳥獣戯画もかわいらしいですね。まだ幼稚園児ながら、下書きなしの一発描きでこれだけ上手く描けるとは…素晴らしい!

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オリジナルのための第一歩

2021-09-09 22:44:43 | 小学生 絵画


寒暖差で永遠にくしゃみが止まりません、ホノカです。今回は9月の小学生クラスのカリキュラムのご紹介です!
今月はオリジナルの「鳥獣戯画」を描く!というカリキュラムなのですが、そもそも「鳥獣戯画」とは?という話は昨日のナツメ先生のブログでご紹介されていますのでこちらも併せてどうぞ!


オリジナルの鳥獣戯画を描く第一段階として、まずは原典をしっかり知ることが必要です。そのため現在アトリエには、教室を張り巡らせる様に鳥獣戯画が展示されています!教室に入った時に「なんだこれ!?」となった方も多いのでは?
授業では始めに教室内を歩きながら鑑賞し、どのような場面や動物がいるかを見て周ります。見ていく中で小学生からの人気が高かったのは、やはり一番有名な場面であるカエルとウサギの相撲のシーン。他にもお坊さんの格好をしたサル、霊獣と呼ばれる龍やキリン(麒麟)でした。見覚えのある動物が人間のように遊んでいたりキメラの様になっていたり、鑑賞しながら「これライオンじゃない?いやいや虎でしょ!」という風に友達同士で話せる点もこの絵の面白いところですね。


そして鑑賞した後は、先ほども登場したカエルとウサギの相撲のシーンを模写していきます。本物の鳥獣戯画がそうである様に、模写でも鉛筆や消しゴムを一切使わず、筆で一発描きで挑みます。なので描く時はその一枚に集中して筆を走らせ、お喋りは厳禁の空間が生まれました。普段は超超超賑やかなアトリエの小学生たちが、しん....と静まり返っている様子は目を疑う光景でしたね!もっと早く飽きてしまうかなと思っていましたが、最後まで一枚一枚真剣に描いていたので、思わず私の方が喋りたくてうずうずしてしまいました。


有名な作品の鳥獣戯画ですが、最近では小学6年生の国語の教科書に載っているとのこと。私が知ったきっかけはNHKで放送されている『びじゅチューン!』と言う番組なのですが、そこで取り扱われている鳥獣戯画も、新しい視点で観れるので楽しかったです!「絵だけの漫画は話がよく分からない」とこぼしている生徒がいましたが、絵だけだからこそ色々な見方を出来るという点もあります。鳥獣戯画が800年後にまで伝わる作品となったのは、そんな所もあるのかもしれませんね。

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現在から古代へ

2021-09-08 23:36:58 | 小学生 絵画

8月が終わってから冷房がいらなくなりました、ナツメです。今月の小学生クラスのカリキュラムのご紹介を中心にお話しします!

9月はあの有名な絵巻物、鳥獣戯画をオリジナルで描きます。鳥獣戯画は漫画の原点とも言われ、古代から現在まで繋がっている作品です。まず本物の鳥獣戯画を模写し、書き方のコツを掴みます。筆の動かし方に慣れてきたら動物たちを好きな動きで描いていきます。

下の絵↓は、私が見本で描いたオリジナル戯画です。一部、NHK>2020応援ソング「パプリカ」国宝『鳥獣戯画』バージョンも参考にしました。とても楽しい動画なので、見たことのない方はぜひこちらをご覧ください!

古代日本の美術といえば、この間国立博物館で開催していた「聖徳太子と法隆寺」展に行って来ました。会期は終わってしまったのですがとても良かったのでかるーくご紹介します!

この展覧会では、その名の通り聖徳太子が仏教と関わってきた歴史に沿って遺品など聖徳太子に由来のある品や法隆寺に納められた宝物、重要文化財などが展示されていました。

中でも仏像が数を占めていて、一度に様々な年代に作られた像を鑑賞することができるという貴重な機会でした。周囲の国の影響もありそれぞれ制作された時代によって特徴的な要素が違うのですが、どの像も絶妙な微笑みや足の小指のシワまで彫るほど仏様に力が入っているのに対して衣服はデフォルメされており、平面的なデザインになっているのが興味深かったです。特に飛鳥時代の仏像の袈裟が装飾性が高く、特徴的で面白いデザインだったので是非調べてみて下さい!

他にもおじさんの顔がついている水瓶や紺の紙に金の文字で書かれたお経など、楽しい見た目のものも沢山あったのでまたの機会にそちらもご紹介したいです。

大学でデザインを学んでいるため、最近はそのようなデザイン分野の展示だけに頻繁に行っていました。この展覧会、実は小原先生宛の招待券の恩恵に預かったのですが、そのきっかけがなかったら今回のような気づきや学びを得るのがずっと後のことになっていたと思います。皆さんも普段はあまり見ないような作品に触れてみると新しい発見があるかもしれませんよ!

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かっとばせ〜!!!!

2021-09-07 21:39:00 | 大人 水彩


大平 透明水彩

急に寒いですね〜、一平です!本日は先日退会された日曜クラスの大平さんの水彩画をご紹介します!

ご自身も野球部であった事からファンであるイチロー選手を描かれました。野球を全く知らない僕でも知っているスーパースターの1番特徴的な瞬間ですね。ちなみに左上の電光掲示板の上には歌手の秦基博さんが歌っています。秦さんの楽曲の中に「月に向かって打て」という曲があるらしいのですが、その曲のイメージとイチロー選手の選手としての存在感からインスピレーションを受けて今回制作されました。

やはりファンであるイチロー選手からは絵の中でも圧倒的な主役感がありとてもかっこいいです。未来を見据えているような力強い眼差しが渋いですね。よく見ると背景の電光掲示板にはアトリエミオスのロゴマークや、絵の登場人物の名前などが描かれており、そういった遊び心も大平さんの絵の魅力の1つです。また、ユニフォームの普通の服とは違う独特な厚みのシワ感やグローブのヌメ感、ナイターの光が反射しているヘルメットのテカリ感など色々な素材のものが混在しつつ、しっかりと描き分けがなされているので見ていて違和感がありません。僕が思う大平さんの作品の強みはこの「違和感のなさ」だと思います。普通では電光掲示板の上に人が乗っていて歌を歌っているなんて事は中々ありえません。ですがそこに観察力と描写力を加える事で絵が本来は違和感があるのに、違和感がない、なんだか不思議な雰囲気が出来上がっているのです。ありえない事を絵の力を持って可能にするパワーが大平さんの絵にはあります!初めて絵を描く生徒さんはいつも「間違えてはいけない」「間違えるのが怖い」とおっしゃりますが、何度も間違え、失敗しないとこの空気感は作れないはずです。

ちなみに、丁度10年前の201110月に入会された大平さん。僕も未成年の頃から大人クラスの宴会に参加していたので(勿論お酒は飲んでいません)、顔見知りの方でしたし、ミオス展覧会で作品もずっと拝見して来ました。いつも柔らかい空気感で子供ながらに魅力を感じていたのでよく覚えています。

僕がミオスの大人クラスでバイトしはじめの頃の辿々しい話を優しい笑顔でいつも聞いてくれていた大平さん本当にお世話になりました!ミオスでは最後の制作になりましたが、絵を描くのが終わったわけではありません!絵はどこでも紙と鉛筆があれば出来てしまいます。またどこかでお会いできるのを楽しみにしております!

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華やかな蝶

2021-09-06 20:47:52 | 親子

お久しぶりです!火曜親子クラスから、8月に制作した作品をご紹介します。この日は、夏休みで幼稚園がお休みのごきょうだい参加があり、3歳~5歳のお子様達が賑やかに制作しました。

「はらぺこあおむし」は、こどもから大人まで誰もが知っている有名な絵本ですよね。はらぺこあおむしが、毎日たくさんの食べものを食べて大きくなり、最後にとても美しい蝶になるという成長物語。絵本の魔術師とも呼ばれる作者エリック・カール氏の制作方法は、薄手の紙に絵の具で様々な模様や思いつくままテクスチャーを描いて、たくさんの素材をストックします。そこから作画したい絵に合わせて、模様が描かれた紙をハサミで形を整えて貼り付けて完成します。このようなエリック・カールさんの技法を小さいお子様でも簡単に制作できるようにアレンジして、絵本のラストページの蝶をコラージュしました。

12色の色画用紙の中から、好きな色を6枚選んで、1枚1枚絵の具で模様を描いていきます。模様は、スポンジや段ボールのスタンプと歯ブラシなど筆以外のもので描くので、偶然絵の具がかすれたり混色したり、思わぬような素敵な模様ができました。どんどん変化していく色画用紙を見ていると、お子様達が夢中で楽しんでいるのが分かります。

最後は、色画用紙を蝶の羽の形にハサミで切って、台紙にレイアウトしていきます。大きな台紙を用意しましたが、それ以上にダイナミックな蝶が羽ばたくイメージで完成しました。(Eri Ito)

9月の親子クラスは、14日・28日(火) 10:30~11:30です。単発参加も可能です。ご参加をお待ちしています。

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