追憶の五右衛門風呂の熱き湯に雪を掻き入れ湯もみするかな
(幼き日の一こまです。)
斜里岳のふもとの宿の露天風呂四角い空の遠き月愛で
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良い風呂の日は毎年4月26日にあります。
良い風呂の日が正式に日本記念協会に制定されたのは、2014年のこと。
2012年に公開した映画「テルマエ・ロマエ」を手掛けたテルマエ・ロマエⅡ製作委員会によって指定されました。
テルマエ・ロマエは、古代ローマの浴場設計技師が現代の日本にタイムスリップするSF(すごい風呂の意味)映画でで、風呂菅嘉衛の映画史上、最高傑作と要されています。
風呂の効果として、大きく分けて、「温熱、水圧、浮力」の3つの作用によるものと言われております。
温熱作用は体が温まることで血流が良くなり、心身共に疲労回復の効果があります。
水圧作用は横隔膜を押し上げたり血液やリンパ液を押し戻すため、心肺機能を高める効果があります。
浮力作用は身体が軽くなることで、普段負荷のかかっている筋肉などを緩めるリラックス効果が期待できます。
筋肉の疲れをとりたいときには集めのお湯、熟睡したいときにはぬるめのお湯にゆっくり入るなど、状況に合わせて入浴方法を工夫してみてください。
江戸時代から銭湯の文化が始まった日本は、体を洗うだけではなく疲労回復やリラックスするためにお風呂に入ります。
それに対し、海外のお風呂はあくまで清潔にすることが目的とのことでした。
日本の銭湯や温泉を初めて経験する外国人観光客の抵抗や、逆にお風呂の概念が変わり観光の楽しみの一つになっていることもあるとか。
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高齢者の入浴は10分以内、毎日入る人の介護度は週に2~3回の人に比べて30%も低いそうです。
毎日湯船につかりリラックスをするのがよさそうですね。