捨てるには心の痛む着物なりせめて畳の上でとたたむ
(母を呼寄せ、着物なども送られてきましたがしまっておくところも無く。。。)
少しでも感触あればほっとする日本人なら畳があれば
(ちょっとした所に畳があればそれでいいのかも。。)
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イ草の美しい緑色ということから、4月29日は「畳の日」でもあるんです。全国畳産業振興会が制定しました。
ちなみに「清掃の日」でもある9月24日も「畳の日」ですよ。
記念日から連想して記念日を制定する、ってある意味斬新です。
日本人なら誰だって馴染みのあるであろう「畳」。
古代から伝わるものって、中国や朝鮮からのものが多かったりしますが、畳は日本固有の文化なんです。
確かに、外国では畳っぽいものは見たことがないですねえ。
とはいえ、畳もずっと昔からあの形であったわけではありません。
そもそもは今の「ござ」のように薄い敷物のことを畳と言っていて、莚(むしろ)も、茣蓙(ござ)も、菰(こも)も、畳と呼んでいたそうです。
なぜ「畳」と言われていたのかは、もうそのまんまでした。
薄い敷物なので使わないときは畳んで部屋の隅に置いていたから「たたむ」が名詞化して「たたみ」になったと。
それから、徐々に現代の畳の形に近づいてくるのが、平安時代。
このころから畳は分厚くなり、部屋の一部に据え置いて使うように。
現代のクッションのような感覚で「板の間に直接座ると痛いじゃん。畳は座りやすいじゃん」という形で使われるようになったのでは、と予想されます。
それから、室町時代に入ると部屋全体に畳を敷き詰める造りも現れ始めます。
移動をしないことから畳の厚みも重厚になります。
その頃から流行り始めた茶道の発展と、また正座をするのにも畳は適しているいう理由から普及をしていったようですね。
江戸時代になると、畳自体が建築の要素として重要視されるようにもなりました。
最近では(というほど最近じゃないけどね。ちょっと昔からね)、洋室の中にちょっとした和風スペースとして、畳をカーペットやクッション代わりに敷くってのもよくあるパターン。
時代は回るといいますが、平安時代の形式にある意味復活しているということですよね。
畳で広さを数えるときは、例えば「6畳」とか「8畳」って言いますよね。
だけど、住宅の間取り図にある表記は「リビング12.5帖」とか「寝室8.5帖」とか、「畳」じゃなくて「帖」となっているんですが、気が付いていましたか?
畳って完全に規格が統一されているわけではないので、同じ1畳でも誤差があるんですよ。
なので、「1帖=1.62平方メートル」というルールを決めて、間取りで表記しているんですって。
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4月29日は、もちろん昭和天皇の誕生日です。
高齢者にはみどりの日より馴染み深い昭和天皇誕生日です。
昨日は私の大好きな、我が家の連翹が満開になりました。
桜はシベリア桜という種類なので2週間くらい遅く咲きます。
今日からゴールデンウィークも始まりますが2日から、息子家族はママの実家にお里帰り、そして長男のお義父さんにご挨拶にと羽幌から室蘭までの大旅行です。
年寄グループはグループホーム(ショートステイ)に行っている婆ちゃんの2泊3日の家に帰ってくる日なので、1日は婆ちゃんのリクエストのすき焼きパーティです。