オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

テレビ音の苦情対策依頼。(^_^;)

2011-12-04 14:55:55 | 修理
当方のお客様のおばあちゃんが耳が遠くてテレビのボリウムを最大にするらしいです。
それだけならいいんですが、そのまま寝ちゃって夜中に近所迷惑になり、苦情が来ちゃったそうです。(^_^;)

聞こえなければボリウムを大きくするのは心理的に当然のことですね。
でもお年寄りだとそのまま寝ちゃったりとか忘れちゃったりとか、何度言っても同じことを繰り返すらしく、最大にした状態で適正な音量にしたいとの依頼です。(^_^;)
まずはキャビネットを開けます。

スピーカーが2個あり、スペースも十分ありますね。

最大音量が60ですがこれを30とかにできればいいんですが、プログラム変更なんてできません。(^_^;)
一番簡単な方法でスピーカーに抵抗を入れて減衰しました。
最大音量を決めるために複数の抵抗でヒアリングで音量チェック。(^_^)


抵抗値が決まったのでハンダ付けして終了♪




これで苦情が来なければいいんですが、聞こえない!っていわれる可能性大なので今後が心配です。(^_^;)苦笑

オーディオ店なのに色んな依頼があって大忙しです。(^^ゞ




WADIA21修理不能を修理♪

2011-11-28 16:38:17 | 修理
以前ブログアップしたWADIA21修理ブログをご覧になられて、三重県のI様から同じWADIA21の修理のご相談を受けました。

持病のギア欠けでピックアック不動になりトレーオープンも不動になる症状。。
また、表示部が薄いとこと濃いところとあるという症状。

WADIA21はすでにアクシスさんでは修理不能。
70万円近くするCDPで、今はなきCD専用機でVRDSメカは大変貴重にもかかわらず修理できないのは大変残念なことです。

互換のあるギア、パーツを探して何とか修理できました!!(^^)v

トレーを抜いてメカを分解します!!


まずはギアですがボロボロになるんです。
見事に真ん中のギアの溝がありません。
周りに破片が飛び散ってます。(^_^;)


乳白色のギアが持病のギアですが新品&対策品に交換です!


トレーのギアです。コレも交換!

トレーのギアは今のとこ無事ですが交換しておきます。(^_^;)

次はFL管の交換です!
フロントパネルを外します。


基板からFL管を外します。
足がたくさんあって大変です!(^_^;)


FL管も改良されているのか、製造元が変更されていますね。

NECからノリタケに変更ですが、ノリタケってコーヒーカップ作ってる会社ですよね?(^^ゞ

ハイ!表示も明るく均一になりました!(^^)


これでWADIA21の復活ですね♪

ランニングテストして出荷。
お客様から喜びのメールと写真を頂きました♪


お客様に喜んでいただける仕事ができて大変嬉しいです♪

今後もなるべく価値あるものは直せるように努力していきます!

ソニーCDP-R3トレー塗装依頼♪

2011-09-30 17:20:38 | 修理
先日CDP-R3を塗装するというブログをアップしてから、県外のお客様から同様の修理依頼があったのでご案内します。(^^)
今回のトレーは前回のよりもひどい感じです。(^_^;)

これじゃ大切なCDソフトが汚れてしまって再生できないですよね~(^_^;)
早速トレイを外しました♪

で、ついでにベルトも新品に交換です。(^^)

前回はご紹介しませんでしたが、スタビライザー部って結構汚れているんです。
レンタルCDのシールの糊とか汚れとか、ここに付着するとある時CDが突然出てこなくなるということになります。

綺麗にクリーニングしましたが、結構ガンコな汚れでした(^_^;)


さて、トレイは同色に塗装されて完成です!

新品みたいに綺麗になりました!



後はピックアップクリーニングとサーボの動きをチェックして終了です!

CDP-R3はメーカーではすでに修理不能で、ピックアップはもう在庫ありません。
しかしCDP-R3用のピックアップは他の流通に在庫しているのですが、希少価値でかなり高額です。

是非大切にご愛用くださいませ♪

ありがとうございました(^・^)

ソニーCDP-R3トレー塗装♪

2011-08-27 11:56:55 | 修理
お客様からお気に入りのCDプレーヤー、CDP-R3のトレー塗装のご依頼を受けました。
以前P-2Sでもそうだったんですが、起毛やゴム系の高級塗装は経年変化でベタベタになります。

修理の前にこのCDP-R3の動作状態を把握するために、コアオリジナル?の粗悪なCD-Rでチェック。
年代のわりに読み取りはバッチリですが、多少エラーが多いです。

このCDP-R3のトレーもその類の塗装でベタベタです。
爪でこすったりすると簡単に剥がれます。

ご覧の通り酷いです。(^_^;)

メカを分解し、トレーを外します。

ついでなのでメカのゴムベルトも交換します。

ついでにピックアップクリーニングもします!

さてトレーの塗装が完了しました!

同色に調合しマット仕上げでほぼ純正に近い感じです♪

メカに組み付けます。


粗悪なCD-Rでもう一度動作チェックします!
ピックアップクリーニングしたので、ほぼ新品に近いエラー量になりました!!(^_^)v


こうやって、お気に入りの機器を綺麗に長くご愛用いただけるのは非常に嬉しい限りです。(^_^)
CD専用機なので、現在のSACD兼用機やPCオーディオなどとは違い、CDを再生するに関してはシンプルこの上なし!

もう一度この時代にこういう製品を作って欲しいものですね(^_^)


FMアコースティックモジュール交換♪

2011-04-08 19:47:27 | 修理
展示のFM155が最近ノイズを出すようになったので、モジュールを交換しました!
右側のがアウトプットモジュールでこいつがよくノイズを出します。(^_^;)

フロントパネルを外し作業します。


モジュール交換といっても信頼性のある修理したリビルトで、コレがまた音が良くなるんですよ!!

ハンダはもちろんFMアコースティック指定ハンダを使用します。(^^)

交換完了♪


早速、試聴ルームで音質チェック♪

音が良くなってます!
やっぱりノイズが出る微妙なところで音が悪くなっていたんですね!

ノイズが出なくてもモジュールを修理することをお奨めいたします♪



SPターミナル交換(^_^;)

2011-03-13 15:28:09 | 修理
Boston Acoustics Lynnfield 500Lという懐かしいSPです。
写真はコアのオープン当初のもので、コレも懐かしい感じ。(^^ゞ

アコースティックエナジーでもおなじみですが、奇才フィルジョーンズ設計で、今でもこの技術は通用するどころか最先端だと思います♪
定価は確か139万円だったと思うんですが、コレが素晴らしいSPで時代の最先端を行ってました。
前オーディオ店で10セット以上販売しましたので、未だにコアのお客さんがご愛用されているSPです。

さて今回はSPターミナルが見事に破損した!とのお話で修理しました(^_^;)

端子に御影石のボードがぶつかったそうで、見事に綺麗に?折れてます。(^_^;)

もちろん純正端子なんてもう無いので、他社のものに加工して交換するのですが、500Lの端子はネジ部分が長くて大概のSPターミナルはネジが奥まで届きません。(゜o゜)
また、細いのでコレでは簡単に折れますよね。(^_^;)

ツイーター側が折れたんですが、トライワイヤーで接続しているために、このウーハーユニットにはウーハー端子しか使っていない関係で、ツィーターとウーハーのターミナルを交換し、音のいい新しいターミナルをウーハーに使います。(^_^;)

頭を悩ませた結果、SPターミナルボードを薄くする加工はナンセンスと判断し、SPターミナルを延長することにしました。

接点が1箇所増えるのですが、このネジはオリジナルのSPターミナルのもので銅製ですし、ハンダもコア推奨のものを使用、ターミナルは非常に音の良いものなので音は全く問題ないと思います。

下穴だけはドリルで大きくし端子を取り付けます!


配線もこんな感じです。


左右同条件にしないといけませんので、なんとも無い方のSPのウーハーターミナルも交換しました♪


ハイ!出来上がりです!

WBTよりも遥かにリーズナブルですが、音質はひとつ上を行くターミナルですよ♪

お気に入りをなるべくベストな状態でご愛用していただくことがコアにとって一番望ましいことだと思っています(^.^)
すぐに買い替え!だなんて安直過ぎますからね。(^^ゞ



オラクルピックアップ交換♪

2011-02-28 09:38:32 | 修理
今回は初期タイプのオラクルCD2000(以前はCD DRIVEという型番でした)のピックアップ交換です!

初期タイプは、長尺もののCD(80分)が再生できない、SACDやCD-Rが再生できない、など、その時代にはなかった規格のピックアップです。
寿命もあってか、お客様から再生できないディスクが増えてきた等のご相談を受けました。(^^ゞ

オラクルに関しては得意分野でもあるので、ピックアップのDATAが揃っています。(^.^)
現在のCD2000MK2の最新ピックアップを転換すれば解決ですので、輸入元ユキムさんからピックアップをカナダ本社より取り寄せ交換作業です♪

左側が最新タイプ、右側が初期タイプ。
違い、分かりますか??(^.^)


正面から見ると、スピンドルの径が違ういますね!(^_^;)
ということで、スタビライザーが合いませんので交換になります。(^^ゞ
見た目は似てますが裏面にある基板も違います。

早速転換作業しまして、サスペンション再セットアップ。
バーニンと再生チェックし、作業終了!

(写真は同タイプのピックアップに交換したものですが、最終的には最新のものに交換)

梱包作業をし、発送しました。(^.^)

早速お客様から、
「今まで再生できなかったCDが再生できるようになって感激です!」
との、メールを頂戴いたしました♪

お客様からこういったメールをいただけるとこちらもやりがいがあり大変嬉しいです(*^_^*)




クレル修理と、もうひとつのアポジー♪

2011-02-26 12:48:11 | 修理
プロテクション回路のコンデンサー交換です♪

リアパネルを外したところにあります。(^.^)

新しいコンデンサーを用意♪

このチョークコイルみたいな赤いのがコンデンサーで、劣化するとプロテクションかかりっぱなしになります(^_^;)

交換しました!


で、テストして完成です!!


さて今日はカリパーシグネチャーがもうひとつ入荷しました♪(゜o゜)
このタイミングには偶然過ぎます(*^_^*)

大変極上品で、前のオーナーさんもかなり丁寧な方でこのカリパーに出会ってホント良かったです♪

音も抜群ですし、ウレタンスポンジの劣化も少ないみたいです。
多分非常にコンディションのいいところで使用されていたものだと感じます♪

これで、埼玉のお客様に喜んでいただけること間違いないです!

アポジー&クレルの修理?(^_^;)

2011-02-22 11:43:46 | 修理
先日クレルのメンテとチューニングをし、お客様宅にお届けしましたが結果的にアポジーのSPが悪かったのか、先日埼玉出張のことを書きましたが、コアでもう一度原因を追求!(^_^;)

まずは、アポジーのカリパーシグネチャーのチェック!

???、コアに到着したら直ってます。(゜o゜)
現地では各部を測定チェックして数値を確認して、音だしチャックもして異常を確認したのに、問題なしとは。。。(^_^;)

まあ、こういったことは良くあることで、昔の機器ともなると次から次へと壊れたり、接点や接触不良で直っちゃったり。
それにしてもSPは回路がシンプルで目視でもある程度解決できるのに不可解な結果となりました。

ダイヤフラムもかなり劣化していたので、見えない部分で切れている可能性もあるし、見えない部分を分解するとなるとダイヤフラムの再使用は不可になるので、徹底してチェック。

さて、万事を考えて、クレルもコアにてチェック!

先日メンテしたので、やはり全く問題なくいい音出ています。(^^ゞ

アポジーは低インピーダンスなんですが、クレルも保護回路の電解コンデンサーの容量抜けでプロテクションが動作しやすくなってることも考慮して再メンテする予定です。

お客さまのお気に入りなので、何とか復活させないといけませんね。(^・^)
手間かかりますが、採算度外視で頑張ります!(^_^;)笑

WADIA21修理♪

2011-01-20 17:10:49 | 修理
コアのお客様からの修理依頼ですが、音飛びとトレー開閉しないとの症状。

しかし!!

WADIA21は修理完了モデルで修理不能~(゜o゜)
とりあえず何とかなるものか、原因を調べます。
ギアーの劣化が原因の要因でした。
輸入元ではパーツも入手不能なのですが、メカは幸い日本製のTEACのVRDSメカ。
パーツは何とか他のルートで入手できました♪(^^ゞ



真ん中のギア、ボロボロですね。(^_^;)

ギアの破片も飛び散ってますね~


この黄色みかかったギアは経年変化でもろいみたいなのでトレー開閉用ギアーも交換!

こちらは問題なかったようですがいずれ欠けるので交換します。

トレイ開閉しない原因はギアーではなく、ピックアップ用ギアが欠けてるため、ピックアップが移動するのに時間がかかりトレー開閉SWまでいかずにタイムアウトしていたようです。

ピックアップを外し、トレーを外してギア交換完了!


ギアカバーをしてピックアップを慎重につけます。


トレーとVRDSターンテーブルブリッジモーターを戻して完成!


グリスが均等に付くようになじませないと音飛びするのでサウンドチェック♪


以前WADIA6や21は好きで沢山販売していたので、久々に聴きましたがなかなかいいですね~♪(*^_^*)
このWADIA21は1ppmのクロックを搭載しているので特に音がいいんですけどね。。。(^^ゞ

これで、お気に入りが長くご愛用いただけます♪