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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

琉球セメント桟橋で第八藤進への土砂積み込みに抗議

2019-05-22 23:52:00 | 米軍・自衛隊・基地問題

 22日(水)は名護市安和の琉球セメント桟橋に行き、辺野古の埋め立て用土砂の積み込みに抗議する行動に参加した。

 この日は午前8時50分頃、第八そうほう丸がダンプカー50数台分の土砂を積んで出ていったとのこと。量が少ないので、前日に本部港塩川区で土砂を積んだ台船から沖で載せ替えるのではないか、と推測する人もいた。

 桟橋に通じる出入り口に市民が集まり、ぐるぐる歩きながら抗議行動を続けた。沖縄は梅雨に入っているが、空は晴れ渡って熱中症に注意が必要なくらいだった。

 50名余の市民がゲート前でデモをしているだけでなく、美ら海水族館に向かう観光客が多く国道の車列が切れないので、工事車両はなかなか桟橋の構内に入れない。

 どうにかはいるダンプカーの荷台を見ると、土砂の量は車によってかなり差があり、中には明らかに過積載の車両もあった。

 工事車両の中には時々、強引に右折して突っ込んでくる、危険な運転を行う者もいる。そのたびに現場のリーダーが警察に注意を促していた。

 この国士運輸の10-10の運転手は、多くの人が危険と指摘していた。市民の抗議に挑発する様子を見ると、意図的にやっているのだろう。

 炎天下での長時間の行動は心身ともにきつい。休憩をとって水分を補給したり、歌をまじえて雰囲気をやわらげたり、粗暴な運転には激しく抗議したり、現場のリーダーの苦労は並大抵ではない。

 この日は午後3時頃から多くの人が北部土木事務所に移動し、前日の本部港塩川区での土砂搬入の際に、沖縄防衛局がネットを使用して市民を排除した件で、沖縄県当局に姿勢を問う行動が行われた。

 ゲート前の行動のあとを継いで、土砂積み込みを終えた第八藤進に対し、カヌー7艇とゴムボート2隻が抗議行動を続けた。海保が海に飛び込んでカヌーを排除しようとするのに40分ほど粘った。

 午後5時頃、第八藤進がやっと離岸した。

 この日3隻目となるmarumasa1号が、琉球セメントの桟橋に接岸したのは午後5時20分頃だった。それから積み込みを始めても量は知れている。実質、1隻半にも満たない量しか土砂を搬出できていない。何もしなければ3隻は出ていく。ゲート前と海の抗議で成果を生み出している。

 

 


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