31日は朝、カヌー14艇で瀬嵩の浜を出発し、辺野古弾薬庫下で抗議船2隻と合流した。沖縄では、ハーリー鐘が鳴ると梅雨が明ける、と言われるが、まだしばらくは雨が続きそうだ。雲が垂れこめる空を見ながら、目の前で進められるK9護岸の捨て石投下に対し、この日も抗議を続けた。
今日の県内紙は、辺野古新基地建設に関し沖縄県が、7月にも工事の差し止め訴訟を起こし、工事停止の仮処分 . . . 本文を読む
30日はぐんがちぐにち(旧暦5月5日)で、はーうがみ(泉拝み)の行事があった。祖先が使ってきた泉を清掃し、お供えをして拝むのだが、夏を前に泉が枯れないようにする意味もあったのだろう。水道が整備されない時代には、泉が集落で最も大切な場所だった。草木が茂って湧き口が詰まったり、周囲の森を切り開いて水が枯れたりすることは、あってはならないことだった。
泉に住む大ウナギは神ウナギとして大 . . . 本文を読む
29日はカヌー10艇で瀬嵩の浜を出発した。辺野古弾薬庫下で抗議船2隻と合流し、K9護岸の様子を見た。この日はユッカヌヒー(旧暦5月4日)で各地でハーリーが行われる。ウミンチュ(海人)が乗っている警戒船はほとんど海に出ておらず、そのせいかK9護岸の工事も行われていなかった。
この日は午前中、雨の予報だったが、少しぱらついた程度だった。満潮でけっこう波があり、岩場に飛沫が上が . . . 本文を読む
27日は土曜日で午前11時からキャンプ・シュワーブのゲート前で「辺野古新基地建設阻止!K9護岸工事を止めろ!環境破壊を許さない県民集会」が開かれたので参加した。主催者発表で2000人が集まり、k9護岸工事を強行し続ける安倍政権に怒りの声をあげた。
この日も辺野古弾薬庫下の小浜ではK9護岸工事が進められている。カヌーは13艇が出て抗議をしたようだ。日本政府・沖縄 . . . 本文を読む
26日は朝、カヌー16艇で瀬嵩の浜を出発した。抗議船は5隻が出港した。辺野古弾薬庫下の小浜(くばま)では、すでにK9護岸の捨て石投下が始まっていて、数台のダンプカーがひっきりなしにやってくると、モッコに石材を下ろし、クレーンで先端部に投下してパワーショベルで海に広げていた。
カヌーメンバーは二重のフロートの上にまたがり、カヌーを引き上げて準備を整えると、一斉にフロートを越 . . . 本文を読む
25日はカヌーの参加者が午前6艇、午後5艇と少なかったことや、K9護岸の工事が法面補強から始まることもあり、瀬嵩の浜を出発したあと汚濁防止膜の確認し、辺野古側の様子を見に行くことにした。
勝丸に乗り込んで久しぶりに長島の間を抜けてみると、フロートから鉄棒と緑の網が取り除かれていた。カヌーや船の抗議行動が辺野古弾薬庫下に移ったこともあるが、何よりも破損が相次いで対応に追われ . . . 本文を読む
23日は朝、カヌー11艇で瀬嵩の浜を出発した。抗議船3隻と合流して辺野古弾薬庫下の海域に行くと、最初のフロートを越えてK9護岸の近くまで行っても海保のGBは規制しなかった。午前中はバージ船に積んであった大型オイルフェンスを下ろし、長島からリーフ方向に再設置する作業が行われた。
フロートやオイルフェンスで臨時制限水域を囲っていないと、抗議船やカヌーが入ってくるため作業が行えない . . . 本文を読む
22日は朝、カヌー12艇で瀬嵩の浜を出発した。ほかに3艇が初心者練習を行っている。辺野古弾薬庫下の小浜が見渡せる場所まで漕いでK9護岸の様子を見た。月曜日で本来なら8時ごろから工事が始まっているはずだが、この日は作業員たちが姿を見せず、捨て石の投下作業は行われなかった。
11日ぶりに海に出たが、捨て石の状況は5月10日に見てから10数メートルは進んだろうか。クレーン車が前に進 . . . 本文を読む
20日は那覇市新都心の水道タンクがある丘で開かれたシュガーローフ慰霊祭に参加した。お昼過ぎに行くと、展望台のそばに設置された説明版の前にカーサバームーチーが供えられ、サンニンの花が飾られてた。今年は呼びかけが不十分だったとのことで、参加者は少なかったが、黙とうのあと呼びかけ人の具志堅青鳥さんがあいさつし、海勢頭豊さんと娘の愛さんによる「月桃」「喜瀬武原」の演奏があった。
伯母 . . . 本文を読む
11日は風k風邪ため海上行動は休みを取った。前日10日にK9護岸の延長線上でカヌーから海底の写真を撮った。捨て石の投下場所からは50~60メートルほど離れた地点で、水深は4~5メートルほどあったろうか。このまま捨て石の投下が進めば石材で押し潰される場所なので、海底にサンゴがないか確かめようと思ったのだが、濁って写真ではよく分からなかった。
問題はこの濁りが何に起因するかだ。5 . . . 本文を読む
10日は朝、カヌー13艇で瀬嵩の浜を出発した。波風ともに穏やかで、干潮時には海底のサンゴがよく見えた。辺野古弾薬庫下のくばま(小浜)では、8時には作業が始まったようで、午前中、捨て石を投下しつつ、側面の角度を測りパワーショベルでうち固める作業が行われていた。
くばまの隣にあるやに浜の工事用道路付近に、ダンプカーで運んできた石材を下ろす場所がある。そこでキャリアダンプに石材を載 . . . 本文を読む
9日は朝、瀬嵩の浜をカヌー17艇で出発した。抗議船4隻と合流して辺野古弾薬庫下まで漕ぐと、くばま(小浜)では作業範囲を囲む黄色いフロートを設置しているところだった。満潮で投下地点に波が寄せるため、ダイバー二人でフロートを広げ、アンカーで固定するのに時間がかかっていた。今日は大した波ではなかったが、それでも苦労していたのを見ると、これから深場に進むにつれ波が荒いときは大変だろう。
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週明けの8日は朝、瀬嵩の浜からカヌー15艇で出発した。抗議船2隻と合流して辺野古弾薬庫下の海域まで漕ぎ、くばま(小浜)で行われている作業に監視・抗議行動を行った。午前中は先週までに積んだ布団かごの上に栗石を敷き固め、鉄板を置く作業が行われた。
クレーン車が前に進めるように足場を作る作業で、黄金週間中の波よけだったらしい手前の3袋の布団かごを取り去ったあと、午後からいよいよ . . . 本文を読む
沖縄は若夏の季節を迎えている。先だって辺野古からの帰りに道路脇でいちゅびぐゎー(野苺)を見つけた。美味だったが、子どもの頃に祖父から、いちゅびやまちむむ(山桃)など木の実がなるところは小鳥が集まり、それを狙ってパブも出るので注意するように言われたのを思い出した。沖縄ではハブ咬傷注意報が出ている。
辺野古の新基地建設工事が休みなので、たまには小説の紹介をしたい。昨年秋、フランスで『 . . . 本文を読む
5月に入った。1日は朝、カヌー7艇で瀬嵩の浜を出発した。気持ちのいい五月晴れで、日差しは暑いくらいだった。海や空、森の色が鮮やかだったが、目障りなのが小浜に積まれていく石材の入った袋だ。自然の造形とは異質な人工物の醜悪さ。それが癌細胞のように広がっていく。
カヌーチームは辺野古弾薬庫下の岩場から伸びるフロートを越えて、小浜から引き出されたフロートのそばまで行って、抗議・監視行 . . . 本文を読む