3月28日に開かれた新基地建設問題を考える辺野古有志の会主催の学習会は、時折強い雨が降るあいにくの天気だったが、60名ほどの参加があった。前日の27日に東京で開かれた環境影響評価の作業部会(ワーキングチーム)で、アセス準備書について、沖合移動案などの比較データとして六案が示された。28日付琉球新報朝刊には、それに対する桜井国俊氏のコメントが「識者談話」として掲載されていた。建設位置が沖合か政府案 . . . 本文を読む
本ブログのコメント欄に、特定の個人を名指しで批判したコメントが時々送られてくる。相手を批判するときには、実名であれ筆名であれ自分が誰であるかを明らかにして行うのが原則だと考える。人を公に批判するからには、反論を受けるのは当然のことであり、自分の言論への責任とリスクを負う覚悟もしなければならない。ある人に問題があると考えるのなら、本ブログのコメント欄に匿名で書くのではなく、新聞投書なり自分のブログ . . . 本文を読む
[ 〈虚言〉の合作 ]
以上見たように〈秀幸新証言〉は、控訴審では秀幸氏の過去の証言との〈矛盾〉、〈不自然な変遷〉〈多くの証拠との齟齬〉などを根拠として、〈虚言〉との判断が下されたのだが、それはまた次の点からも明らかである。
控訴人である梅澤氏が、〈本部壕の場面に宮平がいたことの記憶がない〉としていることは先に触れた。おそらく、それを聞いて藤岡氏はかなり困惑したはずだ。せっかく梅澤証言の信用 . . . 本文を読む
3月26日は64年前に米軍が慶留間島、座間味島に上陸し、住民の「集団自決」(強制集団死)が起こった日である。27日付沖縄タイムス朝刊には、今年も座間味島で慰霊祭が行われたことが報じられていた。そして、27日は渡嘉敷島に米軍が上陸し、翌28日に「集団自決」が起こっている。28日には渡嘉敷島でも慰霊祭が行われる。
28日はまた、大江・岩波沖縄戦裁判の一審判決が出て1年でもある。去年のこの日は大阪地 . . . 本文を読む
今日27日午後から内閣府で「普天間飛行場代替施設の建設計画。環境影響評価の作業部会」(ワーキングチーム)が開かれます。防衛省が4月に沖縄県に送付するアセス準備書の内容を説明するものです。同時に今日の衆院外務委員会で「在沖海兵隊のグアム移転に係る協定」について政府の趣旨説明が行われ、同協定の審議が始まります。一方で、現在開会中の名護市議会では、米軍再編交付金によって久辺三区など「地元」を懐柔するた . . . 本文を読む
春の選抜一回戦、興南高校は延長10回表に2点を取られて富山商業に惜敗。島袋投手の19三振を奪う力投が報われず残念だった。しかし、切れのある速球で三振を取る場面は気持ちよかった。
今年は高校を卒業して30年ということで、正月に初めての同窓会があった。その準備の集まりで興南高校の1年生エースが、北山高校の同級生の息子だということを知った。父親も野球部でエースだったから、父が果たせなかった目標を実現 . . . 本文を読む
前回書いた尾身幸次氏の沖縄利権と西松建設の問題について、卵かけごはんさんという方からコメントをもらった。同氏のブログには、尾身氏の沖縄利権に関する新聞や週刊誌の記事が数多く集められていて、参考になるので読んでみてほしい。
「東京サバイバル情報 ☆一時避難せよ☆」
yaplog.jp/ichijihinan/category_24/
野村旗守編『沖縄ダークサイド』(宝島社文庫・2006 . . . 本文を読む
『週刊文春』3月19日号に〈「ドツボ」小沢VS「どん底」麻生 史上最低の「ドロ試合」〉という記事が載っている。その中に以下に引用する一節がある。東京地検特捜部が小沢氏の秘書・大久保容疑者を逮捕したことに関連してのものだ。
〈自民党側は「小沢の次は、二階か。じゃあその次は誰だ?」と戦々恐々だ。二階氏の次に名が挙がる筆頭が尾身幸次郎氏。これまで科学技術政策担当大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、財務 . . . 本文を読む
名護から今帰仁に車で向かう途中、淡い藤色のシンダンギー(栴檀)の花が新緑の合間に煙るように咲いているのを目にした。沖縄では昔、女の子が生まれると庭にシンダンギーを植えた。結婚するときに成長したシンダンギーで箪笥を作り、嫁入り道具として持たせるためである。私の母も父と結婚したときに、祖母がシンダンギーで箪笥を作り持たせてくれたという。1950年代の後半まで、そういう習わしが今帰仁には残っていた。
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☆薩摩の琉球支配400年を問う シンポジューム・大激論会
日 時:3月29日(日) 午後1時~6時
場 所:教育福祉会館3階大ホール(那覇市モノレール古島駅徒歩2分)
第一部 シンポジューム
基調講演 豊見山和行氏(琉球大学教授・琉球史研究家)
パネリスト 下地和宏氏(宮古歴史研究者)
砂川哲雄氏(八重山文化研究会会長)
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総務省は東京都国立市と福島県矢祭町に対し住基ネット接続を求めて圧力を加えています。それに対する反住基ネット沖縄の抗議文を下記に載せたいと思います。
2009年3月19日
総務大臣 鳩山邦夫様
住基ネットに反対する市民ネットワーク沖縄
政府・総務省の国立市・矢祭町に対する住基ネットへの接続を求める「是正要求」に抗議します
政府・総務省は、2月13日、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット) . . . 本文を読む
3月14日付琉球新報朝刊に〈名護市 再編交付金で19事業 09年度、9億7030万円計上〉という見出しの記事が載っている。
〈名護市(島袋吉和市長)は、在日米軍再編への協力度合いに応じて交付される米軍再編交付金で二〇〇九年度に取り組む主要事業に十九件、事業費九億七千三十万円を計上した。
北部地区での救急ヘリ運行再開に向けた運営補助金のほか、基地関連では米軍キャンプ・シュワブからの航空機騒音や . . . 本文を読む
沖縄防衛局は3月14日をもって、辺野古で行っていた環境アセスメントの現地調査を終了したと発表しました。しかし、それは専門家が求める複数年調査の要求を無視し、沖縄防衛局自らが必要と認めた台風時の調査も欠落させたものです。にもかかわらず沖縄防衛局は、春夏秋冬を通して調査したことをもって十分な調査を行ったかのように装い、2014年の辺野古新基地完成に向け、強引に建設計画を進めようとしています。
沖縄 . . . 本文を読む
3月16日に開かれた県議会予算委員会に仲井真知事が出席し、総括質疑が行われている。知事出席の総括質疑は異例のことで、14年ぶりのことだという。県議会で野党が多数を占めるなか、県営林道開設、県立病院の独立法人化、泡瀬沖合埋め立て事業など、野党と対立する重要案件が多いことに対応したものだが、17日付琉球新報には県営林道開設について、次のようなやりとりが載っている。
〈仲宗根悟氏(社民・護憲) . . . 本文を読む
「風流無談」第21回 2009年3月7日付琉球新報朝刊掲載
今朝の琉球新報朝刊に、名護市辺野古沖で実施していた環境影響評価(アセスメント)の年間調査を、沖縄防衛局が3月14日で終えたという記事が載っている。〈調査結果は、二十七日開催予定の国、県の実務担当者らでつくる「環境アセス・建設計画」作業班(ワーキングチーム)で県に報告する〉という。春夏秋冬を通して調査したことをもって、沖縄防衛局は十分 . . . 本文を読む