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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

大浦湾の開口部でガット船(土砂運搬船)に抗議/午前中の土砂投入を阻止

2019-04-12 21:30:21 | 米軍・自衛隊・基地問題

 12日(金)はいつもより早く松田ぬ浜をカヌー13艇で出発した。前日の午後で大浦湾には埋め立て用土砂を積んだガット船やランプウェイ台船がなくなり、K9護岸から陸揚げする土砂が切れた。12日に大浦湾に入ってくるガット船を止めれば、その時間だけ埋め立て作業を止めることができる。そのために朝早く集まり、抗議船に乗って大浦湾に張られたオイルフェンスの開口部に向かった。

 午前7時頃には辺野古の沖にガット船の船影が見えていた。カヌーチームと抗議船は急いで大浦湾に向かい、開口部に着くとすぐにオイルフェンスにカヌーを固定した。

 午前8時10分頃、開口部を開くために作業和船がやってきた。午前8時20分頃、海保の保安官が海に飛び込み、カヌーの強制排除が始まった。それから約1時間、カヌーチームによる抗議と抵抗が続いた。

 海保がカヌーメンバーを排除した後、午前9時半頃、雨が降るなか開口部が開かれた。沖合で待機していた5隻のガット船が大浦湾に入ったのは午前10時頃になった。抗議行動がなければ8時半までには入っていただろう。

 午前11時15分頃、豊原の高台から辺野古側の工事の様子を見た。土砂の陸揚げが間に合わず、②-1工区と②工区の重機類は動かず、作業員の姿もなかった。

 大型クレーンによる消波ブロックの設置作業も行われていなかった。

 午前11時半から午後12時過ぎまで、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。この日入ってきた5隻のガット船のうち、第百三十六伊勢丸、第八そうほう丸、第八藤進の3隻はランプウェイ台船に土砂を載せ替える作業を行っていた。

 残りの2隻(松龍丸、第二十八旭丸)は湾内で待機していて、ほかにmarumasa3号が大浦湾に停泊を続けている。

 午後12時までに3隻とも土砂の積み替えは終わらず、K9護岸に接岸するランプウェイ台船はなかった。この日は午前中、②-1工区と②工区への土砂投入はできなかった。早朝から海に出て抗議した甲斐があった。毎日、作業の動きを観察していてはじめて、こういう成果を出すこともできる。

 K8護岸では被覆ブロックの設置が終わり、次の捨て石投下に向けて、汚濁防止膜を張り替える作業が行われているようだった。

 海保のゴムボートに乗せられて松田ぬ浜に戻る頃には風が強くなり、この日は午前10時半頃に活動を終えた。早朝から参加した皆さん、ご苦労様でした。

 

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