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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

12月20日の辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

2024-12-21 14:00:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 20日(金)は2回目の資材搬入に対するゲート前の抗議行動に参加したあと、午後1時27分頃に豊原の高台に行き、辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 土砂を仮置きするダンプカーの動きはなく、積み上げられた仮置き土砂の向こうで、辺野古崎のK5・K6・K7護岸で囲われた中に土砂を投入する様子が見えた。

 A護岸の建設現場では、汚濁防止膜を広げる作業が行われているようだった。

 向かって左側に鋼管矢板を新たに打ち込む場所を確保しているように見えた。

 海上ヤードの建設現場では、第二十八ひなた丸がランプウェイ台船に砕石を積み替えていた。

 その奥にはK8護岸に4隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っているのが見える。

 20日は朝、ガット船2隻(第二十八ひなた丸、栄雄丸)が大浦湾に入り、砕石と土砂をランプウェイ台船に積み替えている。

 K8護岸で陸揚げされた土砂は、近くのK5・K6・K7護岸で囲われた中に投入されている。

 ゲート前から入った車両も含まれていると思うが、護岸上をダンプカーが行き交い、土砂の投入を続けていた。

 上の写真がN2護岸、下の写真がN1護岸の様子で、新工事用ゲートから搬入された砕石を投下し、護岸を伸ばす工事が続けられている。

 今週は瀬嵩側のフロートを交換する作業も行われている。

 大浦湾を囲うフロートやオイルフェンスだけでも、莫大な予算が費やされている。

 来年は敗戦から80年だが、日米安保条約があるからいざとなれば米軍が日本を守ってくれる、というのは幻想にすぎない。 

 米国は東アジアに軍事的覇権を確保するため、日本を利用しているだけであり、その最大拠点が沖縄なのだ。

 核保有国である中国と戦争をする危険を米国が選択すると思うのか。

 日米安保条約には自動参戦条項はない。日本のために戦い、米国の若者が戦死することを、米国の有権者が支持すると思うのか?

 日本人の大多数は米軍駐留の負担や犠牲を負うこともなく、自らの問題として真剣に考えることもなく、米軍への幻想に縋り付いている。

 そうやって自分たちが払った税金が、米国にこびへつらい、軍需産業やゼネコン、それと結びついた政治家・官僚らを儲けさせるために使われていることに関心も向けない。

 来年手取り収入が増えたとして、その金額はフロート何個分だろうか。

 


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