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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

大浦湾でフロート再設置への抗議が続く。

2018-11-02 21:31:33 | 米軍・自衛隊・基地問題

 2日(金)は前日に続き、大浦湾で臨時制限水域を示すフロートの再設置作業が進められ、それに対するカヌーと船による抗議が続いた。この日は朝、カヌー16艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船3隻と合流し、フロートが引き出される米軍のリゾートビーチ前の海域を中心に、作業和船やフロートを曳くタグボートに抗議した。

 2日は朝から曇り空で時おり強風が吹き、白波が立つ厳しい条件だったが、カヌーメンバーは作業和船やタグボートのまわりを囲み、すがりついたりして、フロートを曳きだすのを止めようと必死に行動した。最後は海保に拘束されて瀬嵩の浜に運ばれたが、簡単には引き出させなかった。

 

 広い大浦湾での行動は、船とカヌーの連携が大切となる。大浦湾を広範囲で移動しながらの行動となるので、船もカヌーも数が必要だ。多くの人に抗議行動に参加してほしいが、大浦湾でカヌーを漕ぐには練習と経験を積まなければならない。ぜひカヌーの初心者練習に参加して技量を上げてほしい。

 この2日間で張られたのは、昨日1日がオイルフェンス1本とフロート1本、今日は午前、午後あわせてフロート4本だった。これまでの経験からすると少ない印象だ。まだ再開されたばかりであり、波が高いことや辺野古岬沖で名護市の文化財調査が行われていること、カヌーや船による抗議行動が取り組まれていることなど、いくつか理由があるだろう。

 埋め立て土砂を台船に積み込む本部港の塩川区の使用について、業者の護岸使用許可申請を本部町が不受理したという報道がある。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-828055.html

 安倍政権が工事を再開しても、簡単にはことは進まない。海でもゲート前でも、工事再開を許さない意思を行動で示していきましょう。

 この日は午後、長島から安部に向かうリーフ近くで、タグボートが前日設置したオイルフェンスの所に行き、作業和船からダイバーが潜って作業をしていた。アンカーに不具合があるのか、波が高かったせいか、このあとフロートの引き出しは行われず、午後3時頃には海上作業を終えた。浜では引き続き、運んできたフロートを下ろして並べる作業が行われていた。

 カヌーと抗議船も、海上の作業員が陸に上がったのを確認して、この日の行動を終えた。

 


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