イヌワシ かつて鳥海山に棲息していたけれど今は居ぬ鷲、と言われるのも極間近のようです。スノーモビルが傍若無人に走り回るようになってから営巣は確認できていないとのこと。だけども「イヌワシに対するモービルの騒音について具体的な研究はない」、と保護担当の職にあるものがおっしゃる。
やはり、イヌワシ保護は方便だったのですね。盛者必衰、鳥海山にスキー場を作ろうとしたコクドの撤退の爲の丁度良い方便、八幡町にとっても計画中止の爲のちょうどよい理由、そのためにイヌワシは使われましたがもう用済みのようです。
「イヌワシに対するモービルの騒音について具体的な研究」がなければしなければいけない。というよりも、影響が確認できてからではもう取り返しは尽きません。影響がある恐れがあると思えばこそいうわけで、そんなことは知ったこっちゃないというのがモビラーです。
イヌワシは方便だったのが、実は自然保護の象徴、それすらも出来なければ鳥海山の自然保護は無理です。何やらガイドにもスノーモービルは法を犯していないし、環境に与える影響は確認できないとのたまう人もいるとか。
奈曽渓谷だってイヌワシの営巣地のはずですが、モビラーは走り回っています。自主規制ではもう済まないでしょう。客を乗せて金もらって走り回っているモビラーが人身事故を起こすまで行政も動く気はないのでしょうか。有償で車に人乗せて走るのは下界では法律が厳しいですが、車馬乗り入れ禁止の自然保護区域では堂々と行われています。まあ、自力で登らずに金払って山の上まで行って滑り下りてくるスキーヤーなんてのもネ。
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