今日は久しぶりにジャズCDのお話。昔、鶴岡市にあったLexington というジャズホール、そこで出したCDシリーズです。
Junior Mance 何をどこで演奏してもいいですね。
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一曲目のWHISPER NOT がいいですね。
このジャズホールではレキシントンシリーズとして四枚のアルバムを出していますが、これはその二枚目です。
その一枚目、最初のアルバムがDusko Goykovich のLexingtonでのライブです。
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非常にくつろいで演奏しているように思われます。
三作目はなんとニューヨークでの録音です。リーダーは一作目のドラマー大坂昌彦。サイドメンにMulgrew Miller,Christian McBride 曲によってPhil Woods,Dusko Goykovich も演奏しています。よく言って盛りだくさん。まあそれなりの出来です、というしかないです。Phil Woodsもいつも通りスイングしていますけれど特に印象に残る演奏はありません。鶴岡にあった新星堂では大々的に売り出していたようです、このシリーズ。
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そして四作目が再びDusko Goykovich のライブアルバムです。柳の下の泥鰌を狙ったのでしょうか、はたまた三作目に気をよくしてもう一作と意気込んだか、或いは次の一作で起死回生を狙ったのか、それは本人と関係者しかわかりません。
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一作目と特に変わった演奏ではありません。このアルバムを最後にレキシントンシリーズ、レキシントンホールそのものも消えてしまったようです。
中古市場では一作目は結構高額で取引されているようですが、他は普通の値段で手に入ります。
鶴岡に住む知人が、東北経済産業局の役人が監査に来た時、監査が終わってからレキシントンを見てみたいからそこまで案内してくれと言われて連れて行ったそうですからそこそこの知名度はあったようです。店の外観は見たことがありますけれど、今はどうなっているでしょうか。google map を見ると今なお看板があり、建物も残っているようですが活動しているかどうかはわかりません。お金持ちの御曹司が道楽で始めたとも聞いたことがありますが、ジャズ人口の少ない地方でこれだけ大々的なことをやるのは無理があったのでしょうか。一関ベイシーとは取組み方が全く異なっていたのでしょう。地方でジャズを聴く人は千人に一人いるかどうか程度と言いますから、片田舎でジャズを聴く人はちょっと変わった部類に入るのですかね。まっ、私はジャズを聴きますけどこの辺のジャズを聴く人とは進んで係わりは持ちたくないです。
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