遅くなりましたが大阪から比叡山延暦寺まで歩いた珍道中、残り2日目の総集編です
ウンザリするくらい長文なので時間と体力がタップリある時にでも読んで頂ければ幸いでぃ〜す
(・∀・)b
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(午前6時頃 山科のネカフェにて)
快活クラブは一部店舗では朝の6時〜10時30分まで食パンやフライドポテトの朝食無料サービス(食べ放題)がございまして。
各ブースで休んでいたお客さん達がこの朝食サービスの時間帯にワラワラと活動を始められる気配がパーティション越しに感じられ自然と僕も目を覚ましたんですよね
じゃあ…って事で僕も起き上がろうとするのですけども…
か…身体が動かん…
(;°;∀;°;;)
…まぁネカフェに転がり込んだのが5時間前の深夜でしたし53kmも歩いて来てりゃ〜全身筋肉痛でバッキバキですわね
(;°;∀;°;;)
昨日の朝、自宅を出た際の僕の描いていたプランだと遅くともこの時間帯くらいにはネカフェから再出発出来ている筈だったのですが…未だ起き上がる事もままならずブース内で横たわっているという始末
(-∀-;)
そんな現状ではございますが横たわりながら何か出来る事は無いかとスマホで本日の行程の練り直しを図る事に。
実は出発前から気になっていたのが比叡山の登山ルートなんですよね
(黄色の矢印の方角から歩いて来ます)
GPSで導いてくれるナビアプリどおりに行けば延暦寺の鐘まで迷う事なく確実に連れて行って貰えるのは判ってはいるのですが〜
ナビアプリが示すルートだとケーブルの向こう側をグルッと遠回りさせられながら延暦寺を目指す事になるんですよね。
以前、比叡山についてルート検索をした際に自動車専用道路である比叡山ドライブウェイを跨がないよう安全のため仕方なく歩行者は迂回して歩かされるのかなぁ?と思い仕方なく諦めていたんですが。
(故にリアルタイム出発時で書いていた行程も南(画像下)から北上し、ケーブルの乗り口より北側から登るという…このルートを選んでいたのです)
と・こ・ろ・が!
( ゚Д゚)b
(オ・モ・テ・ナ・シ!)
ナビアプリのほうでは全く表示され無いのですが地元の観光協会だかのサイトには『ケーブルよりも手前(南側)から延暦寺を目指すルート』なるモノが存在したのです!
( ゚Д゚)!!
『無動寺道ルート』という道らしいのですが…確かにケーブルより手前から延暦寺を目指しますのでナビアプリのルートより距離も時間も短縮させられそうなのですがぁ〜…
如何せん地図がザックリ過ぎるんですよねぇ
(;°;∀;°;;)
こ、こんなザックリな地図を頼りに単独で山登りしてエエんやろか(汗)
途中…道に迷ったりせぇへんのかな…?
(;°;∀;°;;)
かと言ってネカフェ出発の時刻は既に大幅に遅れてしまってますし…せっかくケーブルの手前から延暦寺へ向かうルートを発見したってのに馬鹿正直にGPSのナビアプリの示す遠回りルートを選ぶってのは…何だか勿体無さ過ぎるわと感じたので
ええ〜い!
とにもかくにもこの無動寺道の入口まで行ってみて、そこから『登れそうな雰囲気があるなら無動寺道ルート』で。『ヤバそうなら無理せずケーブルの向こう側からナビアプリどおりに登って行こうやないか!』
( ゚Д゚)
と腹をくくった…11月の秋の朝。
(↑ナンヤソレ)
そんなこんなで身体より先に頭をフル回転させて起こしてしまったので
とりあえず熱〜いシャワー(無料)を浴びてリフレ〜ッシュ!
さっぱりスッキリしてからトーストとフライドポテトでモリモリと栄養補給
(ソフトクリームも食べ放題)
ボルタレン&サポーターでガッチリとケアしてから再びリュックを背負うと
『重っ』
Σ(´□`;)
(重量は変わっておりませんが僕のパワーが落ちちゃってます)
かくして2日目の午前9時に(予定の3時間遅れで)山科のネカフェを出発
山科から比叡山の無動寺道入口まではナビアプリで12km
フツーのペースで歩けば休憩を含めても3時間後の正午くらいには入口に着いている筈ですが
それまでに京都側から琵琶湖側へ軽く1山越えなければならないのでそこでのペースダウンが如何ほどになるのかは進んでみなくちゃ判りません
(-∀-;)
オソロシヤ…
むぅぅ…眼前には怖ろしげな山々の姿が
( ゚Д゚)
さぁ…そろそろ峠道に差し掛かります
トレッキングポールの出番がやって来ましたが…
…
意外にあっさりと頂(いただき)に出ちゃいますた
Σ(´□`;)
エエッ!?
登り坂が終わったとはいえ下り坂は下り坂で太ももに激痛を浴びせて来ますので
格好なんて構ってられませんので後ろ向きに坂を下り続けました
今から思うと寝屋川のサイクリングロードのダウンヒルも後ろ向きで下りてりゃ良かったですわ
(゚д゚( ::: * ::: ) =3 ブッ
琵琶湖側に出られている筈なのですが標高が低いのか琵琶湖の眺望は望めないままひたすら無動寺道入口を目指します
ちょっとガス欠っぽくなって来たのでコンビニで休憩することに。
コロナ禍もあってか久しぶりにイートインスペースを利用したような…
食後少しだけ脚を休めている間にもう1つ気になっている事をスマホで調べてました
それが『目的達成後、帰りに乗るケーブルの最終便の時刻』
(-⊡ω⊡)
鐘を撞いたあとのボロボロの脚では自力で下山できる気力・体力なんて毛頭残ってないでしょうから撞き終えた後はスタコラサッサとケーブルで下山する目論見なのですけども…
昨日今日と壊滅的なペースダウンにつき…こりゃあケーブルの最終便の時刻も加味しながら行動しないとエライことになっちゃうゾ…と(汗)
(-⊡ω⊡)
そんなモン…スマホで検索すればすぐ判る事のように思うのですけど如何せんコロナに打ちのめされた世の中ゆえ、普段営業している筈のものが早仕舞いしてるなんてザラにありますので正確な情報を得る為に検索しまくったんですけど…
(-⊡ω⊡)
なんか…今年じゃ無いみたいですが過去には紅葉シーズンだと普段より最終便が遅く(午後6時半くらい)まで動いてくれてたりしたみたいで。
でもやっぱハッキリとした情報が得られず過去のシーズンダイヤを鵜呑みにしてソレに合わせて余裕ブッこいて登ったものの…いざ着いたら既にケーブルが終わっていた…なんて事になったら生死に関わって来ますので、だいたい5時から6時くらいまで動いてくれてる…かなぁ…?くらいの気持ちを持ってコンビニを後にしました
(-⊡ω⊡)
(ショーケース越しに久しぶりに自撮りしたら(顔が死んでる)と皆に指摘された画像)
ヒーコラ言いながらネカフェから5時間かかって無動寺道入口に到着(午後2時)
この時点で体力的にも時間的にもナビアプリ推奨の『ケーブルを遠回りするルート』は諦めざるを得なくなりました
(;°;∀;°;;)
ムーリー!
登山口で荷物をおろしその旨をリアルタイム更新をしておりますと
そんなタイミングでまさかの無動寺道ルートを下山して来られる男性登山者(貴重な情報源)が!
(人´∀`*)
僕『お疲れ様です〜!あの〜…、この道を進めば延暦寺の根本中堂の方へ行けるんですよねぇ?』
(人´∀`*)
男性登山者『え…ええ。確かにこの道で延暦寺までは行けますけど…今から登られるんですか?2時間半くらいかかっちゃいますよ?』
(´・ω・`)
僕『そうなんですよぉ。僕…延暦寺の鐘を撞かないと帰れませんので』
(人´∀`*)
男性登山者『帰りはどうされるのですか?自力で下山されるのですか?』
(´・ω・`)
僕『いえいえ〜。とてもじゃ無いですけど脚がブッ壊れてますので帰りはケーブルに乗ってシューっと下りてくるつもりッスわ〜』
(人´∀`*)
男性登山者『ケーブルの最終便って…確か5時だったような…』
(´・ω・`)
ノンビリシテテ…エエノ?
(人´∀`*)
(´・ω・`)
(人´∀`*)
(´・ω・`)
ウォオォオォ!!
こんな所でノンビリなんてしちゃ居れん‼
とっとと出発しますわ!
(°Д°; ≡ °Д°;)
…てな訳で無動寺道ルートのマップの真偽もさておき『ケーブルの最終便に間に合うのか?』という新たなプレッシャーを抱えたまま半ば見切り発車で坂道を登り始める事に(汗)
(°Д°; ≡ °Д°;)
フツーの人のペースで2時間半かかると言われていても…普段ならともかく今の僕が果たして一般人と同じようなペースで登れる訳が無いのと違うか?
仮にケーブルの最終便までにギリギリ駅には辿り着けたとしても…果たして駅から更に700m遠くにある鐘撞き堂へ行って鐘を撞いて戻って来られるのか?(間に合うのか?)…なんて悶々としながらも
エゲツない坂道を休憩無しで登り続けます
( TДT)
(だって時間に余裕が無ぇ〜んだもん…)
もぉ…
何やねん…この嫌がらせみたいな急坂は
( TДT)
お地蔵さん
そんなこんなでゼーハー言いながら登り続けていたら…
!?
紀貫之の…墓?みたいなスポットに辿り着いたのですが〜…
アレ⁉
( ゚Д゚)
観光協会の案内(サイト)では確か無動寺道の入口から紀貫之の墓までは…70分掛かるって書いてなかったっけ!?
僕は2時から登り始めたので今が2時53分て事は…
( ゚Д゚)
一般人より早いペースで登れてんじゃん♥
(´✪ω✪`)
(17分早いやん!スゲーぞ俺!)
ウォオォオォ〜!てっきり一般的なペースより遅れてるとばかり悲観的に考えてましたが意外に早く登れていたとは〜!ちょっと心に余裕出て来たかも〜♥
(↑浮かれてこんな画像撮っちゃってますが後に大変な事になろうとは)
自分で自分を鼓舞するため『俺ってスゲー!』と独り言を連呼しながら進み続けていたのですがぁ〜…
え…?
(;°;∀;°;;)
道が崩落してんじゃん
(;°;∀;°;;)
あ…そう言えば無動寺道入口で出会った男性登山者の方が『途中、1か所崖崩れしてる所ありますけど鎖を掛けてくれてるので大丈夫でしたよ〜』って言ってくれてはったっけ…
(;°;∀;°;;)
あ。ホンマや。鎖掛けてくれてるわ
むぅぅ…もっとこう…冒険スペクタクルな画像を撮りたかったのですけどねぇ
色々なアングルから撮ってみて『如何にヤバそうな崖崩れに見えるか』を試してたのですがコレくらいしか撮れませんでしたわ
(↑そんなモン良いから早よ行け)
美しいシダ植物(たぶん)
時折垣間見えるようになった琵琶湖の絶景。
いよいよこんな眺望が望める高さまで登って来れたのかぁ…なんて思いながら登り進んでおりますと
え!?
( ̄□ ̄;)!!
えええええええ〜!?
( ̄□ ̄;)!!
ウソ~!
ききき紀貫之の墓…もう一個あるやん!
( ̄□ ̄;)!!
ちちちちょっと待て!おおおお落ち着け!
観光協会の言うてた紀貫之の墓の画像をもう一度確認してみよう…
( ̄□ ̄;)
( ̄□ ̄;)
( ̄□ ̄;)
コッチやん!
( ̄□ ̄;)!!
ええええええ!?70分かかる所を53分で辿り着いたと喜んでたのは…まさかの勘違いやったん!?
(;°;∀;°;;)
じじ…じゃあいったいここ迄の本当の所要時間ってどれぐらい掛かってた…の…!?
(;°;∀;°;;)
(震えながら時計をチェック)
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
今が3時16分って事は…76分掛かってんじゃん
(;°;∀;°;;)
うぬぉおぉおぉお!
(°Д°; ≡ °Д°;)
やっぱ一般人のペース(70分)よりビミョーに遅れてんじゃん!
余裕なんて全然無かったんじゃん!
(°Д°; ≡ °Д°;)
イソガネバ‼
(泣きっ面に蜂とは良く言ったもので…この後ラスボス級の危機に直面する事に)
オヤ!?
( ゚Д゚)
道が…無くなってる?
( ゚Д゚)
いや…先程のような崖崩れにより『物理的に道が無くなってる』のとは違う意味で、今まで歩いて来た道のように『人が踏み固めた道の痕跡』が全く見当たらないんですよ…
(;°;∀;°;;)
オヤオヤ!?
コ、コレ…どの方向にも進めるっちゃ進めるんですけど!?
(;°;∀;°;;)
ででででも…もし間違った方向に進んでしまったら最悪遭難の可能性もあるわけで…
(;°;∀;°;;)
どうやらココって随分昔に砂防ダムに溜まった土砂が大幅に景観を作り変えたエリアっぽいですけども…シランケド
砂防ダム側に沿うように向かって山の左側はどうやら崖っぽいので
進める可能性とすればエリアを見渡してざっくり正面の方向か…それとも流れて来た土砂の上流っぽい右側の明るく開けている方向か…
どちらの方向も雰囲気的に合っているようで間違ってもいるように見えるんですけど…
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
道…迷ったんちゃうの⁉
(;°;∀;°;;)
すかさずナビアプリを立ち上げGPSで自分の位置を測位してみますが道無き山の中にポツンと僕の位置情報がマークされてるだけ
(;°;∀;°;;)
(だからナビアプリは道が判る遠回りルートを推奨していたのネ…(泣))
段々と陽も傾いて気温も下がってくる中で
真っ直ぐ進むのか…それとも右へ進むのか…そんな一か八かのギャンブルに自分の生命を託して良いのか?
否…今なら来た道を下山する事は可能…。
(↑コレが唯一、確実に自分の生命を守ってあげられる賢明な選択肢に違い無いのですけども…)
せっかくココまでズタボロになりながらも自宅から頑張って歩いて来たのに…鐘を撞けずに下山する事になると結局中途半端にリタイアして帰って来た落伍者の烙印を押される事になるんですよね
( TДT)
僕の性格上、達成できなければ来年またリベンジに来なくてはならないと思うんですけど…また一からやり直し…かぁ…辛いなぁ…
( TДT)
それでも命を懸けてまでの無謀な丁半博打をするより自分の生命を守るためにどんな辱めを受けようが勇気ある撤退を選ぶべき…と、
迷いに迷った挙げ句、僕の心の中ではほぼ下山を覚悟しかけておりました
( TДT)
ム…ムネン…
ただ、『疲れきっている時にこそ心に余裕が無くなっているのでは?』とか、
『道に迷ったりした人は闇雲に山の中を歩き回り更に疲れ果てて正確な判断能力が鈍ってたりした』エピソードを思い出し…
(´Д`;)
そこでもう一度落ち着いて考えてみようと思い、確実に道があった(登ってきた)ポイントまで一旦戻り、思考をリセットしてみる事にしたんですよ
(´Д`;)
そしたら…ですね…
(´Д`;)
来た時には全然気付かなかったんですけど…
(´Д`;)
その登ってきたポイント付近の何気無い一本の木の枝にビニールの目印みたいなのが括られているのを偶然見つけたんですよね
Σ(´□`;)
え!?
Σ(´□`;)
ちょっと待って…
確かドラマか何かのシーンで見た事あるんやけど…
『先人達が後に訪れる人が道に迷わないよう目印を括り付けてくれてる』…ていうのが…
コレ!?
Σ(´□`;)
え!?
だとするとこの目印を起点に次の目印なるものが他に…
(´□`;)
(回れ右して広大なエリアを見渡す僕)
有った…?
Σ(´□`;)
けど…
赤色以外に黄色い目印もあるんだけど…
コレ…色によって進む方向が違う可能性って…無いのか!?
しかも…目印と言うにはどうも頼り無いくらいにボロボロになった物も有るし…
恐る恐る目印らしき物を辿って進んだ先に…
道が!
( ꒦ິД꒦ິ)੭ु⁾⁾
結論を申しますと麓から広大なエリアを望んだ状態で進むべき方向は左側でも右側でも無くおよそ真っ直ぐに近い方向が正解だった事になりますがぁ〜…
(当時満身創痍につき記憶が定かではございませんので悪しからず)
一か八かでテキトーに明るい右側の方へ歩き進んでいたら…死んでいたかも…
(;°;∀;°;;)
death!
すんでの所で下山の危機から回避出来たとはいえ多大なる時間をロスした事に変わりありませんので…リアルタイム更新ではこのようなヒリついた顛末を投稿している時間的余裕なぞ微塵もございませんでした!
(°Д°; ≡ °Д°;)
イソゲ~!
山と寺の境界を分ける獣避けのフェンスに辿り着きました
ここから先はお寺のエリアって事みたいですが敷地側に入り獣避けフェンスを閉める際、フェンスの内側に『この先崖崩れの為通行止め』みたいな注意書きが貼ってありましたけど…
やっぱ僕が登ってきたルートって…危ないルートやったんちゃうん…
(;°;∀;°;;)
(無動寺道入口には何も書いて無かったのにw)
ココからがまた階段…階段…階段の連続
(これ以外の階段の写真を撮る余裕が無いくらい時間的・体力的にもテンパってました)
登れども登れども新たな階段が出現し心折られそうになってますがケーブルの時刻が気になって僕を休憩する気分にさせてくれません
『あの時あそこで休憩さえしなければ鐘撞いてケーブル乗って下山できたのに…』なんて後悔だけは絶対にしたくありませんでしたので…
( TДT)
誰も居ないので独り『何じゃコリャー!』『ええ加減にせえやゴラァー!』と絶叫しながら爆発した脚を鞭打って登り続けてますと…
何だか坂の向こうの景色が拓けて来たような…
ゼェハァ…ゼェハァ……
…
ケーブルの駅に辿り着いた…
( ꒦ິД꒦ິ)
イ〜ヤイヤイヤ!
感慨に浸ってる余裕なんか無いゾ!
ケーブルの最終便の時刻を確認しなければ…!
ココから鐘撞き堂までまだ700mあるのでもし最終便が5時だと時間的にカツカツやぞ!
( ꒦ິД꒦ິ)
…
…
5時半でしたぁあぁあぁ!
( ꒦ິД꒦ິ)
か…
( ꒦ິД꒦ິ)
勝った…
( ꒦ິД꒦ິ)
想定していた5時最終便の絶望から更に30分のアドバンテージを勝ち得た瞬間、ココから鐘撞き堂を往復しても確実にケーブルの最終便に乗って下山出来る確信に変わりました
( ꒦ິД꒦ິ)
次第に聞こえてくる鐘の音…
鐘撞き堂まで700mの道のり…昨夜山科を徘徊していた時には500mの距離すら地獄に感じていたのに
勝ちが確定し絶望感から解放された今の僕にとってのこの700mはさながらウィニングランでしたわ♥
(まるで羽根が生えたかのように軽やかに歩けてました)
\(//Д//)/♥
いやっほぉ〜い!鐘撞き堂に到着したぜぇ〜!
\(//Д//)/♥
ちょうど修学旅行生が沢山居てたのでそのうちの1人の女の子に図々しくも動画の撮影を頼み
(オッサンは無敵です)
撮って貰った動画がコレ↓
(gifなので音はしませんw)
撮って貰ってからの僕は最終便ではなく5時のケーブルに乗る事が出来ましてそれからバス→JR→メトロと乗り継いで前日の出発から鐘を撞くまで33時間かかったってのに帰りは3時間弱で帰宅出来ちゃいましたw
(人類の発明はスゴい)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
…とまぁこんな感じで昨年の高野山とは違った意味でヒリついた旅路でありましたが…
無事に帰って来れたとはいえ1つ選択を間違えていたらゾッとするような場面もあっただけにもっと事前に綿密な下調べをしておくべきだったと猛省しております
(´Д`;)
でも…すんでの所(昨年高野山の作水坂アタック中に飲み水が尽きて熱中症になって倒れてた際に湧水を発見したりとか
今回1日目の人(ひと)気の無い農道アタック前の吉野家での休憩にありつけたタイミングとか2日目の登山口直前のファミマでの休憩のタイミングとか登山中迷いかけた際に目印を発見できた事とか)で偶然とはいえ窮地を救われたような気がしなくも無いんですよねぇ
(*_ _)
(信仰心のある人に言わせたら『それは神様仏様が導いてくださったんやで』という事になるのでしょうけども…たぶん…ただのラッキーでしょw)
(*_ _)人
ナムー
兎にも角にも2021年の深い思い出が出来て良かったです!
気力は保ちましたが体力的な衰えは痛感させられましたのでもう二度とこんなシンドイ事は致しません!
長々とお付き合いくださり有難う御座いました〜
(๑´∀`๑)
乙!
ウンザリするくらい長文なので時間と体力がタップリある時にでも読んで頂ければ幸いでぃ〜す
(・∀・)b
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(午前6時頃 山科のネカフェにて)
快活クラブは一部店舗では朝の6時〜10時30分まで食パンやフライドポテトの朝食無料サービス(食べ放題)がございまして。
各ブースで休んでいたお客さん達がこの朝食サービスの時間帯にワラワラと活動を始められる気配がパーティション越しに感じられ自然と僕も目を覚ましたんですよね
じゃあ…って事で僕も起き上がろうとするのですけども…
か…身体が動かん…
(;°;∀;°;;)
…まぁネカフェに転がり込んだのが5時間前の深夜でしたし53kmも歩いて来てりゃ〜全身筋肉痛でバッキバキですわね
(;°;∀;°;;)
昨日の朝、自宅を出た際の僕の描いていたプランだと遅くともこの時間帯くらいにはネカフェから再出発出来ている筈だったのですが…未だ起き上がる事もままならずブース内で横たわっているという始末
(-∀-;)
そんな現状ではございますが横たわりながら何か出来る事は無いかとスマホで本日の行程の練り直しを図る事に。
実は出発前から気になっていたのが比叡山の登山ルートなんですよね
(黄色の矢印の方角から歩いて来ます)
GPSで導いてくれるナビアプリどおりに行けば延暦寺の鐘まで迷う事なく確実に連れて行って貰えるのは判ってはいるのですが〜
ナビアプリが示すルートだとケーブルの向こう側をグルッと遠回りさせられながら延暦寺を目指す事になるんですよね。
以前、比叡山についてルート検索をした際に自動車専用道路である比叡山ドライブウェイを跨がないよう安全のため仕方なく歩行者は迂回して歩かされるのかなぁ?と思い仕方なく諦めていたんですが。
(故にリアルタイム出発時で書いていた行程も南(画像下)から北上し、ケーブルの乗り口より北側から登るという…このルートを選んでいたのです)
と・こ・ろ・が!
( ゚Д゚)b
(オ・モ・テ・ナ・シ!)
ナビアプリのほうでは全く表示され無いのですが地元の観光協会だかのサイトには『ケーブルよりも手前(南側)から延暦寺を目指すルート』なるモノが存在したのです!
( ゚Д゚)!!
『無動寺道ルート』という道らしいのですが…確かにケーブルより手前から延暦寺を目指しますのでナビアプリのルートより距離も時間も短縮させられそうなのですがぁ〜…
如何せん地図がザックリ過ぎるんですよねぇ
(;°;∀;°;;)
こ、こんなザックリな地図を頼りに単独で山登りしてエエんやろか(汗)
途中…道に迷ったりせぇへんのかな…?
(;°;∀;°;;)
かと言ってネカフェ出発の時刻は既に大幅に遅れてしまってますし…せっかくケーブルの手前から延暦寺へ向かうルートを発見したってのに馬鹿正直にGPSのナビアプリの示す遠回りルートを選ぶってのは…何だか勿体無さ過ぎるわと感じたので
ええ〜い!
とにもかくにもこの無動寺道の入口まで行ってみて、そこから『登れそうな雰囲気があるなら無動寺道ルート』で。『ヤバそうなら無理せずケーブルの向こう側からナビアプリどおりに登って行こうやないか!』
( ゚Д゚)
と腹をくくった…11月の秋の朝。
(↑ナンヤソレ)
そんなこんなで身体より先に頭をフル回転させて起こしてしまったので
とりあえず熱〜いシャワー(無料)を浴びてリフレ〜ッシュ!
さっぱりスッキリしてからトーストとフライドポテトでモリモリと栄養補給
(ソフトクリームも食べ放題)
ボルタレン&サポーターでガッチリとケアしてから再びリュックを背負うと
『重っ』
Σ(´□`;)
(重量は変わっておりませんが僕のパワーが落ちちゃってます)
かくして2日目の午前9時に(予定の3時間遅れで)山科のネカフェを出発
山科から比叡山の無動寺道入口まではナビアプリで12km
フツーのペースで歩けば休憩を含めても3時間後の正午くらいには入口に着いている筈ですが
それまでに京都側から琵琶湖側へ軽く1山越えなければならないのでそこでのペースダウンが如何ほどになるのかは進んでみなくちゃ判りません
(-∀-;)
オソロシヤ…
むぅぅ…眼前には怖ろしげな山々の姿が
( ゚Д゚)
さぁ…そろそろ峠道に差し掛かります
トレッキングポールの出番がやって来ましたが…
…
意外にあっさりと頂(いただき)に出ちゃいますた
Σ(´□`;)
エエッ!?
登り坂が終わったとはいえ下り坂は下り坂で太ももに激痛を浴びせて来ますので
格好なんて構ってられませんので後ろ向きに坂を下り続けました
今から思うと寝屋川のサイクリングロードのダウンヒルも後ろ向きで下りてりゃ良かったですわ
(゚д゚( ::: * ::: ) =3 ブッ
琵琶湖側に出られている筈なのですが標高が低いのか琵琶湖の眺望は望めないままひたすら無動寺道入口を目指します
ちょっとガス欠っぽくなって来たのでコンビニで休憩することに。
コロナ禍もあってか久しぶりにイートインスペースを利用したような…
食後少しだけ脚を休めている間にもう1つ気になっている事をスマホで調べてました
それが『目的達成後、帰りに乗るケーブルの最終便の時刻』
(-⊡ω⊡)
鐘を撞いたあとのボロボロの脚では自力で下山できる気力・体力なんて毛頭残ってないでしょうから撞き終えた後はスタコラサッサとケーブルで下山する目論見なのですけども…
昨日今日と壊滅的なペースダウンにつき…こりゃあケーブルの最終便の時刻も加味しながら行動しないとエライことになっちゃうゾ…と(汗)
(-⊡ω⊡)
そんなモン…スマホで検索すればすぐ判る事のように思うのですけど如何せんコロナに打ちのめされた世の中ゆえ、普段営業している筈のものが早仕舞いしてるなんてザラにありますので正確な情報を得る為に検索しまくったんですけど…
(-⊡ω⊡)
なんか…今年じゃ無いみたいですが過去には紅葉シーズンだと普段より最終便が遅く(午後6時半くらい)まで動いてくれてたりしたみたいで。
でもやっぱハッキリとした情報が得られず過去のシーズンダイヤを鵜呑みにしてソレに合わせて余裕ブッこいて登ったものの…いざ着いたら既にケーブルが終わっていた…なんて事になったら生死に関わって来ますので、だいたい5時から6時くらいまで動いてくれてる…かなぁ…?くらいの気持ちを持ってコンビニを後にしました
(-⊡ω⊡)
(ショーケース越しに久しぶりに自撮りしたら(顔が死んでる)と皆に指摘された画像)
ヒーコラ言いながらネカフェから5時間かかって無動寺道入口に到着(午後2時)
この時点で体力的にも時間的にもナビアプリ推奨の『ケーブルを遠回りするルート』は諦めざるを得なくなりました
(;°;∀;°;;)
ムーリー!
登山口で荷物をおろしその旨をリアルタイム更新をしておりますと
そんなタイミングでまさかの無動寺道ルートを下山して来られる男性登山者(貴重な情報源)が!
(人´∀`*)
僕『お疲れ様です〜!あの〜…、この道を進めば延暦寺の根本中堂の方へ行けるんですよねぇ?』
(人´∀`*)
男性登山者『え…ええ。確かにこの道で延暦寺までは行けますけど…今から登られるんですか?2時間半くらいかかっちゃいますよ?』
(´・ω・`)
僕『そうなんですよぉ。僕…延暦寺の鐘を撞かないと帰れませんので』
(人´∀`*)
男性登山者『帰りはどうされるのですか?自力で下山されるのですか?』
(´・ω・`)
僕『いえいえ〜。とてもじゃ無いですけど脚がブッ壊れてますので帰りはケーブルに乗ってシューっと下りてくるつもりッスわ〜』
(人´∀`*)
男性登山者『ケーブルの最終便って…確か5時だったような…』
(´・ω・`)
ノンビリシテテ…エエノ?
(人´∀`*)
(´・ω・`)
(人´∀`*)
(´・ω・`)
ウォオォオォ!!
こんな所でノンビリなんてしちゃ居れん‼
とっとと出発しますわ!
(°Д°; ≡ °Д°;)
…てな訳で無動寺道ルートのマップの真偽もさておき『ケーブルの最終便に間に合うのか?』という新たなプレッシャーを抱えたまま半ば見切り発車で坂道を登り始める事に(汗)
(°Д°; ≡ °Д°;)
フツーの人のペースで2時間半かかると言われていても…普段ならともかく今の僕が果たして一般人と同じようなペースで登れる訳が無いのと違うか?
仮にケーブルの最終便までにギリギリ駅には辿り着けたとしても…果たして駅から更に700m遠くにある鐘撞き堂へ行って鐘を撞いて戻って来られるのか?(間に合うのか?)…なんて悶々としながらも
エゲツない坂道を休憩無しで登り続けます
( TДT)
(だって時間に余裕が無ぇ〜んだもん…)
もぉ…
何やねん…この嫌がらせみたいな急坂は
( TДT)
お地蔵さん
そんなこんなでゼーハー言いながら登り続けていたら…
!?
紀貫之の…墓?みたいなスポットに辿り着いたのですが〜…
アレ⁉
( ゚Д゚)
観光協会の案内(サイト)では確か無動寺道の入口から紀貫之の墓までは…70分掛かるって書いてなかったっけ!?
僕は2時から登り始めたので今が2時53分て事は…
( ゚Д゚)
一般人より早いペースで登れてんじゃん♥
(´✪ω✪`)
(17分早いやん!スゲーぞ俺!)
ウォオォオォ〜!てっきり一般的なペースより遅れてるとばかり悲観的に考えてましたが意外に早く登れていたとは〜!ちょっと心に余裕出て来たかも〜♥
(↑浮かれてこんな画像撮っちゃってますが後に大変な事になろうとは)
自分で自分を鼓舞するため『俺ってスゲー!』と独り言を連呼しながら進み続けていたのですがぁ〜…
え…?
(;°;∀;°;;)
道が崩落してんじゃん
(;°;∀;°;;)
あ…そう言えば無動寺道入口で出会った男性登山者の方が『途中、1か所崖崩れしてる所ありますけど鎖を掛けてくれてるので大丈夫でしたよ〜』って言ってくれてはったっけ…
(;°;∀;°;;)
あ。ホンマや。鎖掛けてくれてるわ
むぅぅ…もっとこう…冒険スペクタクルな画像を撮りたかったのですけどねぇ
色々なアングルから撮ってみて『如何にヤバそうな崖崩れに見えるか』を試してたのですがコレくらいしか撮れませんでしたわ
(↑そんなモン良いから早よ行け)
美しいシダ植物(たぶん)
時折垣間見えるようになった琵琶湖の絶景。
いよいよこんな眺望が望める高さまで登って来れたのかぁ…なんて思いながら登り進んでおりますと
え!?
( ̄□ ̄;)!!
えええええええ〜!?
( ̄□ ̄;)!!
ウソ~!
ききき紀貫之の墓…もう一個あるやん!
( ̄□ ̄;)!!
ちちちちょっと待て!おおおお落ち着け!
観光協会の言うてた紀貫之の墓の画像をもう一度確認してみよう…
( ̄□ ̄;)
( ̄□ ̄;)
( ̄□ ̄;)
コッチやん!
( ̄□ ̄;)!!
ええええええ!?70分かかる所を53分で辿り着いたと喜んでたのは…まさかの勘違いやったん!?
(;°;∀;°;;)
じじ…じゃあいったいここ迄の本当の所要時間ってどれぐらい掛かってた…の…!?
(;°;∀;°;;)
(震えながら時計をチェック)
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
今が3時16分って事は…76分掛かってんじゃん
(;°;∀;°;;)
うぬぉおぉおぉお!
(°Д°; ≡ °Д°;)
やっぱ一般人のペース(70分)よりビミョーに遅れてんじゃん!
余裕なんて全然無かったんじゃん!
(°Д°; ≡ °Д°;)
イソガネバ‼
(泣きっ面に蜂とは良く言ったもので…この後ラスボス級の危機に直面する事に)
オヤ!?
( ゚Д゚)
道が…無くなってる?
( ゚Д゚)
いや…先程のような崖崩れにより『物理的に道が無くなってる』のとは違う意味で、今まで歩いて来た道のように『人が踏み固めた道の痕跡』が全く見当たらないんですよ…
(;°;∀;°;;)
オヤオヤ!?
コ、コレ…どの方向にも進めるっちゃ進めるんですけど!?
(;°;∀;°;;)
ででででも…もし間違った方向に進んでしまったら最悪遭難の可能性もあるわけで…
(;°;∀;°;;)
どうやらココって随分昔に砂防ダムに溜まった土砂が大幅に景観を作り変えたエリアっぽいですけども…シランケド
砂防ダム側に沿うように向かって山の左側はどうやら崖っぽいので
進める可能性とすればエリアを見渡してざっくり正面の方向か…それとも流れて来た土砂の上流っぽい右側の明るく開けている方向か…
どちらの方向も雰囲気的に合っているようで間違ってもいるように見えるんですけど…
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
(;°;∀;°;;)
道…迷ったんちゃうの⁉
(;°;∀;°;;)
すかさずナビアプリを立ち上げGPSで自分の位置を測位してみますが道無き山の中にポツンと僕の位置情報がマークされてるだけ
(;°;∀;°;;)
(だからナビアプリは道が判る遠回りルートを推奨していたのネ…(泣))
段々と陽も傾いて気温も下がってくる中で
真っ直ぐ進むのか…それとも右へ進むのか…そんな一か八かのギャンブルに自分の生命を託して良いのか?
否…今なら来た道を下山する事は可能…。
(↑コレが唯一、確実に自分の生命を守ってあげられる賢明な選択肢に違い無いのですけども…)
せっかくココまでズタボロになりながらも自宅から頑張って歩いて来たのに…鐘を撞けずに下山する事になると結局中途半端にリタイアして帰って来た落伍者の烙印を押される事になるんですよね
( TДT)
僕の性格上、達成できなければ来年またリベンジに来なくてはならないと思うんですけど…また一からやり直し…かぁ…辛いなぁ…
( TДT)
それでも命を懸けてまでの無謀な丁半博打をするより自分の生命を守るためにどんな辱めを受けようが勇気ある撤退を選ぶべき…と、
迷いに迷った挙げ句、僕の心の中ではほぼ下山を覚悟しかけておりました
( TДT)
ム…ムネン…
ただ、『疲れきっている時にこそ心に余裕が無くなっているのでは?』とか、
『道に迷ったりした人は闇雲に山の中を歩き回り更に疲れ果てて正確な判断能力が鈍ってたりした』エピソードを思い出し…
(´Д`;)
そこでもう一度落ち着いて考えてみようと思い、確実に道があった(登ってきた)ポイントまで一旦戻り、思考をリセットしてみる事にしたんですよ
(´Д`;)
そしたら…ですね…
(´Д`;)
来た時には全然気付かなかったんですけど…
(´Д`;)
その登ってきたポイント付近の何気無い一本の木の枝にビニールの目印みたいなのが括られているのを偶然見つけたんですよね
Σ(´□`;)
え!?
Σ(´□`;)
ちょっと待って…
確かドラマか何かのシーンで見た事あるんやけど…
『先人達が後に訪れる人が道に迷わないよう目印を括り付けてくれてる』…ていうのが…
コレ!?
Σ(´□`;)
え!?
だとするとこの目印を起点に次の目印なるものが他に…
(´□`;)
(回れ右して広大なエリアを見渡す僕)
有った…?
Σ(´□`;)
けど…
赤色以外に黄色い目印もあるんだけど…
コレ…色によって進む方向が違う可能性って…無いのか!?
しかも…目印と言うにはどうも頼り無いくらいにボロボロになった物も有るし…
恐る恐る目印らしき物を辿って進んだ先に…
道が!
( ꒦ິД꒦ິ)੭ु⁾⁾
結論を申しますと麓から広大なエリアを望んだ状態で進むべき方向は左側でも右側でも無くおよそ真っ直ぐに近い方向が正解だった事になりますがぁ〜…
(当時満身創痍につき記憶が定かではございませんので悪しからず)
一か八かでテキトーに明るい右側の方へ歩き進んでいたら…死んでいたかも…
(;°;∀;°;;)
death!
すんでの所で下山の危機から回避出来たとはいえ多大なる時間をロスした事に変わりありませんので…リアルタイム更新ではこのようなヒリついた顛末を投稿している時間的余裕なぞ微塵もございませんでした!
(°Д°; ≡ °Д°;)
イソゲ~!
山と寺の境界を分ける獣避けのフェンスに辿り着きました
ここから先はお寺のエリアって事みたいですが敷地側に入り獣避けフェンスを閉める際、フェンスの内側に『この先崖崩れの為通行止め』みたいな注意書きが貼ってありましたけど…
やっぱ僕が登ってきたルートって…危ないルートやったんちゃうん…
(;°;∀;°;;)
(無動寺道入口には何も書いて無かったのにw)
ココからがまた階段…階段…階段の連続
(これ以外の階段の写真を撮る余裕が無いくらい時間的・体力的にもテンパってました)
登れども登れども新たな階段が出現し心折られそうになってますがケーブルの時刻が気になって僕を休憩する気分にさせてくれません
『あの時あそこで休憩さえしなければ鐘撞いてケーブル乗って下山できたのに…』なんて後悔だけは絶対にしたくありませんでしたので…
( TДT)
誰も居ないので独り『何じゃコリャー!』『ええ加減にせえやゴラァー!』と絶叫しながら爆発した脚を鞭打って登り続けてますと…
何だか坂の向こうの景色が拓けて来たような…
ゼェハァ…ゼェハァ……
…
ケーブルの駅に辿り着いた…
( ꒦ິД꒦ິ)
イ〜ヤイヤイヤ!
感慨に浸ってる余裕なんか無いゾ!
ケーブルの最終便の時刻を確認しなければ…!
ココから鐘撞き堂までまだ700mあるのでもし最終便が5時だと時間的にカツカツやぞ!
( ꒦ິД꒦ິ)
…
…
5時半でしたぁあぁあぁ!
( ꒦ິД꒦ິ)
か…
( ꒦ິД꒦ິ)
勝った…
( ꒦ິД꒦ິ)
想定していた5時最終便の絶望から更に30分のアドバンテージを勝ち得た瞬間、ココから鐘撞き堂を往復しても確実にケーブルの最終便に乗って下山出来る確信に変わりました
( ꒦ິД꒦ິ)
次第に聞こえてくる鐘の音…
鐘撞き堂まで700mの道のり…昨夜山科を徘徊していた時には500mの距離すら地獄に感じていたのに
勝ちが確定し絶望感から解放された今の僕にとってのこの700mはさながらウィニングランでしたわ♥
(まるで羽根が生えたかのように軽やかに歩けてました)
\(//Д//)/♥
いやっほぉ〜い!鐘撞き堂に到着したぜぇ〜!
\(//Д//)/♥
ちょうど修学旅行生が沢山居てたのでそのうちの1人の女の子に図々しくも動画の撮影を頼み
(オッサンは無敵です)
撮って貰った動画がコレ↓
(gifなので音はしませんw)
撮って貰ってからの僕は最終便ではなく5時のケーブルに乗る事が出来ましてそれからバス→JR→メトロと乗り継いで前日の出発から鐘を撞くまで33時間かかったってのに帰りは3時間弱で帰宅出来ちゃいましたw
(人類の発明はスゴい)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
…とまぁこんな感じで昨年の高野山とは違った意味でヒリついた旅路でありましたが…
無事に帰って来れたとはいえ1つ選択を間違えていたらゾッとするような場面もあっただけにもっと事前に綿密な下調べをしておくべきだったと猛省しております
(´Д`;)
でも…すんでの所(昨年高野山の作水坂アタック中に飲み水が尽きて熱中症になって倒れてた際に湧水を発見したりとか
今回1日目の人(ひと)気の無い農道アタック前の吉野家での休憩にありつけたタイミングとか2日目の登山口直前のファミマでの休憩のタイミングとか登山中迷いかけた際に目印を発見できた事とか)で偶然とはいえ窮地を救われたような気がしなくも無いんですよねぇ
(*_ _)
(信仰心のある人に言わせたら『それは神様仏様が導いてくださったんやで』という事になるのでしょうけども…たぶん…ただのラッキーでしょw)
(*_ _)人
ナムー
兎にも角にも2021年の深い思い出が出来て良かったです!
気力は保ちましたが体力的な衰えは痛感させられましたのでもう二度とこんなシンドイ事は致しません!
長々とお付き合いくださり有難う御座いました〜
(๑´∀`๑)
乙!