どこの国でも自国の利益を考えるものである。
国益は悪と思っている、左翼の連中と、
あまり意識しない善良な国民。。。
当たり前の国でなくなっていますよ。
天下御免! ○○に物申す より転載です。
米国が特許制度の改革で、「先発明主義」から「先願主義」に変更するという。やっと世界に合わせることにしたようだ。少しは謙虚になってきたのか、それとも国力の衰えの反映か。
特許の取得には米国以外は「先願主義」を採っている。同様の発明があった場合、先に特許出願をしたほうに特許権が与えられるのが「先願主義」である。
米国は「先発明主義」で、先に発明されたほうが特許権を得る。しかし、先に発明されたかを証明するのは難しい。
「先願主義」なら一刻でも早く出願されたほうが優先されるのでわかりやすいが、「先発明主義」では、あとからこちらの発明が先だとひっくり返ったりする。それが本当に妥当かどうか、判断の難しいところだ。日付の証明は困難だ。
米国でのわが国の特許出願は2割強あるので、わが国の企業にも影響があるのかもしれない。それでもこちらの制度に合わせるのだから、対応も早いのではないか。
特許の出願、取得はわが国の技術力の維持、向上のため必要だ。小生の考案も米国で登録されているくらいだから玉石混交かもしれないが、出願、登録が多いにこしたことはない。
とにかく世界の大勢と異なる制度を長い間、米国は維持してきた。しかし、いまだに米国だけのものにヤード・ポンド法がある。世界は国際単位系になってるというのに。
単位にはSI単位系という国際単位系があり、たいていの国はこれを採用している。わが国も同じで、尺貫法は伝統的なものに使われるが、基本的にはSI単位系である。
最近、気圧がヘクトパスカル(hPa)で表されるが、SI組立単位で系統的になっている。単位を理解すると、それがどのようなことを示しているのかわかる。学校の理科も単位を中心にすれば、科学を系統的に理解できると思うのだが。
横道にそれたが、米国は世界に反してヤード・ポンド法をいまだに使っている。だから長さもインチやフィートが使われるし、自動車の時速も何マイルなどと、物差しや、メーターなども米国仕様にしなければならない。
小生も昔、米国に図面を送るときに図のミリメートルをインチ換算して描き直したことがあった。1インチは25・4ミリだから、数字がすごく見づらくなる。
数字上だけのことならいいが、ネジのようなものだとミリ系のものとインチ系のものがあるわけで、せっかくSI単位があるのに両方必要になる。米国仕様のためにインチ系がいる。
米国はアメリカン・スタンダードをグローバル・スタンダードだといってわが国に押し付けてきた。しかし、よくみれば特許制度も単位系もグローバル・スタンダードではない。
米国は国益第一の国で、これは当たり前で、わがくにだけがおかしいのだが、それを知っておいたほうがいいと思う。
中国のようにエゴ丸出しではなく、グローバル・スタンダードだからといったような言い方で、自分たちの都合のよいことを押し付ける。
どの国も自国の国益が第一である。世界標準にも簡単には合わせない。わが国もそのくらいの気概を持つべきだ。もっとも先願主義もSI単位に合わせるのも、わが国には国益だが。
国益は悪と思っている、左翼の連中と、
あまり意識しない善良な国民。。。
当たり前の国でなくなっていますよ。
天下御免! ○○に物申す より転載です。
米国が特許制度の改革で、「先発明主義」から「先願主義」に変更するという。やっと世界に合わせることにしたようだ。少しは謙虚になってきたのか、それとも国力の衰えの反映か。
特許の取得には米国以外は「先願主義」を採っている。同様の発明があった場合、先に特許出願をしたほうに特許権が与えられるのが「先願主義」である。
米国は「先発明主義」で、先に発明されたほうが特許権を得る。しかし、先に発明されたかを証明するのは難しい。
「先願主義」なら一刻でも早く出願されたほうが優先されるのでわかりやすいが、「先発明主義」では、あとからこちらの発明が先だとひっくり返ったりする。それが本当に妥当かどうか、判断の難しいところだ。日付の証明は困難だ。
米国でのわが国の特許出願は2割強あるので、わが国の企業にも影響があるのかもしれない。それでもこちらの制度に合わせるのだから、対応も早いのではないか。
特許の出願、取得はわが国の技術力の維持、向上のため必要だ。小生の考案も米国で登録されているくらいだから玉石混交かもしれないが、出願、登録が多いにこしたことはない。
とにかく世界の大勢と異なる制度を長い間、米国は維持してきた。しかし、いまだに米国だけのものにヤード・ポンド法がある。世界は国際単位系になってるというのに。
単位にはSI単位系という国際単位系があり、たいていの国はこれを採用している。わが国も同じで、尺貫法は伝統的なものに使われるが、基本的にはSI単位系である。
最近、気圧がヘクトパスカル(hPa)で表されるが、SI組立単位で系統的になっている。単位を理解すると、それがどのようなことを示しているのかわかる。学校の理科も単位を中心にすれば、科学を系統的に理解できると思うのだが。
横道にそれたが、米国は世界に反してヤード・ポンド法をいまだに使っている。だから長さもインチやフィートが使われるし、自動車の時速も何マイルなどと、物差しや、メーターなども米国仕様にしなければならない。
小生も昔、米国に図面を送るときに図のミリメートルをインチ換算して描き直したことがあった。1インチは25・4ミリだから、数字がすごく見づらくなる。
数字上だけのことならいいが、ネジのようなものだとミリ系のものとインチ系のものがあるわけで、せっかくSI単位があるのに両方必要になる。米国仕様のためにインチ系がいる。
米国はアメリカン・スタンダードをグローバル・スタンダードだといってわが国に押し付けてきた。しかし、よくみれば特許制度も単位系もグローバル・スタンダードではない。
米国は国益第一の国で、これは当たり前で、わがくにだけがおかしいのだが、それを知っておいたほうがいいと思う。
中国のようにエゴ丸出しではなく、グローバル・スタンダードだからといったような言い方で、自分たちの都合のよいことを押し付ける。
どの国も自国の国益が第一である。世界標準にも簡単には合わせない。わが国もそのくらいの気概を持つべきだ。もっとも先願主義もSI単位に合わせるのも、わが国には国益だが。