Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

高嶺の花より足元の・・・

2007-02-06 06:07:08 | えとせとら
昨日日中はとても暖かでしたが、今日も同様に、いや、それ以上に暖かくなるという予報です。
週末はまた気温が下がりそうなので、この暖かさを有効に使わなくてはね。
去年、バイト仲間のHさんからいただいたカワラナデシコ、出来た種を蒔いたらちゃんと発芽して、本葉も出ています。今日はそれをポットに移植しようかな?などと考え中。暖かいと庭仕事もルンルンよね

今年読もうと思っている源氏物語口語訳ですが、この源氏物語のなかに出てくる光源氏の恋人たちのなかで唯一?ともいえる醜女が「末摘花」。
もうひとり、すご~いお婆さん(当時でいえば、の年齢でしょうけど)にも手を出したりする「好きもの」の源氏の君なので、いわば、ちょっとゲテモノもつまみ食い、というところでしょうか。

この末摘花の容姿について、作者である紫式部、事細かに描写しているようです。
長い黒髪は褒めているみたいですけどね。あまりけなしちゃ悪いとでも思ったのかしら?
そのあたり、紫式部についてあまりよいイメージを持たない私なのよ。ブスはブスを擁護するのさ
「枕草子」の作者、清少納言について、学をひけらかす嫌味なヤツという評価をする人がいますが、なぁに、紫式部だって負けちゃいないわよ。
末摘花の詠む和歌に「唐衣」が必ずといっていいほど入っていることを揶揄するような返歌を源氏に詠ませたり。

話を末摘花に戻しましょ。
見た目はブスでも心栄えの美しかったこの落ちぶれ貴族の姫君、源氏のことを信じてずっと彼を待ち続け、やがて彼の屋敷に迎え入れられます。ブスでも、シンデレラストーリーはあり得る、とでも申しましょうか。

でも、現実はなかなかこうはいかないわよね。
いつまでも忘れずに思っていても、鬱陶しがられたりして逆効果、なんてことも・・・
とくに、源氏の君じゃありませんが、手の届かないものをいつまでも思うより、身近な幸せに気づくほうが大切。

とかく障害のある相手との恋愛のほうが気持ちが高まりますが、その障害を乗り越えて手に入れたら、急に相手がくすんで見えた・・・なんてこともありそうです。

ちなみにね、私が相方を選んだ理由の第一は、一緒にいて疲れなかったところ。
自分を変に飾らなくてもよかったから

もうすぐバレンタインデー。例年通り?相方やRINGOにはチョコをプレゼントする予定です。燃えるような恋愛は「卒業」しちゃったからなぁ。家族愛のチョコでございますわよ。それも幸せというものね