今日が土用の入りだそうですが、梅雨が明けたのだから、いざっ!とばかりに、梅の土用干しを始めました。
見ているだけで口の中がじゅわ~っとしてくる条件反射。
大方の梅はきれいな赤紫に染まっているのに、真ん中近くにあるひとつはやたら白っぽいのはなぜ?(苦笑)
割と下の方にあった梅だったのにね。周りにぴったりとガードされちゃったんでしょうか。干しあげたあと再び梅酢に戻す予定なので、今後の色づきに期待。
赤しそも別のざるに干しておいたら、うっかりものの私は半分ほどこぼしてしまいました。孫娘の好きなゆかりを作るつもりで干していたんですが・・・
まだ小梅漬けの赤しそがあるので、天気の良いときに追加で干そうと思います。
私の梅干し作りは母親がしていたのを見て覚えたものですが、土用干しに関しては本だったりネットだったりから教わったもの。母は土用干ししない人だったので。
なぜ私が母がやらなかった土用干しをしようと思ったか、というと、なんだかやったほうが本格的な梅干し?みたいな気がしたから。やるやらないで味などに
どれくらいの差があるのかわかりませんが、私梅仕事頑張ってる!って実感が欲しいだけのことかもしれません。
もっとも私が梅仕事をするようになったのは、担当していた義母が認知症になってから。なのでキャリアはそれほどないんです。
さて、畑ではなかなか作れないものが実もの野菜。
収穫期を逃すととんでもないことになってしまうからということと、例えばキュウリやナスなどに相方がさほどの愛着を持っていないからという理由が
あります。
でも料理担当の私からしたら、いかにも夏らしいそうした実もの野菜も自分ちで採れたらいいなとずっと思っていたんです。
そして今年。仕事用の土場を少し整理してスペースが出来たので、トマトやキュウリにピーマン、オクラ、茎ブロッコリーなどを育ててくれていて、ちょこちょこ
収穫があるものだから私としてはとてもありがたく感じているところです。
ただ同じ野菜で食べ方をどう変えるか。いつもいつも同じでは飽きてしまうというもの。
特にオクラは孫娘が好きということで作ってはいるものの、私たちは嫌いじゃないけどそれほどでもなくて、当然レパートリーもほとんどなく、茹でて刻んで
おかかしょうゆで、くらいなものでした。
でもそればっかりじゃあね、ということで、この前はその茹でオクラおかかしょうゆに戻したワカメをプラス。普通のワカメなのにちょっとめかぶ風?に
なりました。
そしてこの前はこんなものをトッピング。
こうして見ると、コーンフレークでもかけたように見えますが、実はこれ、フライドオニオンなんです。サラダのトッピングとして売られているものですが、
これにだししょうゆをかけて食べると、サクサクとした食感がねばねばのオクラのいいアクセントになっている・・・と私は思う。
どうもオクラは炒めたりスープに入れたり、ということがあまりしたくない。なのでレパートリーが拡がらないのですよね。
私は畑に行くと、農協のスーパーに置いてある献立が50種類ほど載ったフリーペーパーをもらってきて、たまに献立の参考にしていますが、夏場はどうも
献立が浮かばなくて。口当たりのよいものばかりに偏りがちです。そこにもオクラを使ったものが載っていたと思うので、再確認しておきたいですね。
そうそう、ねばねば仲間?の長芋と一緒にするのもいいですが、長芋はおろすのではなくて、刻んだり叩いたりしてシャキッとした食感を残したほうが私的には
多分好みだろうと思います。いずれにしても、野菜は旬のときに食べるのが一番栄養価が高いと言いますから、今のうちに夏野菜をたっぷり食べておかなくては。
あまりたっぷりすぎると体重オーバーになっちゃいますけど。
こんなふうにオクラの食べ方のバリエーションを考えているところをお見せすると、料理をいろいろと工夫している・・・と思われそうですが、実は違う。
年々シンプル、いや手抜き?になっていますね。
調味料にしたって、スパイスなど元々それほど多くなかったけれど、最近は本当にごく基本的なものばかりになりつつあります。塩、こしょう、ガーリックパウダー、
ソースにしょうゆ、味噌、酢、みりんにお酒・・・くらい?ローリエは使いますが、前は使っていたドライのバジルやタイムなどは今は存在しません。
エスニック料理もそれほど好きじゃないので、スイートチリソースだけは持っていますが、それはただ辛いのが好きなだけで、大方の場合は単体で使わず
ポン酢しょうゆと混ぜて、和とエスニックの融合を図っているなんて言ったら聞こえがいいでしょうか。
これでも若い頃はいろいろと料理に関してはいろいろとやりたがったし、実際にやってもみました。でも家族うけはどうかと言えば、必ずしもいいとは言えず。
だいたいが食に関して保守的なんですよね。特に高齢者とか男性に多いように思います。絶対ではないけれど、うちの場合はそうでした。
家族構成が変化して人数も減ってしまった今、私にとって大切なのは料理のバリエーションよりも、いかに無駄なく食材を使って、しかも作り過ぎないということ、
これに尽きます。なかなかうまくいかないけれど、調理法も味付けもあまり複雑にしない、いわゆる直球勝負な感じ。ただそれだけだと作る私も嫌になることが
あるかもしれないので、たまにさっきのオクラのような変化球も取り入れようかというところです。
さて、今日の名古屋は猛暑日予報で熱中症警戒アラートも出ています。食中毒も心配になりますが、なにより献立を考えるのが大変。特に夏は!
そんな夏のお助けメニューが冷奴と刺身こんにゃく。ほぼ毎週どこかで顔を出しますが、メインとはなりにくい。
献立を考えるのも料理するのも苦痛な季節だけれど、食べることは生きることですからね。手は抜いても栄養は不足のないようにしたいところです。