数日前の、相方のお弁当のおかず。
特に見栄えもよくないのに写真を撮ったのは、実にどれだけぶりかと思うくらい久しぶりの、冷凍食品のないお弁当だったから。
ご近所さんから「わらしべ」でいただいた塩鮭に、カニカマとネギを入れた卵焼きにサツマイモのサラダ、そしてブロッコリー。この中で朝作ったのは卵焼きだけで、あとは温め
直しただけというお手軽さ。鮭も前の晩焼いたものだし、サラダも前日の残り、というより多めに作ってお弁当に取り分けてラクをしました。
今週は弁当週間。毎朝作るとなると、サラメシのように全部手作りみたいなお弁当は私には無理。
持続可能な弁当作りは私の場合、メインや隙間を埋める小さなおかずは冷凍食品、我が家は目玉焼きが多いけれど卵ともうひとつ野菜系のおかずは作ったもの、というパターンが
ほとんどです。
その野菜系のおかずもだいたい前日の残りや、多めに作った、もしくは残ったおかずのうち冷凍可能ななものをシリコンカップに詰めてラップ、マステでぐるりと巻いて日付と中身を
記入して冷凍しておいたもの。これを私は「弁当貯金」と呼んでいます。
ちょっと前まではこの弁当貯金が結構ありましたが、今週になってどんどんと減って危機感を持っています。
今日のお弁当も冷凍食品なし。写真は撮っていませんが多めに作って、一部は私のお昼ごはんに、そして弁当貯金にも流用しました。もしかしたら明日明後日も仕事に行くかも
しれないのだけれど、とりあえず副菜はなんとかなりそう。問題はメインのほうかも。
上の写真を見て、ここにミニトマトでもあったらもうちょっと見栄えがするのに、と思ったそこのあなた。私も昔は入れていたんですよ。子どもたちがお弁当を持って行っていた頃は。
クラスメイトの目がやっぱり気になっちゃって、見栄を張るわけです。あ、見栄えと見栄は同じ漢字ですね。自己満足ではなく他人を気にするということかな。
相方はミニトマトがあまり好きではないのと、私がお弁当に生野菜を入れることに消極的なことから、もうずっとミニトマトは使っていません。
私の学生時代、給食がなくなってからずっとお昼はパンでした。
なにしろ私の母親は大正9年生まれ。貧乏なくせに見栄っ張りの私は、母親が作るであろうお弁当が見栄えも味もさほどよくないことが容易に想像出来たこともあって、オールパンを
選択したのでした。パン代にいくらもらっていたか覚えていないけれど、安くて大きいコスパのよい(当時はこんな言い方はなかったな)パンをひとつ買って、残ったお金をお小遣いの
足しにしていました。つつましい財テクってとこかな。
子どもが生まれて幼稚園に通うようになって、遠足などのときお弁当を作ることのプレッシャーを感じるようになりました。結婚後相方と自分のお弁当を作っていたときにはそんな
ことは感じませんでしたけど、ここにも見栄がありましたね。それに子どもに喜んでもらいたいという気持ちも。
そしていよいよ娘が中学生になって毎日お弁当となったとき、プレッシャーはMAXに達しました。初めのうちはかなり手の込んだものを作ったような記憶があります。
ですが、元来怠け者な私。すぐにだいたい現在と同じような「そこそこ手作り」弁当となっていきました。そうでもしないと続かないもの。
なのでデコ弁なんていうのを見ると、すごいな~、とも思うけれど、こういった写真などがインスタなんかで出回るから、そういうことが苦手な人たちが落ち込んだり悩んだりする
のではないかなと、「そこそこ」しか作れない私はちょっとだけ気になっちゃったりします。それは毎日の食事作り全般にも言えることだけど。
今週のように毎日弁当となると、揚げ物が頻繁に登場することになります。揚げ物大好きな相方からは特にクレームはありませんが、冷凍食品の揚げ物は厚着=衣が厚いのがほとんど
なので、時には揚げ物以外のもの、ハンバーグとかウインナーとかね、そういうものにしています。それとどうしても魚系は少ないですね。写真のは鮭だけど塩分が気になります。
寒い今はランチジャーにしていますが、予め外容器を温めておくなどの手間がかかるのも厄介。でも相方は寒い中で仕事をしているのでね。現場には電子レンジはないし、たとえ
あったとしても、家電オンチな彼には多分使えないでしょうから。