一か月ほど前、原木椎茸の記事を書きました。
その後次の椎茸が出てくる気配もほとんどなく、やっぱりせっかちな奴が出てきただけなんだな~、なんて思っていたら、最近になってまた3つほど顔を出しています。
ただ前回より気温が低めのためか、成長スピードは遅い。このままこぢんまりとした大きさの冬菇椎茸で終わる可能性もなきにしもあらず。
昨日の夕方Eテレで放送していた、財前直見さんの季節ごとの田舎暮らしを紹介する番組の終わりに榾木をずらーっと並べた様子が映り、さすがは全国一位の産地だななんて思いました。
我が家の榾木はたった2本。それだって置き場所に困るんだもの。畑の家は日当たりよ過ぎてこれまた置き場所がないのですが。
そんな椎茸同様、いやそれ以上に最近になって成長しているのが、シンビジュームの花芽。
はっきり覚えていませんが、確か前シーズンの冬に仕事で仕入れてお客さんのところで飾っていたもの。役目を終えて戻ってきたものをずっと管理していました。
シンビジュームは寒さにも結構強いので、こんなふうに仕事で使って戻ってきたものを数鉢管理しています。相方は前から洋ランなどが好きだったので育て方のノウハウはありました。
でもノウハウはあっても上手に毎年咲かせられるかと言えば、残念ながら決してそんなことはなく。大部分の鉢は古い葉の痕跡もあってあまり見よいものではありません。置き場所も
夏は日差しが強すぎて葉が焼けてしまったり、冬は寒いから室内に入れなくてはならなかったり。
猛暑だった今年の夏は、柿の木の陰になるところへ並べて置いてありましたが、この花芽をつけたものは適度な木漏れ日もあったせいか、それともまだ株が若いせいもあってか、
全部で7本ほどの花芽をつけたんです。
これがどんな花だったのか、ということを、相方も私も全然覚えていないんですよ。シンビジュームなので花の形はほぼ決まっていますが、どんな色だったか記憶なし。
咲いてからのお楽しみということになるけれど、この花芽を折らないようにするのに結構気を遣います。今はまだ短めだからいいけれど、そのうち長くなったらカーテンの開け閉めとか
掃除機をかけるときにぶつけて折ってしまいそう。
なんとなく、昔ながらの金物屋さんで、陶器の食器が並んだ棚の狭い通路を歩くときのような、妙な緊張感がありますわ。
そういえばそろそろ他のシンビジュームの鉢も家の中に入れなくてはならない時期なんだけど、仕事が忙しいのと場所がないのとで、相方にはそうしようという気配がまるでありません。
今度の日曜には強い寒気がやってくるということだから、枯らしたくなかったら善処してもらわねば。
でもこんなこと言っちゃなんですが、暑いときも寒いときもずっと屋外に置いたままの、デンドロビュームが一鉢あるんです。植え替えもしないで長年放ったらかしなんですが、
それでも枯れず、数は少ないものの花も咲いたりするんです。意外にたくましいのね。
夏は日がほとんど当たらないところにあるけれど、前シーズンすごく冷え込んだとき(確かマイナス3℃以下だったはず)もそのまんまにしてあって、さすがに枯れるかと思いきや
現在もわりと元気そうに見えます。親は無くとも子は育つじゃないけれど、ある程度放任しておいても順応するのかもしれません。あまりお勧めは出来ませんが。