今年は冬物を出すのがいつもより遅くなりました。それも気温変化を見ながらちょっとずつといった感じ。
ここ数日は平年以下の気温で推移しているけれど、来週はまたちょっと気温が高めとの予報が出ています。体がついていかないわ。
そんなふうにぼちぼちと進めた衣替えでしたが、少々自信喪失した出来事がありまして。
それは、カーディガンの虫食い被害。
もう何年も前(多分10年くらい?)にセールになってから買った、きれいな緑色のウールのカーディガン。本当にクレヨンの緑色と言っていいくらいの緑色で、つい買ってしまったものの
合わせる服に悩んだりして、最初のうちはあまり着ていませんでした。
それが多分ヘアカラーをやめたあたりからだったと思うのですが、急にそのカーディガンの出番が増えて。ウールということもあって暖かく、最初は家の中限定でしたが、そのうち
外へも着て出るようになりました。
ところが、前シーズンに出したとき、背中の部分に穴を発見。防虫剤入れてあったはずなのに、と少々ショック。でも一か所だったので同じような色の刺繍糸でちょちょいと穴を
ふさいで誤魔化して、家の中限定で着ていたのです。
そして今年。
急に寒さが増したある日にそのカーディガンを出して着ていました。やっぱりウールはあったかいなぁ~、なんて思いながら。
そして一日が終わって脱いだそのカーディガンをざっくりたたもうとしたとき、新たな穴が空いているのに気がつきました。ぎゃっ!やだ、また?
そしてよくよく観察すると、その穴は一か所ではなく数か所に及んでいたのです。かなりショックで茫然。
これまで65年生きてきて、虫食いを作ったのは一度もない、ことはないけれど、こんなに穴を空けたのは初めて。
とりあえず着て外に出なくてよかったけど(苦笑)。
このところ可愛く繕うダーニングが流行っているのは知っているし、興味がないこともないけれど、さすがにこれだけの数穴が空いては。やる前から心ボキボキに折れまくり。
前に穴を空けてしまったのは、リバーシブルのマフラーでした。片面はウール、もう片面はカシミアが入っていて、虫食いはカシミアが入った面だけ。う~ん、違いの判るやつ。
ここ数年、洗濯機で洗えるものがほとんどになっていて、虫食いに対する気持ちがおろそかになっていたようです。
相方のセーターも一枚だけウールのものがありますが、そちらはこの前気になってじっくり観察したものの被害なし。被害がないのはよいものの、本当にウール?なんて疑う。
相方はほとんど体型が変わらない人で、若い頃からすると体重は減っても増えることはなく、昔のものがいつまでも着られるので、そのセーターも結婚当初に買ったもの。つまり
40年選手、ということ。
片や私の方は体重上昇一直線に近く、何度となく服を買い替えることになって不経済この上ない。相方の方は体型は変わらなくてもなんとなく流行りの服の形やラインがあるじゃない
ですか。なのでお茶のお稽古用の服などはたまに買い替えますが、私ほどじゃありません。それに男性の服の流行は女性ほど顕著じゃないもの。
そんな違いの判る虫のせいで、カーディガンとはお別れとなりそう。ま、これを口実にして一枚新しいのを買う、というのもありだと思いますけどね。