昨日の午後、コーヒーを淹れるためにお湯を沸かしているとき、ふと思いました。
味噌串カツが食べたい (唐突)
そういうことってありませんか?何の前触れもなく、ふと〇〇が食べたいって思うこと。昨日の私がまさしくそれでした。
その味噌串カツも、スーパーの総菜コーナーで売っているのではなく、昔実家の近くにあったお肉屋さんのそれ、でなくてはならない。
名古屋めしのひとつに味噌カツがありますが、味噌煮込みなどと同様、こってり濃いめの独特の味です。ご飯が進み過ぎて、私などはあまり口にしてはいけないもののひとつ。
幸いというか、私はそれほど味噌カツフェチではないんです。どっぷりと味噌だれがかかって、衣がふんにゃりとしちゃうのが嫌だし、あまりに濃い味もちょっと・・・出来れば味噌は別の器に入れてほしいくらい。
お肉屋さんの味噌串カツは、買いに行くと必ず「お味噌かける?」と訊いてくれました。このお肉屋さんのはどういうわけか、味噌をかけて衣がちょっとしんなりしてもそれなりに受け入れられたんです。
多分お味噌の味の加減が私にちょうどよかったからじゃないかなと思います。
ついでに思い出したのが、そのお肉屋さんのもうひとつの売りである焼豚。ここはチャーシューと呼ばず、焼豚で通したい。
これまた表面が黒光りするくらいの濃い色合いで、もちろん味噌串カツ同様、ご飯ノンストップ。
確か子どもさんがいらっしゃらなかったように記憶していて、お店はもうずいぶん前に閉めてしまっているはず。
今、あのお店が存在していたなら、テレビとかで紹介されて長蛇の列になったはず。
そういえばこの前、娘の家を訪れたときのこと。
近くにメンチカツで有名な揚げ物屋さんがあるのですが、開店1時間以上前だというのに、すでに人だかりが出来ていた話は前に書いたかもしれません。
テレビで紹介されたすぐの週末だったみたいで当然の混み具合でしたが、その翌週末も同様で、道を挟んだ向かいにあるコンビニにも車を停めて待っている人がたくさんいたそうな。
そのお店の味もきっと、たくさんの人の記憶に残るんだろうな。
子どもの頃、別のお肉屋さんのメンチカツがたまにおかずに出てきました。とんかつは高くて買えなかったんでしょうね。貧乏だったもの。
味ではなく、化粧の濃い(笑)お姉さんが揚げていましたが、あれもおいしかったな。たまにしか食べられないごちそうだったからでしょうね。
今は私の子ども時代のことを思うと、食生活がすごく豊かになりました。孫など、小さなうちから結構なグルメぶりを発揮していますが、それも確かに幸せだとは思うけれど、私にとっての味噌串カツや焼豚みたいな
記憶に残る味があるほうが、なんだか豊かに思えます。私の作る手料理も、子どもたちの記憶に残る味だといいな。
今日は午後から、義母のことで相方と出かけます。入院している病院と、これまで入所していた特養と。
まず特養へ、その後病院に行きますが、特養に戻したい相方の希望が叶うかどうか。病院側は看護師が常駐する別施設を勧めていて、その候補を今日提示すると思われます。
この件がちょっとしたストレスなのか、最近また不整脈が一時期より増えています。この前など夜中にあって、目が覚めてしまいました。夜中にそうなるとちょっと不安で寝不足に。
通らなければならない道ではありますが、年齢のせいかこういうことが前よりしんどく思えますね。