台風の中心はちょうど今頃が一番近くにあるのではないかと思われますが、風や雨は当地では幸いそれほどひどくない状態が続いています。
それでも台風のまま近づくという予報だったので、雨漏りのするこの部屋は一応対策をとってあれこれものを移動。先ほどようやく原状回復?が終わったところ。
普段動かさないものを移動させたので、それなりに埃が溜まっていたので掃除もしたから、蒸し暑くて汗をかきました。
いつもならとっくにブログを更新し終えているはず。4時間近い遅刻となりました。
一昨日、保険のことで出かけたときのこと。
手続きを終えてから、ちょうど目の前にあったマスク売り場を覗いてみました。
感染予防に効果的な不織布マスクの在庫が少なくなってきて、来月からバイトが始まると減りが早くなるだろうし、災害や実際にコロナに感染したり濃厚接触者に
なって買い物に出ることが困難になったときのための買い置きもしておきたいと思っていたんです。
今はコロナの感染が拡がり始めて品薄だったときのことを思うと、充分すぎるほど売り場にもマスクが山積みになっています。品質や機能もいろいろですが
私の好みというか、どうしてもここは譲れないというのが、マスクのゴム。
ゴムが強くて耳が引っ張られると痛いし、老眼鏡をかけていると落ちることがあるので、ここは是非とも幅広でソフトなものが好ましい。
パッケージの絵や文だけではわかりにくいこともありますが、幸いその売り場には見本がぶら下がっていたので、それを見比べつつ、これがよさそうかなと
思った箱に手を伸ばそうとしたら、そばにいた女性客がほんの少し先に同じ箱を手に取りました。
そして少し間を置いてからおもむろに
「いいですよ、これ」と話しかけてきたんです。
「耳が痛くならないし、値段も手ごろなのでこればかり使っているんです」
50代くらいの年頃の買い物客の方で、よほど気に入っているのでしょう。押しつけがましくないけれど、見ず知らずの私に声をかけてくるくらいなのだから。
そんなふうにおすすめされて私も、
「耳が痛くなるゴムのものってありますよね。そうならないのがいいなと思って見ていたんです」と応えました。
「すみません、おすすめなんかしたりして」と恐縮されていましたが、とんでもないこと。そんなやりとりがなんだかとても嬉しくて。目だけで思いっきり
にっこりして「いえいえとんでもない。ありがとうございます」とお礼を言い、ついでにレジの場所まで訊いてしまいました。おばさん、図々しい。
こういうのって、小さな親切・・・というより、程よい「おせっかい」と言った方が相応しいような気がします。
コロナ禍で何かと人との接触を減らすことばかり言われていますが、ほんの短時間のこうしたやりとりって、なんだか気持ちがほんわかとして気分がいい。
ここで私好みのとそうでないマスクを見比べてみましょうか。
右が今回買ったもので、左がいただきもの。
左のマスクはゴムが強くて・・・いただきものなので贅沢は言えませんが、素材もなんとなく薄めで頼りない。
右のマスクは文字が押してあるので、表裏もわかりやすくていいですね。
こうしたプリーツマスクの裏表を間違えて装着している方が結構いるように、私には見えるんです。
ゴムのついているほうが裏、と思い込んでいる人もいますが、右のものは違いますよね。これもものによります。
個包装にはこだわっていなかったけれど、今回買ったものはたまたま個包装でした。持ち歩くには便利ですが、いちいちゴミが出るのが、ちょっと難。
そうそう、選挙のときに、マスクを忘れた人のために入り口に個包装の不織布マスクを置いてあったんですが、中には包装のビニールを机の上にほいっと
置いたままにしていく人がいました。風で飛んでしまうので入り口のすぐそばで従事していた私が拾ったり、マスクを出したものの袋をどうしよう、と考えて
いる人からは直接受け取りました。私は使い捨て手袋もしていたし、皆さん入り口で一応(きちんと、とは言ってない)手指を消毒して入られるので、感染の
危険性については気にしないことにして。
そういった「ご自由にお使いください」マスクを「ご自由にお持ちください」と読み替えてお持ち帰りになる方々も。ただのものならなんでもいただこう、
というのが名古屋人気質のひとつ。なにしろ開店のお祝の生花など、ものすごい勢いで引っこ抜いていくんですから。あれだけはほんと、やめてほしいなぁ。