暖かい朝です。ようやく青空が見えてきたけれど、起きたときは霧がかなり出ていました。名古屋でこんなに霧が深いのは珍しい。
2月というのにしっかりと雨が降った昨日。古い木造家屋の我が家はそれっぽいにおいがしています。いかにも古めかしいにおいなので、あまり好きじゃありませんが仕方ないですね。
なんだかそこら辺中カビが生えそうで嫌な感じ。やっぱり季節外れはほどほどがいいな。
右肩の痛みがなかなか治らないどころか、最近はひどくなっているような気がします。自分に甘いから痛いほうへ腕を動かさないからでしょうね。
ここ数日暖かいから少しは症状が軽くなるかと思っていたのに。現実は厳しい。
さて毎年旧暦の1月13日に、稲沢市の国府宮神社で行われるのがはだか祭。締込姿の男たちが神男に触って厄を落とすため激しくもみ合う祭です。
先日、岡山の西大寺でもはだか祭が行われましたけど、こちらは宝木(しんぎ)2本を奪い合うもので取った者は福を得られるものらしいですが、国府宮は厄を落とすものでちょっと
意味合いが違います。
そのはだか祭本番前の4日間に限って、神男に直接触れて厄を落とす特別な御祈祷があることを私は今まで知りませんでした。
知ったきっかけは息子の彼女がその御祈祷を受けに行くという話を聞いたから。息子は私にその特別な御祈祷について何か知ってるか尋ねてきたのだけれど、そんなのがあるのも
知らない私が知ってるわけないでしょ。
そこで国府宮神社のサイトを見ると、10日ほど前からその日ごとに行う行事がいろいろとあるそうな。
昨日夕方から神男は儺追殿に4日間籠っていて、祭本番まではその儺追殿で神男に直接触れて厄を落とすことが出来る貴重な機会がある、となっています。
息子と彼女さんは雨の降る中、儺追殿昇殿参拝に出かけて、本当に神男に触れてきたそうです。ただ参拝したり御祈祷を受けるより、なんだかパワーがありそうですね。
今年の神男に選ばれた男性は、ほぼ息子と同じ年。昔からやりたかったそうですが、かなり過酷な役目なのに自ら進んでやろうと思うなんて。地元に住む人の祭に対する思いを
感じます。
実は昔、確か相方が厄年のときじゃなかったかな、一度祭に参加したことがあるんです。もちろん締込姿で。
出身校が稲沢の学校で同級生には地元の子が多く、同級生から誘われての参加だったんですが、やっぱり祭に対する熱意が違って相方は寒さに耐えきれず、祭本番に参加することなく
帰宅となりました。なら最初から参加しなきゃよかったのにね。
私は祭でない普通のときに参拝に訪れたことがあります。あんな激しい祭が行われるなんて信じられないほど静かでひっそりしていてギャップがすごかったです。
今改めてサイトで祭の説明を読みましたけど、長年に渡ってこうした行事が続いてきたこと自体がすごいなと思います。あまり信仰心篤くない私ですが、こうした神社仏閣に長く
続く行事とそれを引き継いできた人たちの営みには尊敬の念を抱かずにはいられませんね。