確信できたのは42.0kmを2時間58分台で通過できた瞬間。
マラソンを42.195kmと半端な距離に伸ばしたお姫様には恨みしかなかったけど最後の195m、苦しみを乗り越えた長距離選手だけに与えられる夢へと向かう"Victory Lap"を夢中で駆け抜けた今はマラソンはやっぱりこの距離じゃなきゃって思う。
サブ3を意識したのは2013年1月にハーフを1時間28分で走れた頃からかな。
翌2014年1月には30kmをサブ3ペース、2時間7分で走っていつでもいけるな~なんて思ってたけどフルになると3時間20分辺りをうろうろするばかりでなかなか近づいてる実感がなかった。
そして昨夏、弱い自分に決別するって決めた。
サブ3で走りたいと思うのでなく、サブ3で走ると"決めた"…断定口調の持つ力を選手から教えてもらったからね。
序盤の記憶はほどんどない。
約100m先にいる風船をつけたサブ3のペースメーカーだけを目指して走るけどその距離は一向に縮まらない。
追いつかなくても見失わなければいいんだと切り替えて自分の走りに集中。
応援に来てくれた子の声だけが今も頭に残ってる。
そして30km銀座を過ぎて品川へと向かう日比谷通り。
苦しかった。
きつかった。
でもそれと同時に驚いてもいた。
心がまったく折れない。
自分の中にこんなに強い自分がいる事、知らなかった。
今日切らないと意味がない、自分を変えられない…だからやり遂げた。
これから俺は変わっていける、強くなれる…そう確信できた事がここまで走り続けてたどり着いた俺の"答え"。
"笑って泣いて君と出会えて 続く未来は輝いていた"
マラソンと出会って6年。
出会ったタイミングを恨んでどうにもできない距離感に何度も絶望した。
楽しい記憶があるからそれを失って辛いんだってずっと思ってた。
どうせなくなってしまうなら最初から走らなかった方が良かったとさえ思えた。
でもやっぱり大切な想い出があるから今もこうして前に進めてるんだってやっとわかった。
"ありがとう伝えたい今なら言えるよ 過ごした季節も忘れはしないよ"
目標を叶える事でしか見えてこない景色がそこにはあった。
日本新記録が出た歴史に残るレースを走ったのはきっと偶然でなく必然。
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