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「1868年に起こった戊辰戦争のさなかで、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に渋々加入していた新発田藩の新政府軍への寝返りの史実をもとに、11人の罪人が藩の命令により砦を守る壮絶な戦いに身を投じる姿を描く」(ウィキペディア(Wikipedia)抜粋)
この映画の話題がネット上で上っていた時、ちょっと観たいなと思っていた。
すると、昨日のこと、ネットフリックスの映画配信を眺めていると当該映画が配信されており早速観ることが出来た。
主演は山田孝之さんと仲野太賀さん、なお、監督は白石和彌さん。
思わず喜び、さすがに嬉しくなった。
ナイス!!
概略は分かっていたが、歴史上の話が題材になっていたのかと、恩白くなって最後までじっくりと見入ってしまった。
十人の罪人たちは様々な罪を犯した連中で、死罪は免れない者たちだった。
殺人、賭博、火付けなどの罪人。
東映が配給の映画だった。
主演の二人、殺人を犯した男・政(山田孝之)と新発田藩の足軽・鷲尾兵士郎(仲野太賀)、置かれた立場は違うけど、役者として演じる役柄をとことん突き詰めて実録ドラマ的に立ち回っており、それぞれのシーンごとに目を凝らして見てしまった。
引き付けられるものがあると云うこと。
新発田藩の砦を官軍から守り通した暁には、これまでの罪をすべて流して無罪放免するとの約束であった。
一人でも抜け駆けすれば、無罪放免にはならないとのことだった。
砦を守る罪人と武士。
物語の中盤あたりで新発田藩上層部の真意が判明。
この砦を守り抜けば無罪放免は真っ赤な嘘、そこで罪人たちが仲間内の武士に歯向かう壮絶なシーンも展開。
リアリティを追求するから思わず目を背けるシーンもあるが、引き込まれるシーンが圧倒的に多いから目を離せない。
集団抗争時代劇・・・さすが東映だよね!!
ところで、新発田藩の城代家老・溝口内匠を演じている阿部サダヲさん、他藩のように領地が戦火に合わないよう策を弄し、これ以上ない非情な決断をするなど、見ごたえのある演技に腹立たしくも魅了されながら観てしまった。
さすが役者だね!!
また、印象に残った役者さんがいる。
罪人の一人・爺っつぁんを演じた本山力さん、元長州の剣術家との設定。
さすが、殺陣が凄いね(東映剣会及び一般社団法人武士道剣会所属)。
あの黒澤明監督作品「七人の侍」の剣術使い・久蔵を演じた宮口精二を彷彿させるものだった。
時代劇が減退している昨今、かなり面白い作品に出合うことができた。
Good!!(夫)

(映画com抜粋)
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