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『あなたと殿はいつからなの? 私が気づいていないとでも思っていた?』
いよいよ、最終回を迎える2024大河ドラマ「光る君へ」。
千年の時を経て紡がれる源氏物語の原点。
縦軸に流れる道長(柄本佑)とまひろ(吉高由里子)のほのぼのとした恋物語。
横軸に流れる藤原一族と朝廷、それを取り巻く人間模様。
戦国時代のような合戦シーンもほとんどなく、宮中を中心とした雅な平安時代が活写されているが、物語を巧みに展開させる大石静さんの脚本の素晴らしさで最後まで魅せられている。
もちろん、その脚本をさらに色付けしてくれる俳優陣の演技力。
きっと、最終回も目を皿のようにしながら見いることであろう。
と、その最終回を楽しみにさせるような、どうしても視聴者に最終回をご覧あれと云わんばかりの脚本となっていた前回の展開。
大宰府迄の旅に赴いたまひろ、その大宰府で経験したことのない人生最大の危機に遭遇し大きな悲しみにも出会った。
焦燥しきって京の都に帰って来たまひろ。
旅のお土産話をすることもできないくらいの心身の疲れ。
太皇太后彰子(見上愛)の下へ参謁したまひろは、「旅の話を聞かせておくれ」と催促される。
ところが、あまりの出来事を経験しており、とても言い出せないので柔らかくお断りをしていた。
参謁を終えると道長の正室・倫子(黒木華)の下へ来るよう案内があって、その足でまひろは倫子の下へ参上した。
倫子の昔話の折りにまひろは、驚愕するような倫子のストレートな表現を受けてしまった。
「それで…あなたと殿はいつからなの? 私が気づいていないとでも思っていた?」。
度肝を抜かれ、目を丸くしたまひろ!!
そのシーンでエンディングとなった。
現代社会であれば、女のバトル、修羅場を見ることとなるところ・・・。
一方、千年も昔の時代背景、まさか修羅場にはならないと思うけど。
男尊女卑の厳しい時代背景、一夫多妻は当たり前の貴族社会。
ならば、如何様な解決策になるものか。
正に脚本家の出番。
その意味合いでも、是非にも見ておきたい最終回になってきた。
この一年、なんだかんだと云って楽しませてもらった大河ドラマ「光る君へ」、とても素晴らしい物語になっていたと思う。
来年の大河ドラマは、400年くらい前の江戸時代の華やかな物語のようである。
これは、これで楽しみにしている。(夫)
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