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高視聴率が続いているNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」。
良きにつけ、悪しきにつけ、ドラマ評論家諸氏のコメントが飛び交っているようである。
・・と、と言うことは、この朝ドラはキッチリ成功しているとの証でもあろう。
我が家でも、朝ドラに夢中になるのは「ゲゲゲの女房」以来のことだから、人気ドラマであることには間違いない。
視聴率も常に20%を超えており、歴代のヒット作品に優るとも劣らないものであるらしい。
もっとも、やっかみ半分の評論家諸氏も当然いる。
評論家とは、自らの正当性を主張するために偏った見方をする場合も・・・。
まあ、それはともかく、これはドラマとしてウマくいっていることの表れである。
特に先週の“歩(あゆむ)”くんの演技は、感涙ものであった。
一方、「筑豊の炭鉱王」(伊藤伝右衛門氏)をモデルにした加納伝助を演じた吉田鋼太郎さん、その人気もうなぎ上りとか。
その伊藤伝右衛門氏、これまでのドラマや映画などでは、いつも敵役(かたきやく)として演出されることが多かったらしい。
「金の力で楚々(そそ)たる伯爵令嬢を買い取った狒々(ひひ)おやじ、目に一丁字無き田夫野人(でんぷやじん)(一つも字を知らない田舎者)、芸者遊びにうつつをぬかし、何人もの妾(めかけ)を蓄える」
と、評されていたらしい。
そのため、福岡県飯塚市の郷土史家深町純亮さん(89)や孫の興十郎さん(74)は、そのような人ではない、本当の人物像を知ってほしいとか。
今回の朝ドラでは、伊藤伝右衛門氏をモデルにした加納伝助について、粗野な人物として描かれながらも、後段は潔い男気ある人物に描かれている。
脚本家の中園ミホさん、「筑豊の炭鉱王」への思い入れは相当のものであるとか。
「人気俳優の吉田鋼太郎さんを配役したこともあり、ドラマを通じて伝右衛門ファンが増えたことは間違いなさそうだ」とのこと。
我が家もその内の一人。
「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」(鬼平犯科帳より)
だからこそ、できた人物とは、こうも魅力的なのものなのであろう。(夫)
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(出典:NHK公式HP 抜粋)
[追 記]~筑豊の炭鉱王~
NHK連続テレビ小説「花子とアン」で、ヒロインの親友が嫁いだ事業家のモデルとなった「筑豊の炭鉱王」伊藤伝右衛門(1861~1947)。元妻の歌人柳原白蓮(1885~1967)が自由な大正女性の象徴として愛されてきたのに対し、絶縁状を突きつけられた伝右衛門は長らく“かたき役”だった。ドラマでは人間味あふれる人物として描かれたが、イメージ回復となったのだろうか。
「金の力で楚々(そそ)たる伯爵令嬢を買い取った狒々(ひひ)おやじ、目に一丁字無き田夫野人(でんぷやじん)(一つも字を知らない田舎者)、芸者遊びにうつつをぬかし、何人もの妾(めかけ)を蓄える」
福岡県飯塚市の郷土史家深町純亮さん(89)は、過去の映画やドラマで描かれた伝右衛門像を著書「伊藤伝右エ門物語」で紹介している。「フィクションとはいえ、虚も数を重ねると実になる。伝右衛門の本当の姿を伝える必要がある」と嘆く。
「花子とアン」でも、伝右衛門がモデルとなった嘉納伝助は登場後しばらく、ステーキを手づかみで食べるなど、野卑なふるまいが度々演出された。伝右衛門の孫興十郎さん(74)は「実際の祖父は優しい紳士。また同じことが繰り返されるのかと思うと、受け入れられなかった」と明かす。
反応が変わり始めたのは7月以降。ドラマで白蓮がモデルの葉山蓮子が、絶縁状を突きつけて駆け落ちするころからだ。怒りを爆発させた伝助だったが、蓮子の妊娠を知ると、潔く離婚に応じ、その後も陰ながら蓮子を見守った。“いいひと”の側面が強く印象付けられ、2人が偶然再会し、別れる場面は、伝助がそっとおでこにキスする演技が話題になった。
伝助が最後に登場した週(4~9日)の平均視聴率は23・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。
人気俳優の吉田鋼太郎さんを配役したこともあり、ドラマを通じて伝右衛門ファンが増えたことは間違いなさそうだ。
(出典:Yahoo!ニュース [西日本新聞社] 抜粋)
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