
諸々の用の帰りに、久しぶりに伏見ミリオン座へ歩きました。
頭の中が飽和状態:ホームページの作成で、マニュアル見ながら試行錯誤のこの頃。
上映までに少し時間がありましたが、タイトルで気になっていて、
今日を逃すと見れない気がして・・・自分に言い訳?と思いつつ。
インテリアを学んだものとして、『ヴェルサイユの庭園建築家はル・ノートル』というところまでは、
知識としてありますが、ノートルに採用されたとするこの映画の主人公の女性は?実在?
ストーリーも色々『深い』もので、楽しめます。
何かをしようとすると、男女問わす協力してくださる人。
女性を邪魔に思い いやがらせする男性 自分自身の遠いことを思い出し、少し気持ちが重なりました。
このブログを見てくださっている方は、私に力を貸してくださった方達、感謝しています。
宮殿の建設費や人工より、作庭にかかったそれのほうが多いとは聞いていましたが・・・
広大な雑木林を平地にし、庭にする、池を造る、噴水を造る、水利の担当責任者とダムの打ち合わせ、
平面プランでプレゼン、現場で詳細決定、庭師というより土木工事に近い・・・
タイトルが おしゃれすぎ?
原題を見たら、『A Little Caos』 たぶん、これでは 見に行かなかった。
映画と現実、17世紀と今、交錯します。
以前、ヴェルサイユ宮殿に行った時には 鏡の間は改修工事中という現実、
ツアーの時間が決まっていたので、庭側には出れず、ちょっと残念な記憶。
street view :もしやと思い、グーグルで見たら庭が歩ける!
画像が2009年8月ですが、行けます。
観光客が歩ける範囲は大丈夫のようです。
途中、迷子になりましたが 今日のところはすごい勢いで 突っ切りました。
航空写真で全体が見渡せる今ですが、 上空から見れない17世紀に
ブロックごとに 担当を分けて作庭し、美しくつなげた ノートルの統括力に凄さを感じます。
数十年の違いはありましが、ほぼ同時期の小堀遠州を思い出します。
世界的に権力・財力を持った人の 望みをかなえるべく存在した人たちが残したもの。
世界遺産というより、地球の財産!
映画を見ている途中で あっ と思ったこと。
字幕を見ていますが、耳から聞こえるのは 英語・・・ルイ14世が英語話している・・・
ルーブルの宮殿でも貴族の会話が英語・・・変なことにも 時々気づいてしまいます。
制作した会社がイギリスでした!
庭も映画も・・・
完成された形を見慣れていると、途中の過程は当然 過去のものになる。
・・・これも、私の仕事に重なります。