紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

Kちゃんのラッキーデー

2009-01-19 17:11:45 | テレビ
 本日は学校の入試のため、自宅学習ということで一日お休みのKちゃん。部活もそんなわけでお休みなので、本物の久々の休日である。昨日はクラブの仲間とヤッホーと大喜びだったらしい。

 むろんみんな部活は大好きだが、丸一日休日というのは、年間を数えてもそれほどない。たいへんに貴重な一日となるのだ。ほぼ一日をまじめに自宅学習していたKちゃんに、天は前唐オでご褒美をくださった。朝の番組『はなまるマーケット』の中のゲストコーナー『花まるカフェ』にて、Kちゃんがご贔屓のお笑いコンビNON-STYLEがゲストだったのである。毎朝新聞で番組チェックをしているKちゃんに抜かりがあろうはずがない。

 おかげで朝からおもいっきり爆笑させてもらった。

「M-1の賞金の使い道は?」と訊かれ、質問が終わるか終わらないかの早業で
「借金返済です~」と即答。「返事、早すぎるわ~!」とつっこまれつつ。
「M≠P優勝したとたん吉本興行から電話があって、『これで借金かえせるなぁ~?』てゆわれました~」
「東京出て来る時の支度で、会社にえらい借金してしもたんですわ~」

 M≠P優勝が決まった時、審査委員から「フリートークは苦手らしいので、それが今後の課題やな」というつっこみがあり、心配していたが杞憂に終わりそう。司会のヤッくん(薬丸裕英)も「ここまでのフリートークは面白かったですー!」と一区切り毎に報告。実は今日のこの番組宛のメールでも、かなり「NON-STYLEのファンですが、フリートークが心配です!」という内容でたくさん来ていたらしい(笑) 彼らが路上ライブで鍛えて来たのは伊達じゃ無いんだ。大丈夫!

 彼らの出会いから活動の軌跡、家族について、M≠P後のあれこれなど、爆笑話題満載の後、このコーナーのメイン、ゲストの紹介するスイーツの出番である。
 彼らの路上ライブ時代の唯一の贅沢であり、自分へのご褒美であり、目の前のニンジンだったスイーツは、以下のものである。

『雪苺娘(ゆきいちご)』
1個 210円(メーカー希望小売価格)
店:山崎製パン株式会社

 苺大福をひとまわり大きくしたようなお菓子。「雪見だいふく」同様、求肥でつつまれた球状の中身は、アイスのかわりにまるまる一粒の苺とホイップクリームとスャ塔Wケーキ! 大福の皮の中にホイップクリームたっぷりの苺ショートケーキがある、と想像していただきたい。甘いもの好きには魅力的だが、人前で食べるのは難しそう。粉は落ちるし、求肥は伸びるし、クリームはつくし、苺はまるごとだし。食べ方の難易度が極めて高そうだ。

 でも、そのときには「ふうん・・・」という感じで、特別どうということはなかったのだ。しかし、たまたま出かけたスーパーの食料品売り場に、どういう訳か残り1個!という状態で佇む姿を見た時、思わず「Kちゃん、食べたいやろな~!」とカゴにいれてしまった。それがファン心理(おかあさん心理)というものである。

 案の定、冷蔵庫に保管した「雪苺娘」を見せて上げた時、平静を装いつつも目がきらきらとして、実に美味しそうに食していた。NON-STYLE同様、ブレイクするか「雪苺娘」!? 山崎製パンは近々きっと「雪苺娘」の商品の前に「はなまるカフェで紹介されました!」「NON-STYLEうんぬん」というャbプを出すだろう。というか私が売り場担当なら、それは喜んで出すだろうな。

 そしてNON-STYLEのフリートークは明快で笑いに満ちていた。うまくお互いをフォローしあえる凸凹なふたりの人柄も、かなり好感度が高い。あのコンビの息の合った様子は、ちょっと爆笑問題を連想させた。彼らが爆笑問題のような息の長い、好感度の高いひとたちであり続けますように!

シェフ・ア・ラ・カルト

2009-01-09 22:31:57 | テレビ
 今朝、洗濯物を室内干ししながら、何の気なしにテレビをつけて『生活ほっとモーニング』を見る。番組は後に続く国会中継のため短縮になるようで、昨年9月に放映されたものの短縮編集された再放送だった。それはお料理番組だったので、斜め観る感じに丁度いいと思ったら、なんのその。5分も経たないうちに、すっかり仕事の手を止めて、画面に目も耳も、全力集中!

 番組では、日本料理、イタリア料理、中華料理と専門を異にする3人のシェフたちが登場し、順番に料理を作って行く。この日のテーマは『ピリ辛料理』。中嶋貞治さん(日本料理)、落合務さん(イタリアン)、孫成順さん(中国料理)が夢の競演をしたのだった。残念ながら、今回は孫さんの調理実演はカットされていたが、単刀直入なツッコミが、中国人ならではの味を出しており、3人の中でも色濃かった。

 日本料理の中嶋さんがトップバッター。たいへんお茶目なおじさまで、炒める場合、私なんかはせっせと箸を動かしてかき回してしまうが、『なすとえびのからし炒め』での茄子はあまりかきまぜないそうだ。そして、どうやらスタジオの落合さんに目配せしながら、『なにもしないのも仕事ですからね』とふたりだけに通じるギャグのように、ニヤッとつぶやくのだ。もちろんツーカーで落合さんはしっかりウケている。

 ナスを炒めた後、油がたりなくなったのに気付いた中嶋さん、「あともうちょっと、油ない? え? ないの? じゃ、次の(イタリア料理に使う)オリーブオイルちょうだいよ!」 いいのか、和食にオリーブオイルって・・・!?と、人ごとながらハラハラする私。しかも次の人の調味料を気安く使っちゃうなんて・・・とどきどきしながら落合さんをみたら、彼はニコニコしていたが、「どうぞ使ってください」とは、さすがにおっしゃらなかった。

 中嶋さんが、大量の粉からしをぬるま湯で練って辛子味噌をつくり、それを炒め合わせた材料に投入するのを、目を丸くしてみていたのは孫さんだ。
「辛子を鍋にいれるんですか!? 全部ですか?そんなに大量に!?」ちょっと言葉が途切れるほど、驚いてらっしゃる様子。落合さんがフォローする。
「大丈夫、熱したら辛みが飛びますから、辛みがなくなります」

 しかし落合さんのいうことなど、驚愕のあまり孫さんの耳には馬耳東風だ。
「辛子を炒めるなんて、中国料理にはありませんよ。そんなことしたら、中国では笑われますよ!!」

 出来上がって運ばれて来た辛子炒めを、とるものもとりあえず、といった風にそそくさと口に入れるのは、やはり孫さん。「辛くない!? これ、辛くないです!!」と大声で落合さんに驚きの報告をする。「だから辛みは熱で飛ぶんですよ!」

 いやー、まさに『夢の競演』だった。まさかNHKが、こんな面白い料理番組をつくるとは。実にNHKの底力を見せつけられたかのようだ。HNK、恐るべし。伊達に受信料を徴収していない。私も、もっとしっかりNHKを試聴して、元をとらねば。

 番組終了後、パソコンで検索して、レシピをプリントアウト。しっかり今晩の一品にしました、「なすとエビの辛子炒め」。H氏に試食していただいたところ、「おいしかった」とのこと。ただし「中に辛子のカタマリがあって、それが罰ゲームみたいに辛かった」とのことでした。辛子を入れてからは、よく混ぜないといけなかったのかも。

 レシピはこちらからどうぞ。

M1

2008-12-21 23:58:48 | テレビ
 今日のお昼に職場で盛り上がった一番の話題は「年に1回のM1の日!」であり、「だれが1番になるか?」であり、「去年のM1はしょぼかった」であり、「チュートリアルがグランプリのときがサイコーやった」であり、「『笑い飯』の「原始人ネタ」は、メッチャ面白い!」であり、「なんで去年は『サンドイッチマン』!?」であった。さすが関西の図書館スタッフが集まっただけのことはある・・・って、九州人も名古屋人もいるんだけどね。

 そして終業時になると、みんないつになく?いそいそと家路に向かうのだ。休憩室やロッカールームに行けば「みなさーん! あと5分でM1始まりますよー! 録画の準備は大丈夫ですかー?」と声がかかる。録画おねがいメールをし忘れた私は、「あ忘れた」と呟くや否や、「電話しないと、電話!」とプッシュされ、H氏に連絡するも、そっけなく「Kちゃんがしてるに決まってるやろ」とにべもない。

 帰宅すればすでにKちゃんは、空腹をものともせず、テレビにしがみついていた。敗者復活戦までは、彼女の予想どおり『ノンスタイル』が1位。
 「私が目をつけていただけある、やっぱり一番面白い」と大満足。決勝戦結果も1位で、Kちゃんも赤い目をして安心した模様。

 決勝戦の間、非常にマニアックなお笑いに関するKちゃんの評論を聞く。普通コンビで漫才やるときには、ボケはテレビ画面の中では左側なのだけど、『オードリー』は逆に右側にいるので、目立つ、とか。彼らはたしかにまあ面白いけど、M1が求める面白さとは、質が違うような気がする、とか。

 それから職場で話題になっていたM1に関するあれこれも質問してみた。

 それによると
「95年がM1の最高峰。もうあんな面白い年はやってこないかも。(笑いの質に関して)時代が変わってしまったんや」

「『笑い飯』の原始人ネタ、あれはほんまに面白かった!あれはサイコー」と全く『笑い飯』を好きでないKちゃんが笑顔で絶讃!

「去年は『サンドイッチマン』がグランプリ、というのを聞いた時点で、M1の録画を見る気が失せた」

 と図書館スタッフとほぼ同意見。

 職場のお笑いの水準の高さを思い知る。いやほんと、人間関係的には、笑いのレベルと比例してかなり居心地のいい職場なのです。現在「べつやくれい」と『聖(セイント)☆おにいさん』の布教活動中。ばっちり手応えを感じているところです。

 

雉は無愛想?

2008-12-17 10:17:33 | テレビ
 テレビのニュースをみていて、「けんもほろろ」という言葉を久しぶりに聞いた。でも、「けんもほろろ」って? 

 剣を抜いてさあ、戦うぞ!ってときに、実は剣は錆びていてボロボロだったことに初めて気付いた、みたいな? マンガなら笑って脱力だが、現実なら危険すぎる。でもこの言葉を聞いたときの、私の脳内ビジュアルイメージは、常に刃こぼれ、もしくは崩壊する剣になってしまう。

 気になったので、朝家事を終了後、ネット検索をかけてみる。

 そして、あっという間にわかりました。やっぱりわからないことは、即刻調べてみるもんです。

 まずは、意味。「けんもほろろの挨拶」というように無愛想でつっけんどんな態度を表すときに用いられる慣用句。でも、だからなぜ「けんもほろろ」なのか?

 なんと、「けん」も「ほろろ」も雉の鳴き声らしいのだ! そしてそんな雉の鳴き声は、非常に無愛想に聞こえるらしいのだ。

 意外!!! 雉って無愛想なの???

 そんな無愛想な雉が「おい、モモタロー、きびだんご、くれよ」(脳内音声は、『ちりとてちん』の四草)みたいな感じで、桃太郎に近寄る様を想像してみた。「えっ!? あのー」と振り向く桃太郎は、なぜか桃太郎のコスプレをした喜代美役の貫地谷しほりだったりする。

 あと、ケーン!と鳴く雉の声は、つっけんどんで無愛想というより、まず白黒テレビ時代のアニメ『オオカミ少年ケン』は、オープニングソングのバックコーラス!?を思い出すのですよね。
 ♪走れよ(ケーン)♪ みたいな・・・一部の年配者にしか判らない話ですみません。


☆『寄生獣』8巻で大感動・・・これほどクールに愛と共生と「笑いの力(や意味)」を語るマンガだったとは。まったくもって参りました。あと2巻は、この感動のほとぼりが醒めてからの方がいいのか、思案しつつも・・・いや、そんなこと、とてもできません!
 

息継ぎもできなかった!

2008-11-22 23:45:08 | テレビ
 なにげなくKちゃんと『レッドカーペット』を見る。何の期待もしていなかった。その後、まさか息継ぎもできないくらい笑いに次ぐ笑いを経験するとは。

 その前後のお笑い倹lは、すべてぼやけてしまうくらい、逆にその前後はジャマなくらい、際立って面白かった。

 漫才コンビ、NON-STYLE(ノン・スタイル)である。彼らの漫才の間、私はまさにジェットコースター状態だった。しかも、いつもなら「フフン」と鼻で笑うだけの、もしくは顔をしかめて苦笑いするくらいが関の山な、笑いに関しては非常に厳しい批評眼をもつKちゃんが、実にうれしそうな笑顔で真剣に笑っている。これは本当に希有なことなのだ。

 「なに、このヒトら、突出して面白いやんか!! もう、このあと、なんにも見たくないくらいに面白かった!」
「そやろ~? 面白いやろ~? このネタ、5回目くらいやけど、やっぱり笑えるねんな!」 とうれしげなKちゃん。

「このヒトら、最近東京に行ってしまわはったさかいな・・・」と残念そうでもある。「私、4年くらい前に、この人ら発見して、テレビに出てはるときは、しっかりチェックしてたねん。(私の中で)1、2を争うくらい、面白い人らやねん!!!」と、大プッシュである。そして、なぜか自慢げでもある。