今日はなんか、えらく花粉症がひどいなあ!?と思っていたら、発熱しだしたので、どうも風邪だと気付く。
他に書きたい事もあるけれど、またそれは日を改めて。PCの順番待ちをしているうちに遅くなってしまい、日付が越えそうなので、今日はあきらめておやすみなさい。
PC待ちをしている間、NHKのETVでモデルの様に美しい若き日本画家、松井冬子のドキュメントを見る。http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
彼女の絵の痛々しくも恐ろしいモチーフとイメージに、男性インタビュアーは、理解不能と遠巻きにする感じで、誰も歯がたたない(ように見えた)。
きっぱりとした松井さんと互角、それ以上の立ち位置で、松井さんを抱擁するかのようなインタビュアー、上野千鶴子さんに、「ああ、彼女らしいな、優しい温かいひとだな」と、最後にやっと「いいもの」を見た。
上野さんは論も立つが感性も鋭く、五感を総動員して松井さんを観察している様子がすごい。あれだけ「相手を出来る限り理解してみせる!」という決意を全身から発散させる、真剣に目の前の相手と対峙する人は、そんなにいない。
上野千鶴子という人は、一般的なイメージとして猛者(なにしろ切れ者)かもしれないけど、担当の学生たちや傷ついた女性たちには、本当に優しい。全身全霊で受入れる覚悟なのだ。それはもちろん彼女自身が傷の痛みを身を持って知っているからだけど。
松井さんに言った上野さんの言葉。
「シアワセになるのを躊躇しないで。シアワセになれば、それはそれで新しい道が広がるから。大丈夫」。
「でも予想できないんですよね、そんな自分が。」と自嘲気味に微笑みながらきっぱり言い切る彼女に「人間ってね、自分の予想をはるかに超えて、変われるの。それくらい人間って、変われるのよ!」と、本気で真剣に言葉を届ける上野さんに、ぴしっと松井さんのガードがかすかだがひび割れたような気がした。
上野さんには松井さんの現状だけでなく、未来をも予想できたのかもしれない。彼女の願いに満ちた言葉が、松井さんの心にきちんと届き、それが実現できることを私も願う。痛みと呪詛から解き放たれた後の松井さんの絵を、私も見たいから。
他に書きたい事もあるけれど、またそれは日を改めて。PCの順番待ちをしているうちに遅くなってしまい、日付が越えそうなので、今日はあきらめておやすみなさい。
PC待ちをしている間、NHKのETVでモデルの様に美しい若き日本画家、松井冬子のドキュメントを見る。http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
彼女の絵の痛々しくも恐ろしいモチーフとイメージに、男性インタビュアーは、理解不能と遠巻きにする感じで、誰も歯がたたない(ように見えた)。
きっぱりとした松井さんと互角、それ以上の立ち位置で、松井さんを抱擁するかのようなインタビュアー、上野千鶴子さんに、「ああ、彼女らしいな、優しい温かいひとだな」と、最後にやっと「いいもの」を見た。
上野さんは論も立つが感性も鋭く、五感を総動員して松井さんを観察している様子がすごい。あれだけ「相手を出来る限り理解してみせる!」という決意を全身から発散させる、真剣に目の前の相手と対峙する人は、そんなにいない。
上野千鶴子という人は、一般的なイメージとして猛者(なにしろ切れ者)かもしれないけど、担当の学生たちや傷ついた女性たちには、本当に優しい。全身全霊で受入れる覚悟なのだ。それはもちろん彼女自身が傷の痛みを身を持って知っているからだけど。
松井さんに言った上野さんの言葉。
「シアワセになるのを躊躇しないで。シアワセになれば、それはそれで新しい道が広がるから。大丈夫」。
「でも予想できないんですよね、そんな自分が。」と自嘲気味に微笑みながらきっぱり言い切る彼女に「人間ってね、自分の予想をはるかに超えて、変われるの。それくらい人間って、変われるのよ!」と、本気で真剣に言葉を届ける上野さんに、ぴしっと松井さんのガードがかすかだがひび割れたような気がした。
上野さんには松井さんの現状だけでなく、未来をも予想できたのかもしれない。彼女の願いに満ちた言葉が、松井さんの心にきちんと届き、それが実現できることを私も願う。痛みと呪詛から解き放たれた後の松井さんの絵を、私も見たいから。