元BAR ZERO The botanical 店主のつぶやきブログ ただ今お店は長期休業中…

お酒、ハーブ、薬、茶、クラフトレモンリキュール禮満(レイモン)、テイスティングコメント等、雑学などつぶやきます。

レビー小体型認知症

2024年12月17日 | 認知症関連

レビー小体病

レビー小体病による認知症(レビー小体型認知症)は、比較的新しく発見された疾患で、研究は始まったばかりといっても過言ではありませんが3番目に多いと言われている。

レビー小体という特殊な物質が脳の神経細胞の中に出現した結果、認知症になることがわかっていますが、その原因などはまだ解明されていません。

初期のころは記憶障害よりも、実際にはないものが見える幻視や、見間違い(誤認)が目立ちます。幻視では、多くは実際にはいない小動物や人がありありと見えてしまうようです。

パーキンソン症状(動作がゆっくりになる、無表情、筋肉のこわばり、歩幅が小さくな、倒れやすい)が出現するのも特徴の一つです。また、頭がはっきりしているときと、ぼーっとしているときの変動が大きく(認知の変動)、記憶の障害が目立たないために、周囲の人たちがとまどってしまうことがあります。

転倒事故の危機性が高い認知症。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2より





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脳血管性認知症

2024年12月16日 | 認知症関連

脳血管疾患

脳血管性認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで多く、脳梗塞や脳出血といった脳血管疾患によって起こります。

脳血管性疾患は、脳の一部への血行が途絶えたり、不十分だったりするために、神経細胞が破壊されることが原因で、高血圧、脂質異常症、不整脈や糖尿病といった全身疾患を背景にもつ人に起こりやすい。

主に脳血管疾患の発作によって認知症は急激に発症しますが、ごく小さな脳梗塞がたくさん起こる多発性脳梗塞による認知症は、ゆるやかに発症するといわれています。

からだのまひや嚥下障害、言語障害などの神経症状を伴うことが多いのが特徴です。

障害が起こった脳の部位が担っている働きによって、神経症状も多様な現れ方をします。障害が起こっていない領域の脳は正常に働いていますから、認知障害の現れ方が非常に目立つこともあれば、まったく障害がないかのようにみられることもあります。これは、障害された機能と正常な機能の差がはっきりしているためで、まだら認知症と呼ばれます。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2より





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頭頂葉の働きと認知症

2024年12月15日 | 認知症関連

頭頂葉と認知症


・優しい計算でも間違える

・よく知っている場所でも道に迷うことがある

・重ね着したり季節外れのものを着る、着衣の順を間違える

・自宅でも部屋やトイレの場所を誤る

・外に出て行きたかったり、出て行ったりする

・椅子にうまく座れない

〜家族よ、ボケと闘うな!より





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後頭葉の働きと認知症

2024年12月14日 | 認知症関連

後頭葉と認知症


・鏡の中の自分を見てもわからない

・人がわからないだけじゃなく、誤認する

・表情から喜怒哀楽が読み取れなくなったり、重度では男女の区別がつかなかったりする

・「声が聞こえる」「虫が見える」などの幻覚

〜家族よ、ボケと闘うな!より





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側頭葉の働きと認知症

2024年12月13日 | 認知症関連

側頭葉と認知症


会話中に「あれ」「それ」などの代名詞をよく使う

昨日の出来事をほとんど忘れてしまう

今言ったことでも、すぐに忘れてしまう

自宅でも部屋やトイレの場所を誤る

食べたことを忘れ何度も食事を要求する

食べ物でないものでも食べようとする

家族の名前を間違えたり忘れたりする

よく知った人の顔を見てもわからない、または誤る

作り話をよくする

新しいことが覚えられない

ごく簡単な事でも理解できない(感覚失語

〜家族よ、ボケと闘うな!より





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前頭葉の働きと認知症

2024年12月12日 | 認知症関連


・時々死にたいと言う(左半球)

・いつも上機嫌でよくしゃべる(右半球)

・ゴミや紙などを収集する

・暴力を振るうことがある

・意欲がなく新しいことへの関心がない

・身だしなみを気にしない(身なりに無頓着になった、化粧しなくなった)

・話がくどく、同じことを何度も繰り返す

1つの用事をしている間に他の用事を忘れる

・自分でしようとせず、他人に頼りがち

・言葉がうまく話せないが意味は理解できている(運動失語)

・不潔、清潔の区別がつかない

・尿や便を漏らす

・段取りよく物事を進められない

・状況に応じた行動ができない

・融通が利かず、頑固で相手の意見を聞こうとしない

・毎日同じ時間に同じ行動をとる

・わが道をゆく行動

・ちょっとしたことでイライラする

・ちょっとしたことで泣いたり、激怒したりする

・忍耐力がなく集中力が低下している、仕事が長続きしない

〜家族よ、ボケと闘うな!より





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前頭側頭型認知症とは

2024年12月11日 | 認知症関連

お店で大声で起こり出した人、

お金を払わずに商品を持って帰る…

もしかするとこちらの認知症の方かもしれません…


前頭側頭葉変性症(ピック病)

前頭側頭型認知症は、前頭側頭葉変性症によって起こり、初老期(4064)に発症する認知症の代表的なものです。アルツハイマー型認知症が脳の全体が徐々に萎縮していくのに比べ、思考や感情、性格、理性などの働きを担う前頭葉と、記憶、言語、判断、聴覚などを担う側頭葉が萎縮していきます。


初期には記憶力低下や生活上の障害は少なく、家族や周囲の人が人格変化に気づくことが特徴的です。


人格変化は、反社会的行動、自制力の低下(脱抑制)、自分勝手、無精(なまける)、無頓着といった、本能のおもむくままの行動をするようになったというもので、本人に病識はなく、注意をしても悪びれた様子がみられないため、家族や周囲の人は「人が変わった」と感じてしまいます。


また、本人にとっての決まりごとがあり、決まったものしか食べないとか、決まった時間に決まった行動をとるという「常同行動」がよくみられます。常同行動をさえぎると、興奮したり暴力をふるったりする場合があり、施設の生活になじみにくい面があります。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2より






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認知症による障害

2024年12月10日 | 認知症関連


1.記憶障害


記憶の整理

記憶は、情報が入り(記銘)、記銘された情報が脳内にためられ(保持)、必要に応じて取り出される(想起)という過程から成り立っています。

記憶は保持される時間によって、即時記憶(短期記憶)、近時記憶(長期記憶に分類する考え方もある)、長期記憶に分かれます。

記憶はまた、その内容によって、陳述(宣言的)記憶と非宣言的記憶に分類されます。

陳述記憶は、意味記憶とエピソード記憶に分類されます。

意味記憶は、知識や言葉の意味に関する記憶で、物事を考えるときの素材となります。例えば、アメという音を聞いたときに、雨は空から降るが、飴は甘い菓子だというように言葉の意味は知識とともに思考のなかで使われます。

エピソード記憶は、自分はどこで育ち、どんな人生を送ってきたのか、今日は朝起きて今まで何をしたか、昨日は誰に会ったか、といった自分の人生における出来事に関する記憶のこと


⚪︎失見当(見当識障害)

時間と場所、およびこれに関連して周囲を正しく認識する機能である見当識が障害され、時間や季節、場所の見当がつかない状態を指す。

アルツハイマー型認知症で強く障害されますが、せん妄でも起こります。

⚪︎失語

言葉を理解することや言葉を発することが障害されたりできなくなったりすることをいいます。

⚪︎失認

目や耳などの感覚器は障害されていないのに、見たり聞いたりしている対象を正しく認識できなくなる状態です。

家族や親しい人の名前はわかるのに、その人の顔を見てもわからないといった相貌(そうぼう)失認はアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症で起こることがあります。

⚪︎失行

からだを動かす機能は障害されていないのに、目的に応じた行為ができなくなる状態です。

日常的に使っている機械の操作ができなくなる、例えば洗濯機の使い方がわからないといったかたちで、認知症の早期から目立つことがあります。中程度〜高度の認知症の場合は着替えが困難になり上着のそでに足を入れようとしたり、ズボンを頭からかぶろうとすることがあります(着衣失行)

⚪︎実行(遂行)機能障害

目的のある一連の行動を有効に行うために必要な、計画・実行・監視能力などを含む、複雑な認知機能が障害された状態。

例えば、それまで手際よくできていた料理などの作業ができなくなったということが起こります。それ以外にも入浴動作や排泄動作なども実行機能によって支えられていますので、そういった当たり前に行っていた1連の動作が途中でわからなくなり、動作の途中で止まってしまいます。

〜介護職員初任者研修課程テキスト2より





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アルツハイマーの進行

2024年12月09日 | 認知症関連


アミロイドβの蓄積

アルツハイマー病発症の原因となる「アミロイドβ」は、40代後半から脳内に蓄積されていくと考えられています。

タウの蓄積

脳内へのアミロイドβの蓄積が進むと、ニューロン内で「タウ」と呼ばれるタンパク質が凝集し、ニューロンが異常をきたすことが知られています。

炎症反応

ニューロン内にタウが蓄積するとニューロンは死に至り、大規模な炎症が起き、脳は萎縮していきます。

認知機能障害

ニューロンが死滅するにつれ、記憶や思考、計算、判断などの知的な機能に障害が現れます。

臨床症状

ニューロンの死滅がさらに進むと、幻覚や幻聴が現れたり、徘徊を行ったりするようになり、徐々に日常生活を送ることが困難になります。最終的には歩行も困難になり、寝たきりとなります。

〜ニュートン別冊認知症の教科書





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腸内細菌と認知症

2024年12月08日 | 認知症関連

腸内細菌層で生み出されるアンモニアが認知症のリスクとの関連が高く、乳酸は低いと言う結果が得られた。

研究では、腸内のアンモニアの濃度が1上昇すると、認知症になるリスクは1.6倍上昇することがわかっている。アンモニアは特定の腸内細菌が生み出すもので肝硬変などの肝疾患などでは、腸の管の中に増えたアンモニアが脳の機能に悪影響与えることがわかっています。一方で腸内の乳酸の濃度が高いと、認知症のリスクは約60%低下することを示されました。

Newton認知症の教科書より


毎食後、

ヨーグルト食べましょう!笑





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