キャッチャーの指導 Jr編 その1

2020年07月12日 06時25分00秒 | 少年野球

前にも記載させて頂きました通り、今 Jr(4年生以下)の指導を中心に行っております。

キャッチャーは本当に難しいポジションです。

ピッチャーからのボールを取るだけでなく、色々やる事が盛りだくさんです。

その『キャッチャーとしての技術的な事』を簡単ですが述べさせて頂きます。

これも、違うという方が居れば、是非ご指摘下さい。

 

Jr監督とも相談し、対象となる選手3名選抜しました。

ユウマ(4年生)ヒロワカ(4年生)ヤマト(3年生)です。


キャッチャーの練習は、小学生には結構ハードだと思います。

反復練習をして、身体に覚えさせたい気持ちはわかりますが、選手の故障に繋がっては意味がありません。

本当は、下半身や股関節強化練習を行った方が良いのですが、先に述べたように、結構小学生にとっては厳しい練習になります。

ですので、小学生のうちは反復練習よりも、短時間で集中した練習を行うことの方が結構理解してくれていると思います。

だから、私もキャッチャー練習は普通の練習に比べて、休憩の間隔を多めにとっております。

それでは、具体的な練習方法です。まずは構えからです。

構えは色々ありますが、絶対条件として「ピッチャーに対して正対」は必ず守って欲しいです。

どうしてもランナーが居たら、盗塁に備えて斜に構えてしまいがちですが、ここも頑張って正対にして欲しいです。

あと、ランナーが居なければなるべく楽な構えで良いとも思います。

常に緊張感を持つことも大事ですが、やっぱり疲れます。

特に夏場は防具もつけ、立ったり座ったりと過酷なポジションです。

私の経験的にも、いい意味「楽にできるところは楽をする」スタンスで良いと思います。

だから、ランナーが居なければ、私は片足をついてキャッチングします。(この片足についてはまた後日お話しします)

最後に、足の幅は肩幅より若干広く、どっしり腰を下ろして、踵は浮かさず地面につけて大きく構えます。(ランナーが居たら若干腰を浮かし気味で)

 

次はキャッチングです。

兎に角、捕球時にミットを動かさない事です。いわゆるビタ止めです。

あとグローブ内のキャッチ(捕球)する場所は、親指と人差し指でL字を作ったその間で掴む感覚です。

この間に入れて捕球すれば、良い音でキャッチングできます。

この時、肘は軽く曲げてキャッチした方が遊びができて捕球域が広がると思います。

また、選手にはここを時間をかけて説明しました。

「キャッチングの際、ボールの勢いに負けてミットが下に落ちたり、外角に捕球が流れてしまうと、せっかくの良いボールも球審によってはストライクをとってもらえない場合があるよ」

「だから先に言った『ミットを止める』という意識を持ってキャッチングを行う事は非常に重要な事だよ」

「特に低めと右打者の外角低めはピッチャーにとって生命線となるよ」

「ここをビタ止めできるか、ミットを流されるかでピッチャーを殺すか活かすかがキャッチーで決まってくるよ」

ここで選手には、以下の事を指導させて頂きました。

①外角(特に低め)は流されないように意識して手首を強くして構えておく。

②基本ミットを動かす事は球審に対する侮辱行為になるので、ミットは動かさない。

③ボールをストライクにするのでなく、ストライクをストライクと言ってもらえるキャッチングをする。

今日はこの辺で…。

 

次回は盗塁時(ニ盗,三盗)の送球と、キャッチャーフライ、ルール関連について記載します。

ではでは!